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【MVV ミッション、ビジョン、バリュ―が生まれたワケ 】リ・アンティーク株式会社

僕らはまだまだ言えた立場でもない、埼玉の田舎にある小さな会社ですが、
勝手ながら、質屋、リユース業界の皆さまが、発信に興味をもち
行動するきっかけになればいいなと思っています。

自分が学んできた中で思っていることや
単なる意見の1つだと思って、
そんな考え方もあるんだなというレベルで聞いてもらいたいなと思います。


自己紹介


まずは自己紹介から。
僕らの会社、リ・アンティーク株式会社についてです。

会社の名前の由来について


Antique アンティーク =「人の手を介し大切にされてきたモノ」

REliability = 信頼(ヒト)
ご縁ある方、お客様との信頼構築をしながら

REnovation =新たな価値(ヒトとモノ)
モノと関わる人から新たな価値、付加価値をつけ

REvival=復活・再生(ヒトとモノ)
地域社会、世の中に復活させて、

REuse=リユース(再循環)を通して、
再循環させる橋渡しとして必要な方へとへと繋ぐ。


リユースを通して、人とモノの想いを受け取り
人もモノも新たな”価値”をつくり
地域社会、世界への架け橋へとなる。
そんな想いが込められています。


リ・アンティーク_ロゴ

https://re-antique.jp/


商品やサービスについて


①資産評価、買取事業

企業、個人が保有している有形資産のご売却、
相続に関する有形資産のご売却、遺産相続評価書の作成。

あらゆる分野で専門家のネットワークと
適正な時価評価での買取と、
再資源化を徹底し、残置物を含め
一括で不要品の引き取りをサポートします。

②生前整理、遺品整理

終活や断捨離、モノから家までまるごと鑑定、
地域と密接に相続に関わるお困りごとを解決する
2021年12月「モノまるコンシェルジュ」をリリース。


https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_6709.php


親の相続がこれからあるから準備しないといけない、
そんな悩みを抱える方をサポートいたします。


③リユース専門 EC事業

ブランド品や宝石、美術品などあらゆるリユース品を
国内に限らず、海外へもオンラインを活用して
商品を提供しています。

今後もECを通してグローバル化を進めるため、
さらに販路を拡大しています。




どんな社員がいるの?雰囲気や組織文化について






地域で活躍したい、やりがいをもって働きたい。
自身が成長して、価値をつくりたい。
そんな熱い思いを持った社員です。

真面目で誠実なところがとても素晴らしいです。

中途ではありますが、
デザイナーとして、
大手企業に10年以上勤めて思い切って転職した社員、
Webデザインの畑からリユース業界に思い切って飛び込んだ社員がいます。
まったくの業界未経験で鑑定士となりました。

https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_4573.php


鑑定士 バイヤー 野澤


フレックスの時短正社員で主婦の方も活躍しています。

もともとアパレルやインテリアで店長をしていた方、
さまざまな経験をされた個性ある素敵な女性スタッフ

パートアルバイトさんの主婦の方々も多く
仲良くアットホームです。

EC事業部の作業現場イメージ



相手への配慮や尊重、
チームでお互いをフォローしていく姿勢、
コミュニケーションを大切にする文化が根付いています。


目標達成のために頑張るところは頑張る。

みんなが当事者意識をもって
自身の役割を全うしています。

個人プレーよりもお互いの弱みや苦手を補い合いながら
それぞれが適所適材で強みを生かそうとする、
そんな会社です。

未来のヴィジョンや、会社の理念、
目指しているゴールなどについて



ヴィジョン

MVVのビジュアル

「 光、輝く 」
自分らしく生きる
輝くを創り 未来を明るく照らす。

社員が光り輝く "唯一無二“  のトレーディングカンパニー



リユースだけでは終わりません。
「リユースをデザインし、エンターテインメントをプラスする」


人の成長に携わる教育や
地域のお困りごとを解決する事業展開を目指しています。



「この会社、面白い、光ってるよね」を創り出せるか。


中期ビジョン

「埼玉×リユース業界」で圧倒的NO.1 ブランドがある会社
発信力 NO.1 クチコミNO.1  社員やりがい、満足度 NO.1 を実現します。


中期ビジョン


理念


商売(ビジネス)は、人を幸せにするためにある。

商売を通して、従業員、お客様、地域社会も含めて、三方良しであること。みんなが笑顔になりありがとうが生まれること。
ご縁ある方々が心も経済的にも豊かになり、幸せになることです。

バリュー(行動指針)


バリュー行動指針


行動指針と守るべき価値観(バリュー) は、
全メンバーが共通して 持つべき行動指針と価値観。

どんなにいい人でも ここに共感できなければ絶対に採用しない。

「誰をバスにのせるか? 」

社員もこの行動指針、価値観を必ず守ること。


なぜ、MVVを作ったのか?


MVVとは?

僕たちのミッション、ビジョン、バリュー。
自分たちがやるべき使命、成し遂げたいもの
人生をかけてやるべきもの。

世の中に価値ある人財をつくる
感動を生むような価値ある独自のサービスをつくる
地域社会に欠かせない価値をもたらす。

そんな光輝いた
価値あるモノを未来へつないでいく。



どんな場所に向かっているのか?
その目指す場所に向かうには、どんな行動が必要なのか?

