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個人がブランド化できる時代。

小さな会社でも、個人でもブランド化できる時代。
僕らのような弱者だからこそ、徹底して活用していきたい。

想いを言語化し、発信する。

発信することが主となる時代が今まさに来ている。
皆様が日常でつかっているSNSがまさにそう。

もちろん以前からずっとあるものですが、
ここ1~2年ほどでさらに加速した感がある。

新型コロナウイルスの影響で、
働き方やライフスタイルの変化があり、
コミュニケーションの手段がリアルからデジタルに、
さらにはSNSへと移行している感があります。

Twitterからインスタ、ユーチューブまで。
あらゆるカタチで表現ができるようになり、
個性もだせるように。

もちろん発信することはタダです。

使わないともったいない。

まだまだ僕自身がSNSで
圧倒的に成果をあげているわけではないので
でかいことは言えないですが、
発信し続けることでの体験、その考えに至ったプロセスを
少しシェアしたいと思います。


自分たちにしかできないもの


僕らには、大手のような資本力、査定額はつけられない。
大手のような図太い販路をもっているわけでもない。
効率を徹底した仕組みがあるわけでもない。

何で勝負できるのかをずっと考えていました。

選ばれる理由をつくらなければならなかった。

自分たちにしかできないものって、何だろうか。

商品の特徴として、
鑑定士としての商品知識、接遇力を
常に磨き続けることは必須です。

ノウハウや在り方を磨くことはもちろん大切。
でも、これだけでは独自の価値はだせない。

それ以外に、強みとなる独自のものは何なのだろうか。
ずっと悩み続けました。

僕の考えが正しいか分かりませんが、
僕らが唯一無二で届けられるのは、
世界観だと思いました。

・なぜ、この事業をやっているのか。
・どんなビジョンを達成したいのか。
・これまでどんなストーリーを刻んできたのか。
・どんな哲学を大切にやっているのか。
・スタッフがどんな思いで仕事をしているのか。

人生観、夢、ビジョン、ストーリーを語りつくそうと。

いい事ばっかり言って、見栄を張ってもしょうがない。

弱い部分も正直に見せる。
素直にオープンに、ありのままで。

これまでの苦労や失敗も含めて歩んできた
僕らの過去のストーリーを語っていこうと。

今のリユースの会社の元になる、
父が代表である質屋の会社。

40年前に、父が埼玉の田舎で
畑しかない場所で小さく商売をスタートしました。

紆余曲折、苦労をしながら
ここまで40年間やってきた。

その途中で僕が受け継いだ。

この中にも語りきれないほどの多くのストーリーがある。
自分たちだけの唯一無二のストーリー。

自分たちだけしか語れない体験談、エピソードを語る。
お客様とのストーリー、会社の中でのストーリー
それが自分たちの独自の世界観となり
共感が生まれ、コアなファンをつくっていこうと。

ストーリーは、22倍も記憶に残る。


スタンフォード大学経営大学院教授の
ジェニファー・アーカー氏の研究で
「ストーリーは事実のみよりも最大22倍多く記憶される」
と述べられています。

相手へ感情を訴える、印象付けにはとても有効な手段。

ストーリーで訴えるって、僕は好きです。
うちのエピソードや想いのカタチを発信するには
僕らはストーリーテリングが合っていると考えました。

ストーリーで訴えるってどんなことかというと、
例えば、アマゾンのCMです。


Amazon Prime CM Motorbike篇 

孫がお祖母ちゃんにヘルメットをプレゼントして
バイクでツーリングする映像。

あの映像をみて、心を打たれないわけがありません。
涙腺崩壊ですよね。

それだけであれば、たぶん心に響きづらいと思います。
そこに「背景」があるから、感動がおこってくる。

その背景とは、
1人暮らしのおばあちゃん。
お爺ちゃんは今はいない。
若い時、お爺ちゃんと一緒に
バイクでツーリングするのが趣味だった。
家に遊びに来た孫が、
おじいちゃんとおばあちゃんが
バイクでツーショットしている写真をふとみつける。
その瞬間に、amazonでヘルメットを注文。
翌日、おばあちゃんの家に届く。
孫は、おばあちゃんを連れ出し一緒にツーリングへ。
最後は、おばあちゃんの素敵な笑顔が映り、
このCMは終わる。

この背景があるからこそ、感動がおこる。
感情が動くからこそ、共感が生まれる。


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