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欲しいブランドを気兼ねなく買える「リセールバリュー」の思考ーー「RECLO(リクロ)」が伊勢丹新宿本店、三越銀座店にリアル店舗開設

リセール通信はハイブランドリセールプラットフォーム「RECLO(リクロ)」がお伝えする「モノの持ち方と買い方」をもっと自由にする、ビジネスマガジンです

こんにちは!リセール通信編集部です!今日から始まった「リセール通信」では運営する「RECLO(リクロ)」を通じてもっと自由に、かしこくブランド品が持てるビジネスノウハウなどをお伝えしていきます。

早速ですが、こちらを公式発表させていただきました。

ハイブランドリセールプラットフォーム「RECLO(リクロ)」を運営する株式会社アクティブソナーは業務提携中の株式会社三越伊勢丹と協業をさらに進め、「RECLO買取ご相談窓口」を伊勢丹新宿本店、三越銀座店に2019年4月1日にオープンいたします。百貨店におけるリアル店舗の常設はRECLOとして初の取り組みとなり、これを皮切りに三越伊勢丹グループ百貨店におけるリセール活動(※)を本格的に推進してまいります。(公式のプレスリリースはこちら)。

今回、このリアル相談窓口オープン記念としまして、編集部では弊社代表取締役、青木康時に「リセール」が生み出す世界観、モノの新しい持ち方について語ってもらいました。

いよいよリアル相談窓口がスタートしますね。開設までの経緯、青木さんから語っていただけますか

青木:はい、ありがとうございます。三越伊勢丹グループさんとは2016年から資本・業務提携を開始し、MI カード会員向けにRECLOを通じたハイブランド品の委託販売・買取および購入サービスを提供していました。

今回の買取相談窓口ってブランド品だけが対象なんですか

青木:いえ、ハイブランド品やファッションカテゴリだけじゃなく、骨董品や宝飾品、着物、アート、高級酒といった高級品カテゴリも扱う予定です。

なるほど、これで百貨店を利用する中高年代の方も利用できそうですね

青木:利用機会がなくなったアイテムを百貨店に持ち込み、ご自宅のクローゼットをリフレッシュしていただくことで、新たな商品購入を促進する「リセールエコサイクル」の構築を一緒に目指すのが目的ですね。

RECLOってこういった買取商品をどうやって次に使ってもらう方に販売してるんですか

青木:RECLOサイトをはじめ、色々な販売チャネルがあるんですが、今、実は中国がすごく盛り上がってます。

爆買いはもうブーム過ぎてるんじゃ

青木:いえいえ、しっかりと独自のルートを構築していていますよ。

特にハイブランド品は世界中が価値を理解するグローバル商材で、さらに日本人が目利きをしている中古ブランド品は「Checked In Japan」という「安心・安全」が評価されアジア各国、特に中国本土に多く売れています。

Checked In Japan!

青木:その証拠に、RECLOでは既に全体売上の40%以上が中国での販売となっている状況です。RECLOは世界200か国で同時併売できる越境ECシステムにより年率2倍以上の成長をしているんです。今後は、「日本で集めて世界で売る」の先にある「世界で集めて世界で売る」を実現したいと考えています。

なるほど、使わなくなって百貨店やサイトでリセールされたブランド品は中国の方々にも使っていただけてるんですね。ところで青木さん、使わなくなったブランド品を委託販売する場合、何に気をつければいいんですか

青木:リセールバリューってご存知ですか?

中古車とか時計の再販価値ですよね。中古で買い換える時のことを考えてあんまり値崩れしないものを買ったりします。高いですからね

青木:そう。ブランド品も同じ考え方があるんです。不動産や車と同じように、実はフリマアプリの浸透などによりコモディティな商品についても「売ったらいくらか」を買う前に確認する事が増えてきてるんです。

確かに

青木:特に20代前半にはその傾向が強く、同時にシェアリングエコノミーの浸透により、モノの持ち方は「必要な期間だけ利用したい」という期間利用的になってきています。特にラグジュアリーブランドなどは、そのモノの価値やブランド力は決して衰えていませんが、所有して一生を添い遂げるという価値観が薄れたことで、日本の若者を中心としたブランド離れが起きつつあると見てますよ。

ずっとタンスの中に眠ってるよりはそれを使えるものに「交換」できた方がいいですもんね

青木:リセールバリューとはつまり手放す時の価値です。ただ、それを知りたい欲求が増した最大の背景は、これまで店やECで買う側だった一般消費者が、SNSやネットを通して売る側としても転換しやすくなったことだと考えます。

なるほど、交換してくれる相手が見つかるんであれば、買い替え前提でモノを買う方が結果的に得ですね。なんか買い替えというよりは買い方が変わりそうです

青木:それが一番大きなポイントなんです。ブランド品のように高額な商品を手にする時、買うべきか買わないべきかやっぱり悩みますよね?

めちゃ悩みます

青木:使うのか飽きてしまうのか、タンスの肥やしになったら嫌だし…と。このように買う前に消費者は費用対効果の天秤をシミュレーションするんですが、定性的な感情にはなかなか答えが出にくい。

でも売れる値段=リセールバリューが定量的に確認できると、「いくら分使えばモトが取れるのか」が判断しやすくなる。つまり、リセールバリューを知ることは、不動産や車と同じく、買う自信を与えるきっかけになり、コマースを促進する効果があると思います。

なるほど「売る前提で買う」ことができると

青木:そうです。つまり、リセールバリューを知ることは「購入のハードル」を下げることに繋がるんです。

こういう考え方を持った若い方々がシェアリングエコノミーによって出現していることは肌身に感じています。RECLOとしてこれを当たり前にした結果、どういう世界を作りたいと考えてますか?

青木:「モノの持ち方と買い方」をもっと滑らかで自由なものにすることです。

欲しいモノを気兼ねなく買える、満足したら適切な価値で次の利用者に渡っていく。そして、それらのエコサイクルがしっかりとした「安心・安全」を乗せて輪廻していく事で、モノを大切にして無駄を減らしていく社会が理想だと思っています。「安心・安全」が抜けたり、駆け引きが発生したりすることなくリセールが行われる場所を創りたい。それがRECLOとして実現したい世界観です。

ありがとうございました

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※リセールとは
当社は「価値あるモノの命を、未来へと正しくつないでいく」というビジョンのもと、再利用を意味する「リユース」ではなく、正しい価値でモノが販売されていく「リセール」を推進してまいります。「リセール」という考え方が浸透することで、賢くスマートなブランド品売買の実現を目指します。

▼RECLO(リクロ)について https://reclo.jp/
RECLOとは高級ブランド品を対象とし、ブランド品を売りたい人と買いたい人それぞれのクローゼットを“シェア”しあうリセールプラットフォームです。ユーザーは不要になったブランド品をRECLOに預けるだけ。あとはRECLOが、専属の鑑定士による商品の査定・値付けから出品、取引成立後の入金確認、配送まで全て面倒な作業を行います。

加えて、全品正規品保証をお約束する安心・安全な委託&買取サービスを展開することで上質なリセール体験を提供しています。さらに、アジア、欧米、その他さまざまな地域において約200ヶ国で同時併売できるシステムを保有しているため、リセール品を適切な価格でグローバルに販売可能です。

既に海外売上比率は40%を越え、グローバルリセールプラットフォーム事業が好調に推移。Checked In Japan の日本品質が受け入れられ、中国大陸での販売が拡大。先行きが不透明な景気環境に強いリユース事業の中で、ユーザーに透明性の高いコンシェルジュサービスを提供できる委託販売方式が評価されています。

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