僕たちは一枚岩のチームにならなければ、
このビジョンも達成することはできないし、目標達成もできない。

今いる社員、これから未来に仲間になってくれる方、
それぞれの個性、価値観、大切にしていることが異なります。
それは悪い事ではありません。

それぞれが人生で体験してきたこと
育ってきた環境で形成されてきた価値観は人それぞれです。

いたって普通のこと。

ただし、チームで同じ目的をもって
目標を達成するには、一つの指標やルール規律がないと成り立ちません。

みんなが自由にやっていたら、組織としてまとまらず
それぞれがやりたいように仕事をおこない
個人プレーになってしまうことが予測されます。

つまりそれは
ただの"個の集団"というグループになります。

僕らでいう”チーム”というのは、
目指すべき目的やミッションが同じであり、
大切にすべき価値観にも共感があること。

それを守りながら1つの方向に向かっている組織であること。

この価値観と向かうべき場所が一緒だからこそ、
はじめて真の目標達成ができると信じています。

みんなを縛るために行動指針もつくっているわけじゃない。

ルール、規律があるから、
良好で円滑な人間関係や仕事の生産性もあがっていく。

それぞれの価値観で仕事をしていたら、
価値の対立がおきて、感情と正論をぶつけ合い
収集がつかなくなっていきます。

僕がそう思った体験が過去にあります。

僕が30代のとき、
7~8年前にはじめて、スタッフを採用しました。

もともとは家族だけでやっていた小さなお店です。

僕が目指すべき場所にいくためには、
自分だけではムリだと思いました。

従業員を雇うことに反対していた
一代目である父と数ヶ月徹底して話し合い、
どうにか進めることができました。

アルバイトの若い女の子からスタート。

徐々に人数も増えていき、
あっという間に従業員は7、8人に膨れ上がりました。

当時の僕は、
マネジメントの感覚もわからず
スタッフとの接し方にも苦労していました。

そこから組織ってなんだろうか?

どうしたらうまくいくのだろうか?

1人でやっていた方が気がラクだったな、、、
なんのためにやっているんだろう、、

そう悩み続けた日々でした。

どうしたらいいのかがわからず
様々な本を読んだり
研修にいって学んだりと
数年間、自身と向き合った時期がありました。

それをキッカケに
自分の人生の目的や価値観を再度向き合って
掘り下げ続けるために行動してきました。

”学んで現場で実行する”
このトライアンドエラーの繰り返し。

頭では分かっていてもできない。
上手くいかないことばかりでした。

そんな中で、一冊の本と出会います。
「ザッポス伝説」という本です。

どんな内容かというと、

amazonを震撼させた追随をゆるさないサービス
の土台となる強烈なブランドを生み出し理念、企業文化ができるまで
CEOの半生を通じて描く物語です。

感激のあまり涙ながらに書いた礼状を送った顧客もいるほど、
高い顧客満足度を誇るザッポスのwebサイトは
顧客からの感謝と賛辞のクチコミにあふれ、
そのサービスは創業10年あまりですでに伝説となっています。

彼らは、企業文化(コア・バリュー)にとことん大切にする経営方針です。

例えば、優秀な人材よりも企業文化にマッチした人材を採用することや
企業文化を第一に大切することが重要だというふうに言っていました。

ザッポスのコアバリューになります。

1 サービスを通して「ワオ!」という驚きの体験を届ける
2 変化を受け入れ、変化を推進する
3 楽しさとちょっと変なものを創造する
4 冒険好きで、創造的で、オープン・マインドであれ
5 成長と学びを追求する
6 コミュニケーションにより、オープンで誠実な人間関係を築く
7 ポジティブなチームとファミリー精神を築く
8 より少ないものからより多くの成果を
9 情熱と強い意志を持て
10 謙虚であること



このカルチャーを社員全員と分かち合うことから、
「ワオ!」という感動を顧客に与えるサービスが
自然と生まれると言っています。

驚くことにザッポスのコールセンター業務には対応マニュアルがなく
カスタマー・ロイヤリティチームと呼ばれる
いわゆるカスタマーサクセスみたいなものですよね。

彼らはコアバリューに基づいたサービスを
自分なりのやり方で提供している。

ザッポス伝説を読んで、
自分の中で雷が落ちるほどの衝撃を受けたんです。

こんな組織だったら、最高だな。

自分の心がワクワクしていることに気が付きました。

こういった指針や大切にすべき価値観が記されて実行できれば、
僕らはチームになれるんじゃないかって思ったんです。

そこから僕が
自分たちのあるべきものを言語化していきました。

もちろん、自分の大切にしている
価値観とも重ね合わせていきました。

僕も10代、20代を含めて
心の中ではずっと自分が嫌いで苦しかった。

高校停学、大学中退、ニート、離婚と目的が定まらずに
軸がなく生きてきたのです。

だからこそ、
自分がバリューを中心に、大切にしながら行動していけば
人としても成長できるのではないか。

それに合わせて
成果も出せるものってなんだろう?

現場での課題から見えてきたものと重ね合わせながら
自分の描く達成したい世界、行動指針などのMMVを考えていきました。

MVVにはこれまでの私の人生観や体験、
現場での課題から見えてきたものを抱き合わせてできたものです。


MVVがないころはどうだったか?

今ができているかは置いといて

社内の人間関係は荒れ果ててました。
現場の人間関係がよくない、揉め事が耐えない状況。

自分の正しさを押し付け、
相手の価値を認めないなど
お互いに距離を取り合っている
不穏な空気感が流れていました。

僕自身も出張も多く
上手くマネジメントができていませんでした。

問題が大きくなってから報告がある。
そこでどうにか応急処置をする。

そんな流れの連続でした。

MVVに込めた想いとは?


自分のミッションは、
僕自身の過去の原体験がベースになっています。

目的や目標なく、生きてきました。
信念を持たずに生きてきて、周りに流されることが多かったんです。

自分に自信を持てなかった….

