知らない人んち感想(投稿者目線)

視聴者のアイデアが来週放送される!ということで「なんやこれ面白そう!やったろ!」と意気揚々と参加。

テレビにでてる俳優の方々を自分の考えた脚本に沿って動かせたらまぁ面白いだろうなぁ…しかし、脚本なんぞ考えるのは初。みようみまねでトライ。

第一話を考える。「家族仕様の家でこの人達の家じゃなくて近づいたらアカン部屋があってミステリーっぽくて、う~ん一家殺人は安直やし他だと繋がらんなぁ。ジェミが埋めてるもの…なんでこんな道から丸見えんとこ埋めるんかなぁ」

最初はシンキングタイムが2週間くらいあったので、多くの方が大筋の流れをつくったのではないだろうか。「よし知らない人んは実は何々で1ー2話でまた伏線はって、3ー4話でこないな感じに展開したろ!」時間あるときはいかに謎を回収して面白く展開できるか、をずっと考えていた。

いよいよ1話の放送前。「採用されてたらどうしよう、あの伏線は雑なんや、採用されたら責任もって面白い2話も考えなアカン」という謎の責任感を発揮。

1話放送。「ワシの採用されてへん」「うんうんジェミやっぱ病んでる系キャラなるよなぁ。子供の絵…きいろがかいたの?!二話のゲストてなに?!登場人物増えんの?!」

二話を考える。「木曜10時締切か~時間ないわ~。子供のきいろを知ってるてことは出会いは仕組まれたもんになるな~ゲスト増えるのきっついなぁーカメ止めネタいれたいな~ストーリーに組み込ませなアカンな~」寝る前も目を閉じていかにうまくフラグを回収するか思考。睡眠不足になる。

そして2話の放送前。「なんやかんやワイの投稿、けっこう謎は繋げられたなぁ、太田Pが1話の投稿のとき設定をかかんと解らん言ってたから設定もかいたし。採用されてたらどないしよう。3話も責任もって面白くせなアカン。」責任感まだ健在。

二話放送。「ワシの採用されてへん」「ニゲラとはよう考えたな~過去の事件てなんやー謎増えたわ~次回もゲスト…6人…」



「6人??!!」



「6人てなんや!この中盤で6人てしかも若い女子しかおらん!通行人Aとかしかないわ!てか身だしなみ整えるシーンて何?!これがスポンサーちゅうもんか!これが力なんか!」

2話終了あたりから展開できる方向性や可能性が減り始め、謎がこんがらがり始め、採用されない現実が重くのしかかってくる。

ワイのストーリーにしようとしていた「知らない人んち」が自分の手から離れて知らない方向へ歩き出していく…(キメ顔)

3話を考える。「んーそろそろ謎を展開していきたいなぁどうしたら辻褄あうんかなあ~未回収の暗室にオチになるもん仕込みたいけど何も浮かばんなー」わりと寝ながらやれる範囲で辻褄を繋ぎ合わせて、細かいところは他の投稿者に任せる。責任感なんて初めからなかったんや。

3話放送「やっぱワシの採用されてへん」「堂島佐和子かぁ別人になってもうたかーどうしたもんかなー全然謎を回収できんなー」「次回でサッポロビール…『楽しく』乾杯かぁ、このシリアス状況で楽しくいうたらハッピーエンドもってくしかないなぁ。大変やなぁ」

4話を考える。「なんやもうようわからんなーどうしたら謎つなげておもろいオチにできるんやー。」採用されない現実と自分の物語から遠く離れた悲しみにより意気消沈気味。ぐっすり寝ながら設定だけ考える。責任感?絶滅したよ?

4話放送。「ほー佐和子はきいろ救いにきてゲストを園長にして…ニゲラまた出してハッピーエンドかと思ったらアクのバッグを銃にして…凄いな~うまいこと回収するもんやな~」※もはや他人ごと。


完。


話終了ごとに議事録を公開してくれて、自分の名が載っていると頑張ってつくったものに目を通してくれていることが伝わってやはり嬉しかった。打ち合わせに主演の筧さんが参加している様子もあって「ワイの投稿も目にとまったりするんやろか」とドキドキした。

太田Pの議事録の問い合わせの記載にもあったが、その話の脚本全部を考えても、その一部や1つのアイデアが採用されている気がして、全体の脚本を考える意味ないかな?と率直に思ったのは事実。(スタッフ「いやいや脚本全体で採用したら辻褄合わんし話が面白くな(ry 」)

チャレンジのドラマだったと思うが、観るだけとは違った、作り手側にたってドラマを共有することができた。演者、スタッフ、投稿者全員でドタバタにつくりあげた「知らない人んち」は思い入れをもつ作品となった。貴重な体験をさせて頂きましたありがとう。



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