【反面教師】メジャーデビューを経験した「学び」と「反省点」4つ

今回は少し苦くシビアな話題を書いていこうと思う。

これは
自分に対する反省。
今後同じことを繰り返さない。
同じ環境の人に的確なアドバイスをしたい。
と言う気持ちを込めた記事です。

でも、
愚痴っぽくなってたら申し訳ないです。


自分はメジャーデビューをしていた経験がある。
詳しくは運営ブログのプロフィールにて。

レーベルはソニーミュージック
そこそこ大きなプロジェクトで億単位のプロモーションだった。

そして、デビューも実は2回している。
2回目はレーベル移籍しMISIA所属の「Rhythmedia(リズメディア)」から延命策的なリリース。
しかし共に失敗に終わった。

こんな経験を語れるダンサーもあまりいないと思うので、自分が当時を振り返って感じた反省点や学んだことを書いていこうと思う。

当時の関係者が読んだら気分は良くないかもしれないけど...。


改めて書くと、極めて当たり前のこと!
でも、当時はしっかり理解できていなかった。
それは自分とメンバー含めである。

人には必ず、あるであろう
「あの時こうしていれば…」
と言うタイミングが自分にもあった。

あの時にこう考えて、こう行動していれば…。
そんな「タラレバ」の気持ちと自戒の意味も込めて。
特にユニットやチーム活動をしている人、今後その可能性がある人達の参考になるといいな。


そもそもダンスでメジャーデビューする経緯とは?


特に当時はストリートダンスでメジャーという形はなかった。
極めてシンプルに書くと以下になる。

宇多田ヒカルのバックダンサーを務める。
⬇︎
それがきっかけで「THE・夜もヒッパレ」レギュラーに抜擢。
⬇︎
大人の事情でボーカル付けてユニットデビュー。

説明簡単すぎたか。
要は、宇多田ヒカルきっかけでトントン拍子で何も考えずメジャーまで行けてしまったということ。
「出会い」「タイミング」「環境」にかなり恵まれていた典型。
決して自分の力ではない!と今でも思っている。

そして、
この「トントン拍子でメジャーまで行けた」いや、行ってしまったが今回の反省点であり根幹になっている。

組織の上の人間は重要!しっかり判断しよう

これは経営者、上司、先輩、リーダー全てに言える。

結論から書くと、
上の人間が仕事できないと結局ポシャる
と言う事。

当時の自分はダンスしか知らず、業界を知らないまま芸能活動をしていた。
直属の上司(プロデューサー)、先輩ダンサーの意見やアドバイスを素直に聞いている状態。

自分のオールで漕がず、組織の船に揺られていただけ。

確かに自分より経験があり物事を知っている人の意見は大事。
しかし、その意見やアドバイスの方向性が間違っていると全て悪い方向に流れてしまう。

この解決策は、

・自分でしっかり学ぶ。
・自分で考え判断し意見を持つ。
・信頼や尊敬できる人に意見をもらう。
・バカな人に意見を聞かない。

最後のバカな人は言葉が悪いけど、真実。
意見を求めるなら必ず尊敬できたり、信頼置ける人にしよう。
自分は大した挫折がなく、トントン拍子でメジャーまで辿り着いてしまったのも原因の1つ。

この各自の特性、性格を気にして、しっかり注意しアドバイスをするのが上の人間(リーダー)の役目。

まぁ自分の"自覚欠如"と"無知"が全ての原因なんだけど。


大御所と呼ばれる先輩ダンサーのアドバイス

当時、大御所と呼ばれる先輩ダンサーから記憶の強いアドバイスがある。
ダンスイベントで挨拶に向かい、こんなことを言われた。

「スクールを全部切って(辞めて)活動に集中しろよ」

当時、自分達はメディア活動と並行しダンスインストラクターもしていた。
その状況を見て先輩いわく、
「売れるには1本に集中しろ」
と言う、一見正論なアドバイスをもらった。

しかし、今の自分が思う事は…。

結局、嫉妬だったと思う。
後輩の人気が上がり仕事、レッスンや生徒を持ってかれるのが嫌だった。

器の小さい典型。

バカな人に意見を聞かない

このいい例。

特に当時はネット環境も乏しく動画、配信ダンスなんかない。

常に綱渡り状態で、リスクヘッジは重要。

しかも仕事の幅を広げたり、近い周りから認知度を上げるプロモーション効果もある。

みんなは是非、気を付けてほしい。

もし今の自分が同じような状況の後輩にアドバイスするなら。


もし仕事が忙しくスクール側にも代講とか迷惑かけてる場合。
一般スタジオのダンスレッスンは辞めて、音楽、芸能系生のスクールだけ継続すれば良いよ。でも芸能系のスクールは仕事に繋がる可能性もあるから継続するメリット大きいと思う。
むしろ、自分達でもスクール開いちゃえば?そこで良い子がいたらチームに入れて…
(なんかそんなシステムあるなw)