やりたいことってなんだろうか。
どうしたら軸をもてるんだろうか。

苦しくて
何が正しいのかわからなくなっていたんです。

自分が変わるキッカケになったのは、
支えてくれた周りの仲間や出会いです。

仲間の経営者からの学びがあり、
自分を業界の外側に引っ張り出してくれたおかげです。

自分の考えは狭くてちっぽけなものでした。

いろんな人に会って、経験して、失敗して、
反省して、この生き方って素敵だなとか

行動と経験を積み重ねていくことで、
どうしたら成果をあげられるのか。

人生が豊かになっていくのか。
自分の価値をだしていけるのか。

そこで行き着いたのが、
クソのような自己中でどうしようもない人間だった
自分の在り方をすこしずつ磨いていこうと。

ひとつでも成長して、
同じ苦しみを味わっている人が変わるキッカケになればいいと思いました。

自分も完璧になれないし、
日々学びだらけですが、
その学んできたことや失敗や経験から
こんな自分でもここまで来れたんだと伝えられる。

この仕事を通して
僕の考えや体験を共有し
社員皆が人として磨かれていくことを
心からのぞんでいます。

人生一度きり、
後悔なく生きるには、チャレンジしていくこと。

常に課題を発見し、クリアしながら成長していく。

そうやって自分の価値があがり
無形の資産となっていく。

周りに影響力をもつようになれる。

貢献できるようになれる。

結果として、
報酬もあがり対価も増えていく。

実力がなければ、真の貢献はできない。

僕らの仕事を通して、
それを学び実行できるようにすること。

だからこそ、
その根底になるMVVが必要なんです。

特にバリューを尊重しながら行動を実行していけば
必ず成長できると信じています。

この土台をつくり成長しながら
スタッフ個人の目標や夢を
会社として支援していくカタチをどうとれるか。

もっともっと
会社として成長していきながら
やりがい、支援をしていくことができればと思っています。

人との出会い、学びや仕事から学ぶ、
そこから自分たちを磨いていく。

自分たちの得た知識、
経験や考え方を磨いていくことで
自分の個性や在り方がわかってくる。

自分の関わる人、家族、友人、仲間、お客様、
一つでも価値を与えられるようになってほしい。

徳を積んで
そうやって、人と人はつながって
絆が深まり、人生が豊かになっていく。

幸せになっていく。

価値ある人材になってほしい。
みんなが光輝けるようになってほしい。


これから社員にどうなってほしいか?



どこにいっても活躍できる価値を身に着けてほしいと思っています。

ノウハウや専門知識も大事ですが、
在り方やビジネスの基礎スキルを磨いていってほしい。

これがなければ、ノウハウや専門知識も行きません。
だから成果が出せずに苦しむのだと思います。

今も勉強中ですが、
過去の自分は、その意味がずっとわかりませんでした。

この土台作りを
若いうちからできるのかがポイントだと感じています。

ちなみに、会社は何のためにあるのか。


会社というのは、共同体。
同じ方向を向いた仲間と、掲げるビジョンを達成するため。会社を通して、自分ももちろん、社員が学び、気づき、徳を積み、人生を豊かにするため。社員が「この会社で働けて本当に良かった。」をつくるためと考えています。

周りの方々へ、貢献をするため、
与えられるために力をつけていく場だと考えています。

地域や社会に貢献することももちろんですが、
本質は内側から。

リーダーシップをそれぞれが身につけて、
1人でも多くの方々に、
人の人生に良い影響を与えられる存在になってほしいです。

考える力、課題を発見できる力、観察力、コミュニケーション力
主体性、誠実さ、感謝を持つ心、やり抜く力、ポジティブなマインドなど

それらを育てながら、影響力のあるリーダーに。

今後どんな会社にしていきたいか?



僕らのビジョンは

「自分たちが”らしく”あること、光り輝くこと」

「この会社、面白い、光ってるよね」を創り出せるか。

僕が生まれ育ってきた埼玉という地域
この17年ほどやってきた業界で一番をとること。

「埼玉×リユース業界」で圧倒的NO.1 ブランドがある会社
発信力 NO.1 クチコミNO.1  社員やりがい、満足度 NO.1 を実現します。

社員がやりがいと個性をいかせる会社として、
満足度NO.1をとり成果をあげつづける会社にしていきたい。

社員が光り輝く
唯一無二のトレーディングカンパニーを目指します。

リユースだけでは終わりません。

人の成長に携わる教育や
地域のお困りごとを解決する事業展開を目指しています。


「どこ」に行くよりも「誰」に依頼したいか?


誰に依頼したいのか?



これから僕らのブランディングについて伝えたいと思っています。

そんなことを上から言えるような立場ではないのは
重々理解しています。

大変恐縮ではありますが、
僕が思うブランディング、考え方を
少し前置きをさせて頂きたいと思います。

これからは
「どこ」に行くよりも「誰」に依頼したいか?
そんな時代になっていくと僕は信じています。

商品サービスが素晴らしいモノだから選ばれる。
もちろんそれは正しいです。

その商品が他になく、唯一無二で被らない、
自分に必要な素晴らしいサービスであれば
それを選ぶ可能性が高いと思います。

でも、考えてみると
世の中には、その商品サービスと被っていないモノなんて
あるのでしょうか。(あったら申し訳ございません…)

仮に、たくさんの同じ商品サービスがある中で、
どれをとっても、まあまあ質はいい。

その場合は、何を基準に選びますか?
特徴がほとんど変わらないものであればどうしますか?

距離?
検索の順位?
雰囲気?
人?

合理性よりも、
雰囲気で選ぶパターンが多いはずだと思っています。

メリット、デメリットを明確に書き出し
自分たちの状況にあったものを
的確に購入する人は、全体から割り出すと
どの程度いるのでしょうか。

たしかに、
僕自身もある程度、そのあたりのことは考えます。


最近、家庭であったこと出来事をシェアしたいと思います。

妻がインターネットで
子供の机といすを楽天などのモールで検索して選んでいました。

メリットや価格感を考え、
顧客の声を見ながら、知名度のあるブランドA、
知名度はあまりないブランドBの候補を出していたのですが、
最後は結局、価格が少し高くてもブランドがあるAの商品を選んでいた。

実際、顧客も満足度も同じくらいでレビューの質も良い。
でも、価格は1.5倍違う。

じゃあ、なぜ、高い方を選んだのか?

