【実務】障害年金の審査結果が届かない。そんな時は... （見本画像アリ）
社会保険労務士の松原です。
【本日のテーマ】
「【実務】障害年金の審査結果が届かない。そんな時は...」
ではどうぞ。↓
障害年金の審査は、通常３ヶ月から３ヶ月半ほどで通知されるのが一般的なスケジュールです。書類を出した時、「請求を受け付けました」というプリントを渡されますが、そのプリントにもそのように記載されています。
しかし、請求内容等の個別事情によって、この審査期間が短縮される場合もあれば延びることもあります。審査期間が短縮され年金証書が思いのほか早めに届けば「早！」「良かった！安心！」となります。でも、審査期間が延びてなかなか通知がない、しかも何の連絡もなければ、（一体、今どうなってるのだ？）と不安を覚えます。
さてそんな審査結果の通知が遅れる場合。請求から約３ヶ月が経過した際に自動的にプリントが届きます。内容は、「審査が長引いているので、標準時期よりも遅れます」というものです。そしてこの通知が届いても、極度に不安に思う必要はありません。実はこのプリントを受け取った多くのお客様は、「何か問題があったのか？」「もうダメってことなんですね」と心配されます。でもこの手紙はあくまで自動的かつ機械的に発送されるだけ。
お客様のご厚意で画像を紹介します
通知を受け取ったら「まだ時間が少しかかるのだな」くらいに認識していただければ大丈夫。ただし、審査が延びることを知らせる通知は一度きりで、正式結果がいつ届くかについての具体的案内はありません。したがって、本当に待つほかないのです。
また、どうしても審査の進み具合が気になる場合は、年金事務所や東京の審査状況確認ダイヤルに電話をすれば、どういう状態かの案内は受けられます。
例えば、
「まだ審査が継続中。」
「審査は終了しました。通知書発送準備中です。」
「書類をどこどこに差し戻している途中です。」
「正式な通知は◯月頃に発送予定です。」
といった状況や目安です。
あとですね。
審査が長引く理由ですが。はっきりしているケースもあれば、わからないケースもあります。
はっきりしているケースとしては、例えば初診日の審査に時間がかかるだろうとか、診断書評価が割れているかもしれないとか。ようは、請求のロジックが主因です。あくまでも社会保険労務士の勘ですが、（３ヶ月で通知は届かないだろう）と思っているものは、たいてい３ヶ月を跨ぎます。
一方のよくわからないケースで想定されるのは、審査件数が立て込んでいて処理し切れていないのだろうといった、役所側の都合ではないかと思われます。数年前のコロナ禍で、外出制限や施設消毒でビル立ち入り制限などが頻繁に行われた時期には、そういう事情で遅れたのだという説明を受けたこともありました。
締めくくりにひとつ付け加えておきます。
審査が長引くことが必ず望まない結果になるワケでもないし、望む結果になるワケでもありません。審査結果が早く済んだからといって必ず年金証書が届くこともありませんし、審査が長引いたからといって必ず不支給なワケでもありません。届いたプリント一枚にあまり一喜一憂せず、穏やかにお過ごしください。
以上、結果通知を首を長〜くロックンろくろ首にして待っている方々にとって、少しでも心が安定する材料になれば幸いです。
まとめ：
審査の遅延は、それだけで不安を覚えるもの。でも、経験豊富な社会保険労務士がサポートについていれば心強い力になれます。進み具合はこちらで適時確認しておりますし、疑問にはいつでもお答えします。
障害年金請求は、様々なシーンで悩みがつきもの。どうかひとりで悩まず、確かな知識を持つプロと一緒に対応していきましょう。お客様の安心と納得を最優先に、丁寧にサポートいたします。
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