【変なの】『障害年金2級が狙える』は、日本語としてそもそもおかしいかもしれない
社会保険労務士の松原です。
【本日のテーマ】
「【変なの】『障害年金2級が狙える』は、日本語としてそもそもおかしいかもしれない」
ではどうぞ。↓
障害年金のご相談を受ける中でしばしば耳にするのが「障害年金2級が狙えるでしょうか?」といった表現です。あるいは、相談を受ける社会保険労務士から「あなたは2級を狙えます」とか「2級を狙いましょう」といった声かけを受けた方もあるかもしれません。
以下、私の持論なのですが。
こういう表現は、障害年金制度の本質や役割を見失いがちなものであり、誤解を生む要因となりはしないだろうか?
っていうか、端的に聞こえが良いものではないと思います。
障害年金は、病気や怪我によって日常生活や仕事に支障が生じた方を支える公的制度。何か限られた資源を「早い者勝ちのように競う」ことや、「狙いを定めてそれを獲得する」という性質のものではありません。金額は「等級」という定められた基準ごとに異なる設計で、障害の程度を客観的に判断するために設けられている数字。
だから、めあての等級をあらかじめ設定しそれを獲得することがまるでゴールのように語られるのは、なんか違うような、本来の趣旨から逸脱した印象を持ちます。
とりわけ「あなたは2級を狙えます」といった表現をお客様との会話で用いる社労士には、注意が必要かもしれません。このような言葉を聞くと、まるで特典を競うかのような印象を抱いてしまうからです。
前述のとおり障害年金は、受給者ご本人やそのお身内が生活を安定させるための仕組みであり、特権ではありません。だから、社労士が「等級ありき」で支援を語ることはそもそも違うと思うんです。相談者に対して誤解を与えるだけでなく、制度本来の意義を損ねかねはしないかと。
そもそも支援の目的は、等級を「狙う」ことではない。申請者自身の状況を正確に把握し、適切な支援を受けるようリードすること。そして支援当事者である社労士として大切なことは、お客様の話を聞き、生活の困難を共に考え、必要な支援をどう実現するかを考える姿勢ではないかと。
このように心得ています。
言いたいことは他にもありますが、今日はこのくらいにしておきます。
まとめ:
お客様の生活の質を向上させるために尽力する社労士を選ぶことが、より良い結果を生む大切な一歩とご提案します。
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