何かあったときに安心なのは、信頼できるブランドであるかどうか。
「万が一、失敗したら嫌だから…」そんな声を妻から聞いた。

そのAのブランドは、界隈では聞いたことがあるブランドの商品だった。
Bのブランドは聞いたことがない。

やはり人間の心理としても、最終的に安心感を求めるのだなと思った。

人はリスクを犯したくない。
全ての人に当てはまるわけではないが、
イメージやブランド、
安心感で結局購入してしまう場合が多いと思っています。

「普段からCMで見ていて、かっこいいイメージがある」
「車に乗っていると、いつもあのお店の看板をよく見かける」
「ずっと昔からあのお店があるから安心だよね」

安心感

知らないモノより、知っていた方が安心する。
人は、安心がほしい。信頼されたところで買いたい。

どれだけいい商品サービスだとしても、
周りの顧客の声の質が高くて、口コミがいい。
これも絶対に必要なもの。

そういうあんしん保証を求めていると考えています。

ちなみに僕がよく通うリピートするお店は
結局のところ、「誰」がいるか?で選んでしまう。


雰囲気や商品の質が、標準よりいいものであれば、
自分に気をかけてくれたり、
自分に興味を持ってくれたり
心配りをしてくれるところ。

スタッフたちが面白かったり、
魅力があったり
笑顔が明るかったり、
素敵な人たちがいるところを選びたい。

すべての人がそういうわけではないと思うけど
意外と多いのではないでしょうか。

自分たちをどう選んでもらうのか。



何が言いたいかというと、
商品サービスが溢れすぎている中で、
どうやって自分たちを選んでもらうか。

商品サービスに特徴があり、
それらを磨いていく必要があると思うけど
結局は、その商品サービスを扱う人が魅力的じゃないと
お客様はついてこないと思っています。

同じ屋号のお店でも、
担当者によって
サービスの質が違ったりすることは、
僕自身も多く体験している。

そのお店ではなく、
そのお店の「誰」にやってもらうのか。

あの人がいるから、あのお店にいきたい。

そんな熱烈なファンをつくれるか?が
生き残るカギになるのではないかと思う。

小さな会社は、”価格”で戦っては勝てない。


偉そうなことをいうつもりは全くありません。

自分たちの会社ももちろん、
小さな会社が、価格で勝負したら、
生き残る確率は、グンと下がると思っています。

大手のようなリソースがあれば
コスト管理や仕組みが徹底されているので
薄利多売でも成り立つかもしれません。

小さな会社が
それらをマネしたところで
中途半端になって途中で力尽きてしまうと思います。

資本も人も仕組みも格が違いすぎます。

僕らを含めた小さな会社は
大手がやらないような面倒なこと、
そのちょっとした"隙間"を狙わないといけないと考えています。

買取業界


僕たちのリユース(買取)の業界は
「高価買取」を打ち出して
同業のライバルとしのぎを削り合い
お互いに戦っている。

利益を削り合いながら、
近所の競合とバチバチし合っていても意味がない
というのが個人的な意見です。

もちろんそれを否定はしないし、
正当な戦い方だと思います。

何度も繰り返すようですが、
広告費も、僕たちとは比べ物にならないレベルで投下しながら
ギリギリの高い価格で買取する。

多くの販路をもち、高回転させるしくみをもつ強者の戦略。
大手企業であれば成り立つ戦い方です。

もしくは、個人ひとりで運営して
最小限に経費を抑えれば、
その商売のスタイルは成り立つかもしれない。

だからこの考え方は
すべてに当てはまる考え方じゃないと考えています。


独自の価値と世界観


僕らのような小さな会社は、
自分たちの商品の強み、独自の価値(ウリ)を明確にして
独自の世界観をつくることが必要だと考えています。

これはあくまでも
商品サービスが差別化されていて
優位性や専門化ができていたり独自の価値があるからこそ
レバレッジが利く考え方だと思っています。

多くの会社に埋もれてしまって
何も印象に残らないのが小さな会社。

多くのお金をかけてPRはできません。

だからこそ、自分たちの価値を明確にして
独自のポジションをつくる必要があると思っています。

いわゆる、ブランドイメージ。

その会社がつくりだす雰囲気、イメージ。

スタッフに個性があふれ、
どんな思いをもってやっているのか。

そのお店にどんなストーリーがあるのか。

働く人、ストーリーに共感してもらい、
この人たちにお願いしたい。
と思ってもらう。

自分たちだけの世界をつくる。

買取を利用している既存の層を奪い合っていても
マーケットは限られてしまうし、
レバレッジもきかない。

既存の層ではなく、
潜在的な層にアプローチしていくのが
僕らが戦っていく戦略であり、
これからの時代の流れだからこそ
必ず必要だと思っている。

いわゆる「戦わない」という選択。


小さな会社こそ
お客さまとの絆づくり、共感でファンづくりをしていく。

お客さまに寄り添い、
丁寧で信頼をしてもらえる関係作りを
徹底していくことが大事だと思っています。


もう一つ、高価買取をすることはお客様にとって
メリットになるので必要なことだと思う。

その中でも1つ斜めから意見をしたい。

高く売れることは
お客さんにとっても大切な要素ですが、
本当にそれだけを求めているか?は疑問だと考えています。

僕らが安く買い叩きたいわけじゃない。

適正にいかに売れるか?
ができればいいと考えている。

ムリをして身を削ってでも
高価買取しても利益が出ずに苦しんでも、
お互いにWIN WINの関係にはなれない。

利益がでなければ、社員も雇い続けられないし、
地域社会に納税もできなければ、貢献もできない。

これからはより一層のこと、
価格のみで、依頼してもらうのではなく、
想いや世界観、在り方に共感してもらい
僕らのサービスを利用してもらうお客様を
増やしていくのがいいと考えています。

