二極化しそうになったら、 あと二極くらい足す。
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二極化しそうになったら、 あと二極くらい足す。

いろんなメモアプリやタスク管理ソフトがあるけど、なんだかんだでiPhoneのメモが一番使いやすいなあと思う今日この頃。

過去のメモを見返していると
色々発見がある。

超個人的なメモだから
結構辛辣なことも平気で書いてたりして面白い。

例えばこれは7年前、2014年に書いてたメモ書き↓

原発はいらないよ。その根拠は直感。しかしこれ以上の根拠の何がいるというのか? 直感的に怖いと思ったり、おかしいと思ったり、その感覚を信じる世の中にしたい。狡猾にその『?』に蓋をしようとしてくる人間の傲慢さを超えるたくましさを持とう。うまくやろう。東京に答えはありません。東京はただの蓋です。臭いものを大きく包む日本一オシャレでデカイ蓋です。中身はこっちにある。地方にある。だから東京も早く一地方になればいい。なんでもかんでもパッケージし直して、そんなもん見て、すごーい! とかもう言わへんよ。ガワの時代は、ハイ終了〜! 撤収ーっ はよ次行こ、次へ。


なんか怒られそう……。

でもまあ、なんというか言ってることは変わんないなと思う。

そう思えば、以下のメモも同じく7年前のメモだけど、
先週書いたnoteと、同んなじこと言ってんなと思って面白かった。

たった二行なんだけど

二極化しそうになったら
あと二極くらい足す。

なんかいい。

いったいこれ書いたとき、どんな気分だったんだろう?

でもせっかくだから
7年前の自分に向き合ってみよう。

編集者として言葉に向き合う仕事を続けていると、白黒じゃない世界を何かしらの言葉に置き換えることの苦悩に毎度ぶつかる。

答えがほしい人たちに、答えのようなものを無闇に提供するのは麻薬みたいなもので、そのことは以下の記事にも書いたけど、言い切るほうも言い切られるほうも気持ちよくなっちゃって、言い切る人が妙な教祖みたいになってく、っていう流れ、ほんと見ててつらい。

あなたは #きのこの山 派? それとも #たけのこの里 派?
みたいなことならいいけれど、それが未来に深くかかわっていく重要な事柄であればあるほどに、2極論は問題だなと思う。


自分も含めて人間は面倒な思考から逃げたくなっちゃうので、例えば選挙戦などでも「結局誰がいいの?」という短絡的な結論にすぐ落とし込もうとする。それゆえ、まあ……この人かこの人のどっちかだなという二つまで消去法で進めていきがち。けれどこればっかりは当然のステップだと思うから、それ自体がわるいということではなくて、問題はそうやって二つの候補に絞っていく作業をすら他人に委ねてしまうことだ。

✳︎

話が飛ぶようだけれど、最近「謎解き」が流行っている。

僕はこの謎解きブームっていうのがとても良いなと思っていて、それは大抵の問題が、その問いに隠された意図を読まないと回答できないから。例えば、一連の出題に関連性があって、少し前の謎に登場したイラストを見れば答えが導かれるみたいなものがよくあって、つまり、目の前の問いだけを見ていては答えに辿り着かない。

この癖がつくことってとても大事なことだと思うので、松丸亮吾くんの謎解き本などに嵌まっている小学生とかが、目の前の問いが全てではないという真理に気づいて、ふだんの学校生活にもその考えを活かしていくことができるようになれば、とてもとても良いかも。と思ったりしている。

僕は編集者だから、二極論を前にしたとき、そもそも本当に選択肢がその二つしかないのかどうか? が、気になって仕方がない。というかその二つ以外の答えがないわけがないと思っている。

例えば、これまでは学校に行くという選択肢しかなかったのが、行かないという選択肢が増えたことはよいけれど、それが「行く」と「行かない」の二極論であるうちは、そこに大した意味はない。行くと行かないと間にある、多くの可能性を可視化していくことが、あらゆる分野において、いまとても重要な仕事だと僕は思う。

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二極化しそうになったら、 あと二極くらい足す。

藤本智士(Re:S)

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編集者。1974年生まれ。『Re:S』『のんびり』『なんも大学』編集長。著書に『風と土の秋田』『魔法をかける編集』『アルバムのチカラ』。その他『ニッポンの嵐』『るろうにほん 熊本へ』(佐藤健)など手掛けた書籍多数。 http://bit.ly/satoshifujimoto