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【初診日】当時の記録が何もない!?薬局と医師の情報をフル検索する方法

社会保険労務士の松原です。

【本日のテーマ】
「【初診日】当時の記録が何もない!?薬局と医師の情報をフル検索する方法」

     
ではどうぞ。↓
     

障害年金の請求において、初診日証明は欠かせません。しかし、当時のクリニックが閉院していたり、自身でも古い記録を何も保管していないこともあります。さて、どのように特定すれば良いのでしょう?
           
今回は、そうした場合に役立つ情報収集方法をご紹介します。
          
       

■薬局を活用した情報収集


初診日にクリニックで処方箋を受け取り、薬局で受け取った薬を服用していた場合、その薬局に記録が残っている可能性があります。過去の処方箋データやパソコン記録が保存されていることもあるので、当時の記録を検索っできることがあります(実際、ありました)。
       
お薬手帳や薬袋などが手元に何も残っていなくても、一度利用した覚えがある薬局に直接確認してみる価値はあります。
       
         
さらに。
       
クリニックと薬局の関係性を活用するという手もあります。 
       
       
薬局はクリニックと密接に関わっているため、クリニックの閉院や移転事情を知っていることがあります。過去実際にあったのは、クリニックを閉鎖した医師がどこそこの地方に移ったようだ、といった情報や、別のどこそこ病院に転職され今もそこに勤めているといった情報を、教えてもらったことがあります。
       
それも、ネットで調べると公になっている情報です。だから、法律を犯して個人情報に触れるということにもなりません。
         
ただし、あくまでも過去のクリニック事情です、当時関係が近かったからといって踏み込んだ質問をすると、協力を渋られる可能性はある。そもそも、過去薬を渡したことがある患者というだけで、今、薬局には何の関係もない話です。そのため「障害年金の申請に必要な情報を探している」という事情を説明し、協力をお願いする姿勢が大切とご提案します。
       
       

■そして医師個人をたどっていく

       
薬局から得た情報を元に、医師個人を追跡します。「追跡」というと聞こえがよくありませんが、追っていくのでそう書きました。
       
例えば。医師個人の氏名や、移転先・転職先病院の情報をネットやSNSで検索する。すると、「今どこにいるか」という手掛かりが見つかる場合があります(過去実際にありました)
        
こうしたことが実を結び、当時のすんごく古い記録を保管されていた医師から受診状況等証明書を書いてもらえたケースもあります。
       
もちろん、こうした方法が必ず成功するわけではありませんが、何かしらの情報が得られる可能性はあります。そもそも、そういう可能性をひとつひとつクリアしないと、手続になりませんので。
         
       

■現実的対応を優先する重要性

       
ケースによりますが、初診日特定は負担が大きいのが現実です。しかし、複雑な手続きや制度の仕組みにクレームをつけても、現状が変わるわけではありません。むしろ、その分の時間が余計にかかったり、役所とのコミュニケーションがうまくいかなくなるリスクのほうが高いです。
        
一定条件のもとで「およその時期」が特定できればそれで初診日を認めるケースはありますが、すべての人にあてはまるわけではありません。その場合は、手を尽くして具体的な日付を年月日まで明らかにする必要があります。
         
       

                 

        
まとめ:
ご自身やお身内の方の請求で初診日を特定し証明書を取得するのが難しいと感じたら、早めに社会保険労務士に相談するのが賢明です。専門家の力を借りることで、スムーズな手続きが可能になる場合もあります。大変な作業ですが、粘り強く情報を探ることで道が開けることもあります!
      
初診日特定の一助となれば幸いです。
                
             

     
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