高く売りたいだけなら、そういうお店に行くか、
自分たちでメルカリで売るなど行動すると思います。

そういう高く売りたいだけで
価格のメリットしか考えない
属性のお客様を追わなければいい。


個人がブランド化できる時代。


小さな会社でも、個人でもブランド化できる時代。
僕らのような弱者だからこそ、徹底して活用していきたい。

想いを言語化し、発信する。

発信することが主となる時代が今まさに来ている。
皆様が日常でつかっているSNSがまさにそう。

もちろん以前からずっとあるものですが、
ここ1~2年ほどでさらに加速した感がある。

新型コロナウイルスの影響で、
働き方やライフスタイルの変化があり、
コミュニケーションの手段がリアルからデジタルに、
さらにはSNSへと移行している感があります。

Twitterからインスタ、ユーチューブまで。
あらゆるカタチで表現ができるようになり、
個性もだせるように。

もちろん発信することはタダです。

使わないともったいない。

まだまだ僕自身がSNSで
圧倒的に成果をあげているわけではないので
でかいことは言えないですが、
発信し続けることでの体験、その考えに至ったプロセスを
少しシェアしたいと思います。

自分たちにしかできないもの


僕らには、大手のような資本力、査定額はつけられない。
大手のような図太い販路をもっているわけでもない。
効率を徹底した仕組みがあるわけでもない。

何で勝負できるのかをずっと考えていました。

選ばれる理由をつくらなければならなかった。

自分たちにしかできないものって、何だろうか。

商品の特徴として、
鑑定士としての商品知識、接遇力を
常に磨き続けることは必須です。

ノウハウや在り方を磨くことはもちろん大切。
でも、これだけでは独自の価値はだせない。

それ以外に、強みとなる独自のものは何なのだろうか。
ずっと悩み続けました。

僕の考えが正しいか分かりませんが、
僕らが唯一無二で届けられるのは、
世界観だと思いました。

・なぜ、この事業をやっているのか。
・どんなビジョンを達成したいのか。
・これまでどんなストーリーを刻んできたのか。
・どんな哲学を大切にやっているのか。
・スタッフがどんな思いで仕事をしているのか。

人生観、夢、ビジョン、ストーリーを語りつくそうと。

いい事ばっかり言って、見栄を張ってもしょうがない。

弱い部分も正直に見せる。
素直にオープンに、ありのままで。

これまでの苦労や失敗も含めて歩んできた
僕らの過去のストーリーを語っていこうと。

今のリユースの会社の元になる、
父が代表である質屋の会社。

40年前に、父が埼玉の田舎で
畑しかない場所で小さく商売をスタートしました。

紆余曲折、苦労をしながら
ここまで40年間やってきた。

その途中で僕が受け継いだ。

この中にも語りきれないほどの多くのストーリーがある。
自分たちだけの唯一無二のストーリー。

自分たちだけしか語れない体験談、エピソードを語る。
お客様とのストーリー、会社の中でのストーリー
それが自分たちの独自の世界観となり
共感が生まれ、コアなファンをつくっていこうと。


ストーリーは、22倍も記憶に残る。


「ストーリーは、事実そのものより、22倍も記憶に残る。」

スタンフォード大学経営大学院教授の
ジェニファー・アーカー氏の研究で
「ストーリーは事実のみよりも最大22倍多く記憶される」
と述べられています。

相手へ感情を訴える、印象付けにはとても有効な手段。

ストーリーで訴えるって、僕は好きです。
うちのエピソードや想いのカタチを発信するには
僕らはストーリーテリングが合っていると考えました。

ストーリーで訴えるってどんなことかというと、
例えば、アマゾンのCMです。

Amazon Prime CM Motorbike篇 


孫がお祖母ちゃんにヘルメットをプレゼントして
バイクでツーリングする映像。

あの映像をみて、心を打たれないわけがありません。
涙腺崩壊ですよね。

それだけであれば、たぶん心に響きづらいと思います。
そこに「背景」があるから、感動がおこってくる。

その背景とは、
1人暮らしのおばあちゃん。
お爺ちゃんは今はいない。
若い時、お爺ちゃんと一緒に
バイクでツーリングするのが趣味だった。
家に遊びに来た孫が、
おじいちゃんとおばあちゃんが
バイクでツーショットしている写真をふとみつける。
その瞬間に、amazonでヘルメットを注文。
翌日、おばあちゃんの家に届く。
孫は、おばあちゃんを連れ出し一緒にツーリングへ。
最後は、おばあちゃんの素敵な笑顔が映り、
このCMは終わる。

この背景があるからこそ、感動がおこる。
感情が動くからこそ、共感が生まれる。

そこでチャレンジしたブランディング動画。

創業ストーリーのダイジェスト版 





僕らの場合は、自分たちのこれまで体験してきたことを語りつくし
自分たちの世界観をあらわす。

そのうえで、自分たちの商品サービスの質が
担保されている状態であること。

文章でも、映像でも
僕らの世界観をさらに創り出していきます。

ただこんなことがあったという時系列を並べて
発信をしたとしても、
誰からも共感は得られないと思います。

人を動かすストーリーになっていなければ意味がない。
相手の感情が動かなければ、心も動かない。
自分たちが自身で見て、
心が動いて感動するものじゃないといけない。


もし、一緒に働く仲間を集めるなら
「ビジョン」を見せて
自分のミッションを強く伝え続ける。

正直に、自分の失敗や経験をさらけ出す。
恥ずかしい部分はあるが、
どんな苦労と失敗があったのか。

オープンに正直に伝えていくからこそ、
その想いに共感をしてくれる人が必ずいると考えています。


SNSからの集客


同じリユース業界の皆様で
集客のためにSNSを活用されていると思います。

集客や採用に苦しむ中小企業こそ
僕らを含めて必要だと思っています。

理由としては
・リスティング広告やチラシに比べ、コストも抑えられる。
・SNSからの検索が実際に始まっている
・HPだけではなく、顧客が信頼できるか情報をSNSでも集めている