決して全部切って辞めろ!
的なことは言わないし、もっと大きなことできるじゃん?
と規模や可能性を広げるアドバイスをするだろう。


もう1つエピソードがある。

事務所の上司(プロデューサー)のエピソード

これはユニット活動終盤の話。
仕事も少なく、活動規模も広がらない状況だった。

この状況で上司は毎回大風呂敷広げ、自分達に上手く話す。
でも結局、”仕事として形にならない”の繰り返し。
この時も「仕事取ってきたぞ!」アピールをしてきた。

自分は今回も同じ流れ(仕事にならない)の予感がしたので、


「上手くいけばいいですね」

と皮肉っぽく素直に口にしたところ、

「上手くいくんだよ!」

と逆ギレされた。


この時、
「は?なんでキレてんの?」
と思った。
自分は正論を伝えたと思ったからだ。

確かに会社なら上司を怒らせるかもしれない笑
でも、実際に毎回仕事にならず終わっているのだ。
プライド、自尊心だけ高くその自覚が足りない。

その席にはメンバー全員いたのだけど、その後に
「あれ、おかしいよな」
というフォローも全くなく、むしろ
「お前がおかしい事を言ってしまった」
と笑い話になっていた。

仕事にならない状況を笑えるて異常なモードだ。
今思うと上の人間もメンバーも終わってたね。

上に立つ人の「人間性」と「器と行動力」「先見性」などは本当に重要。
あと、近い人間にも言える事で、

何をやるか
より
誰と何をやるか

これが物凄く大事だと学んだ。


自分で考え発言し行動する事が大事

順調に物事が進み過ぎると思考も低下してしまう。
最初のトントン拍子のおかげで、自分は事務所や上司に寄りかかり過ぎていた。

「業界知らないし、着いて行けば大丈夫っしょ!」

みたいな。

・自分達がどうなりたいのか?
・何を目指しているのか?


方向性、コンセプトも”ふわふわ”して活動していた。

もちろん「見せ方」や「方向性」は話し合いをしていた。
けど、ダンスに関してだけで結局は事務所や上の考えた意見に着いていくしかなかった。

そして、ハッキリ言うと全員(自分、メンバー、上司含め)センスがなかった。
という結果に終わった訳だが…。

用意された衣装をダサいと思っても
「いいっすねー」
とサラリーマン的な反応をしたり…。

ムーブメントを生み出そうとしている人間がこれではダメだ。
上司とぶつかり対立するぐらいの「気持ち」と「意見」を持たないと、人を魅了するアーティストになれる訳が無い。


将来のビジョンを設定する

当時はダンスでメディア活動するユニットは非常に少なかった。
そんな恵まれた環境と活動に自分達は楽観視していた。

用意された船に乗り、揺られていればゴールに着くだろう。

そんな甘い考えで活動していた。
その代わり、毎日本当に楽しく後悔なく好きなことだけして過ごしてきた。
それは今もありがたいし、あの日々で満たされた事も沢山ある。

それでも、お金やビジネスに関してもっと勉強しておくべきだったし、あの環境だからこそもっと有意義に学べたはずだ。

長い物に巻かれず、

セルフブランディングする意気込みで取り組むべきだった。

ダンス業界でそこそこ地位を確立していたのだから、やれたことは物凄い沢山あったはず。


調子に乗らない

これがラスト。

この「調子に乗らない」は先ほど挙げた全ての項目に共通するマインド。

もちろん自分に自信を持つ事も大事だし、謙虚過ぎるのも気持ちが悪い。
しかし、成金みたいな無駄な調子の乗り過ぎは人間性と思考を低下させる。
特に活動、仕事が人目に付く「芸能」や「音楽」はそれが分かりやすい。
落ちる時は大抵、調子に乗った時。
である。

あと、ラストに。

お金についてしっかり話せない人は信じない方がいい。

当時、自分達のユニット名を使いダンススタジオをオープンしたんだけど、そのオーナーはギャラ、お金の話をはぐらかす人だった。

それを感じた自分は先に抜けたんだけど、案の定、その人は自分たちを騙していてトラブルになったらしい。


メジャーデビューをして学んだこと反省点のまとめ

今回はリアルな心境と反省点を書いてみた。
これは自分しか書けない事なので、参考になれば嬉しい。

・調子に乗らない。
・自分の意見をしっかり持つ。
・上の人間と対立する覚悟。
・将来のビジョンへ邁進。

勉強させてくれた皆さん、ありがとう御座いました!

▪️運営ブログ : ダンサーズクエスチョン

乱文ですが、自分の経験をアウトプットしていきます。 サポートしてくれると凄く喜びます!