うちの会社では、
twitter,youtube,instagram,tiktokなどのSNSを活用しています。

既存のお客様にも見てもらって
「あのツイートみたよ」「あの動画、面白かったね」
来店したときのコミュニケーションとして、
またお客様との接点を途切れさせないためにも大切だと思っています。

自分たちに興味をもってもらって
まだ質屋を利用したことがない、はじめての方に
届けられるように日々発信をしています。

また、日々のリアルな情報や
スタッフのパーソナリティを知ってもらうことで、
僕らへのネガティブなイメージも変わると信じています。

業界のネガティブなイメージ

僕が所属する質屋業界は、
どちらかというとクローズドな世界なので
「暗い、怪しい」など実際のところは、あまり印象はよくないです。

都内にあるような大手の有名店、チェーン店であれば
話は異なりますが、
小さなお店であれば特に
お客さんはお店に入る一歩目の勇気が必要だと考えています。

ここで事実を検証するために、

ターゲットの年齢層になるであろう社内の女性スタッフから
自分たちを客観的にみるためにも本音の意見をもらいました。

※同業の方も以下参考になれば幸いです※

① 質屋に対する率直なイメージを教えてください。
例:暗くて入りにくい、査定する人が怖そう などなんでもOKです。

・お金に困窮した人が利用するイメージなので、そういう意味で暗い雰囲気。金融屋(証券、銀行含め)=スーツ着たヤクザのイメージなので安く買いたたかれそう。

・使おうと考えた事がない

・怖いイメージ・どんな流れか分からないから入りにくい

・男性利用客が多いイメージ・質屋というネーミングから
 あまりいい印象を受けない

・安く査定されそう

・お年寄りの方が利用するイメージ
(若い方は入りにくいイメージ)

・入るのに勇気がいる

・特になし

・馴染みがないのであまりよくわからない

・お金に困ったら行く所というイメージです。
 雰囲気的には明るいイメージはないです。


全体的にネガティブなイメージの方がやはり強いですね….
では、どうしたらポジティブなイメージになるのか?


② どのような質屋だったら利用しやすいですか?

例:お店の中が見えて、どういった人が働いているのかが見える。など

・普通のリサイクルショップ風。『質』と目立つと入りにくい。

・女性が入りやすい店舗。
 レストランでも女性が入りやすいお店は男性も入るらしい。
 窓越しから洋服と小さめバッグ等で
 コーディネートされたマネキンが見えると
 ファッション性を感じて入りやすい?

・中が見えて入りやすい、出やすい

・店全体が明るい・プライバシーが守れる

・他お客様と接触が少ないと相談しやすいかなと思う

・綺麗でカフェのような入りやすい感じ

・質の仕組みなど分かりやすい。清潔感がある。
 HPがしっかりしていて情報が多い。

・中が丸見えは気が引ける

・店内がよく見える


店内が開放的でオープンな感じの方が好印象ですね。
要所だけ、個室にすれば解決できそうです。
質という文字が彼女たちにとって
ネガティブに映っているのも気になります。


③ どのような買取店だったら利用したいと思いますか?
例:対応が良い、買取価格がとにかく高い方が良い など

若者でも楽しいお店。
 行くとなんかいいことがある店。

感じの良い対応、信頼、売った商品を大切に扱ってくれそうな雰囲気。
 次のユーザーに大切に売ってくれそうなど。

対応が早く適切

・頭ごなしに金額提示や説明をされるのではなく、
 一つ一つ説明してくれ、話を聞いてくれる

・状況に応じてスピーディに対応もしてくれる

・特典あり・キャンペーンとかあるといい

・その場で商品を見てくれる

店員さんが感じが良く優しい

口コミ評価がいい

明るい、丁寧、親切だと利用したいと思います

対応が良い

お得感がある、スタッフに信頼がおけること、
 口コミがいいなどが強い印象でしょうか。


以上、
女性たちからの本音の意見から考察できることは、

入りやすい店構え (来店型の場合)
スタッフの商品知識や信頼が大切

この結果をもとに、
根本的にこのネガティブなイメージを払拭できる方法はないのか?
そこを超えるために、何か解決できる方法はないのか?

おそらくですが、お店を利用してもらい、
スタッフを含め信頼感が得られれば、
リピートしてもらえる確率は高い。

ただし、問題点としては、
来店までのハードルが高いということ。

逆を言うと、
新規で利用してもらえれば、ハードルは下がる。

ということが
上記のアンケートの結果を参考しながら、
仮説として考えられます。

それらを解決する方法論の1つとして
僕が考えたのは、

・どんなスタッフが査定してくれるのか
・どんなパーソナリティなのか
・どんな思いでやっているのか

パーソナリティを売り出す、親近感を出すこと。
もっと身近に感じてもらうこと。
ユニークで面白いと思ってもらうこと。


入りづらさや敷居の高さを取っ払うことは
質屋でPRしていくならば、店構えを改善するだけでは
難易度が高いと思いました。
(もちろん立地の問題は抜きとして)

来店する理由を全体の割合から割り出した結果、
インターネット経由からの集客が全体の過半数であること
これはデータからの紛れもない事実です。

自分たちの特徴や買取、利用実績だけを唄うのではなく

「この人たちにやってもらったら楽しそう、利用してみたいな」

と思ってもらえる、もっとオープンにした発信が必要だと感じました。

僕らのSNS活用法


オープンな発信を全面に出しながら
SNSを積極的に活用することが大事だというふうに書きました。


そんな中でも、弊社ではもう一つ、特徴があります。
各スタッフが「個人」で発信していることです。

お店や企業での発信が多くみられる中で、
バイヤーを中心に
スタッフ各々が発信していることが特徴です。
(ツイッターは個人アカ)

なぜ、そんなことをやるのか?

社員の"キャリア"を真剣に考えていきたいから。
各個人が"ブランド人"になっていってほしいから。

僕の独自の考え方があります。

うちの会社のビジョンは
「人の本質を光り輝かせる」こと。

それぞれがブランド人になって、
どこにいっても稼げるスキルやブランドを作って欲しい。

そう心から願っています。


それぞれの個人が光って、
会社としても組織が強くなり
結果として、成果、利益が出ていく状態が理想です。

でも、個人に発信させることでリスクはないのかよ….

そう思われるかもしれません。


変なことをつぶやいて
炎上して、会社にネガティブな影響はでないのか。

もちろん、まだまだ発展途上ですが、
倫理的こと、ルールを守りながらの運用は心がけています。

そもそも、スタッフが嫌がらないのか。
なんで、自分のことをあえて晒してまで発信しないといけないのか…
社内がネガティブな雰囲気にならないのか。

そう思ってしまうかもしれません。

なぜ、それぞれ個人が発信する必要があるのか?を伝え続けました。

うちのビジョン、ミッションがこの会社の根底にあるもので
それが僕らの独自の価値だと考えていると。

会社としてのチャレンジ


スタッフが個人で発信していくに当たり、
まずは僕が社長として、広告塔になり、
前に出てPRしていく必要がありました。

考え方や想い、人生観、今までの体験。
恥ずかしいことも含め、発信してきました。


マンガ キングダムより

僕が大好きなキングダムで言えば、

戦場で、常に先頭に立ち、敵に向かっていく姿勢。
主人公である信のリーダーシップのように
口だけじゃなく、行動で示していくこと。

僕自身が
毎日の発信を休まず、投稿しつづけています。

小さな会社の代表だからこそ、
自らが前線に立って
リーダーシップを発揮する必要があると思っています。


僕が発信しているツイッターはこちら。

https://twitter.com/gpb0426

自分の強い想いを発信。


鑑定の体験やエピソードなどを交ぜながらツイート。

ちょっとユニークに面白く親近感を出すために。



自分の過去の失敗談や想い、会社のエピソードをツイート




個人で輝いてほしいからSNSの手当を出していきたい。


これらのツイートにお付き合いいただきましたが、
こんな風に真面目なこともユニークなことも含めて
日々ツイートしています。

もし気になったらフォローしてもらえると嬉しいです。


発信するもう1つの理由


僕自身が社員のみんなに発信する機会は

月に一度、社員みんなで全体のミーティングを行い
僕の考え方や理念、ビジョン、ミッションを
話す機会を設けています。

ただこれだけでは足りないなと感じていました。

定期的に考え方や想いを
発信する場を設ける必要があると。

僕のツイートを日々みてもらうことで
普段から考え方に触れてもらいたいと考えたからです。


もう一つの発信する目的があります。

”社内のコミュニケーションを活性化するため”です。

スタッフそれぞれがどんな思いで仕事をしているのか、
仕事以外のことでも、ちょっとしたプライベートなことでも
発信することでそれぞれの人間を理解するきっかけになる。


・あのツイート、いいよね
・〇〇さん、これが趣味なんですね
・今日はお子さんの誕生日なんだ、おめでとう。
・昔こんなことがあったんですね

などなど

社内でのコミュニケーションのきっかけとしても
エンゲージメントを高める効果があるというふうに思っています。

このあたりはまだまだ仕組みを整える必要があります。

発信してくれるスタッフが一人でも
多くなってくれればいいなと願っています。


小さな会社だからこそできる戦略



スタッフそれぞれが会社の"個人"として発信すること。
小さな会社だからこそできる戦略だと考えています。

大手はおそらく真似できないもの。
あえて個人で発信させてリスクは犯すことはしないと思います。

僕たちが掲げる2022のコンセプトは
「発信、発信、発信!!!」

一人でも多くの方に自分たちの存在を知ってもらい
今まで利用したことがない人への認知、
既存のお客様により身近になってもらえるように。

自分たちの大切にしていること、
目指す姿に共感してくれる人たちへ想いを届け、
一緒に働く仲間を増やすため。

会社が発展していくには、
同じ志をもった仲間がいないとはじまりません。

そんな仲間に出会うため、勇気をもって
自分の「想い」を言語化し、発信し続ける必要があると思っています。

あえて、工数をかけて、
僕もスタッフも時間をかけて発信をしています。

自社の取り組みとして、
業務内でもSNSをする専用の時間を設けました。

店舗でも営業時間を一部カットして
情報発信することが大事だと伝えています。

社員の皆が同じ方向を向くためにも
これが正しいかどうかは分かりませんが
このような判断を決意しました。

今年はコンセプトに沿うように
発信を強化するため
専属で広報のスタッフの方にも
仲間として入ってもらいました。

店舗でバイヤーしているスタッフも
発信を頑張ってくれています。

それぞれ素晴らしい個性があります。

その個性や想いを発信してもらい
一人でもファンのお客さまを
増やせるようになってもらいたいと思っています。





(最後は猫社員としてツイートしてもらっている女性社員の方です)


それぞれスタッフが
もっともっと輝いてほしいと思っています。

Twitterに関して言えば、
自分を140文字で表現することで
ビジネススキルが磨かれると思っています。

出来事や気付きに対して、エピソードを交えながら
相手に伝わるように文章を書きあげる。

文章は、ビジネスをする上での最も必要なスキルだと考えています。

何をするにしても、言語化ができなければ
マニュアルもつくれなければ、
課題も発見できなければ、最適化するための基礎もつくれません。

ツイッターをすることで
140文字で相手に伝わるようにどう表すか?

相手にちゃんと伝わるにはどうすればいいのか?


考えながら日々作っていることで
文章力、要約力が磨かれ、ビジネススキルが向上していくと信じています。

自分の心にも響く、
渾身のツイートを生んでほしい。

SNSをすることは遊びっぽく見えるかもしれませんが
お客様や未来の仲間への告知する、PRするために
必要な広告なんです。

まさにマーケティングとして欠かせない作業だと考えています。

僕たちが日々やっていること


ミーテイングの現場


発信を強化するにあたって、
週に一度、SNSの会議を行い、
振り返りと改善点をお互いにシェアしあっています。

・どんなツイート、動画がよかったか。
・どれが反応がよかったのか?数値をシェア
・もっと改善できるとしたら何ができるのか。
・こんな企画をしたら面白いんじゃないか。


このように何となく発信をするのではなく、
相手に届くように質を高め、
再現性をつくれるように研究を重ねています。

時間はかかりますが、
改善しながら、根気よく発信を重ねていくことで
必ず僕らのビジョンに届くと信じています。


発信による実績



僕がツイッターで
個人的に6カ月以上、毎日発信してきた成果としては、
大きく分けて以下があります。

(まだまだの弱小のアカウントではありますが)

①お客様からの買取案件
②B2Bでの協業案件
③紹介からの相談が増えた
④SNSをみてから求人応募
⑤さまざまな人たちとの出会い


1,お客様からの買取案件

自分たちのサービスや扱っている商材、
買取のエピソードなどの発信を重ねることで、
実際につながっているフォロワーから
DMで買取の査定依頼、相談や買取につながっています。

2,B2Bでの協業案件

事業に対する想い、どんなことを目指しているか、
サービスに対するこだわり、
仕事の体験談を発信していくことで、
実際にある事業の責任者から、
声がかかり、実際にリアルでお会いすることになりました。
協業の案件などのお話になっています。

仕事の案件には、関係ないですが、
誰もが知っている大手企業の取締役を務めた著名な方から、
僕の考え方、人生観、これまでのエピソードが面白いということで、
学生向けに講演を依頼されました。
これはSNSをやっていなかったらありえないお話でした。

3,紹介からの相談が増えた

既存の知り合いからも声がかかるようになった。
毎日発信をすることで、
自身の考え方や想いを理解してもらえるようになったと感じています。
最近では、投稿をみてくれている士業さまからの紹介で、
買取の案件がありました。


4,SNSをみてから求人応募

求人媒体で採用の広告を出したところ、
SNSを見て御社に応募しようと決めたという応募や採用も。

SNSの発信をみて、実際に応募しました!
という方も数名でてきました。

理由としては、
「ホームページだけだと雰囲気が分からない、どんな人が働いているのか、社長がどんな考えをしている人なのか?も投稿で見て、合いそうだなと思って応募しました」

うちの会社としては、
本来はSNSから直接採用ができることが理想です。

まだまだこのあたりは課題。
twitterやtiktokでの採用へチャレンジしていきます。

5,さまざまな人たちとの出会い

Twitterをやっていなかったら、
出会えなかった人たちと出会えたことが大きいです。
フォロワーでつながった方と
オンラインからリアルで交流があり、
そこからつながり、ご縁が広がっています。

素敵な方々との出会いもあり
これからが楽しみです。

実際にコンテンツ制作の案件で
こちらから仕事を依頼させていただいています。

これから発信をつづけていくことで
どんな出会いや成果があるのかが楽しみです。

小さな会社だからこそ
自分たちの商品サービスのこだわりや世界観を
発信していく必要があると思っています。


Youtubeからの驚きの集客….



youtubeの発信が集客にもつながっています。

「youtubeをみて面白いから」という理由で
毎週通ってくださるお客様もいます。

バイヤーのエピソードを共有します。

40代・男性のお客様で

「たまたまYouTubeを見ていたら、蔵屋のYouTubeでブランド買取や質預かりの説明動画が出てきて見てみたら、面白かった。」

うちのお店の口コミも比較的高かったため来店につながったとのこと。

Youtubeで話していた鑑定士が動画で見たイメージ通り、
丁寧に対応してくれた。
買取は無事ご成約。丁寧な対応から信頼できると思った。

最初はご自身のブランド品だったが、だんだん父の遺品整理のため、
骨董品、貴金属、様々なものを
定期的に持ってきていただけるようになった。

Youtube以外にも蔵屋のTwitterも日々チェックしていて
査定の合間の話題になっているとのこと。

これまで買取したものとして、
貴金属、時計、骨董品、金貨など
通算来店回数:16回

査定総額は500万近く、点数は72点ほど。
(一部交渉中のものを含め、ほとんど成約しています)





tiktokも2022今年の春からスタートしました。

質屋の店舗では、
先ほど述べたように「暗い、胡散臭い」など
ネガティブなイメージを取り除くため
スタッフの個性、独自のカラーを出しながら
週に2度発信。



まとめ



これまで目指すビジョンや、僕らのブランディングの考え方、SNS活用法と実績、僕らのチャレンジを書かせていただきました。

今後について、新卒、インターン、
本格的にSNSマーケティングのチームづくりを
していこうと考えております。

もしこれを読んで、お話を聴いてみて
「心から共感できる」と思っていただきた方。

我々の会社に社員として
一緒に働けることを願っております。

またここまで読んでくれた方、感謝申し上げます。


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