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研究の日々

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#研究

科学と芸術が一緒にできることとは?

科学と芸術が一緒にできることとは?

森・里・海のつながりを総合的に研究する「RE:CONNECT(リコネクト)」。RE:CONNECTは、日本財団と京都大学が共同で行っているプロジェクトです。このプロジェクトは、専門分野や考え方、取り組みがユニークな研究者たちが集い、市民と一緒に調査や環境保全に取り組む「シチズンサイエンス」という考え方をもとに活動しています。
プロジェクトリーダーである伊勢武史さんはRE:CONNECTの活動におい

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人の活動が織りなす複雑な地域コミュニティをひもとく地理学者

人の活動が織りなす複雑な地域コミュニティをひもとく地理学者

森・里・海のつながりを総合的に研究する、日本財団×京都大学共同プロジェクト「RE:CONNECT(リコネクト)」。このプロジェクトは、専門分野や考え方、取り組みがユニークな研究者たちが集い、市民と一緒に調査や環境保全に取り組む「シチズンサイエンス」という考え方をもとに活動しています。今回紹介するのは、地理学の分野で地域コミュニティをテーマに研究をする清池祥野さんです。

伝統行事は地域コミュニティ

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その土地に住み、土地の人とともに環境問題に挑む研究者

その土地に住み、土地の人とともに環境問題に挑む研究者

亀岡さんは学生時代にインドネシア・スマトラ島のリアウ州で熱帯泥炭地火災をテーマに滞在型研究を行っていました。

泥炭地とは植物遺体などの有機物が堆積してできた土壌のこと。もともと泥炭地は表面が水で覆われた湿地環境でしたが、パーム油用のアブラヤシやパルプ用のアカシアの栽培のために排水がなされ、乾燥化が進みました。

乾燥化した泥炭地では火災が起きやすく、2015年には、兵庫県の面積に匹敵する約86万

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地Qとはなにか?【地Qチームレポート#0】

地Qとはなにか?【地Qチームレポート#0】

僕が所属しているRe:connectというプロジェクトでは研究以外に社会連携活動も積極に行っている。社会連携といってもいくつかチームがあり、僕自身はその中の地Qというチームに参加して活動を行っている。

このたび、各チームにおける進捗だったり思いついたアイデアだったり、うまくいったことだったり、はたまたうまくいかなかったことだったり、、、そういった様々なことをチームレポートとしてnoteに公開して

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データサイエンティストとしてのゼロからの出発① カエル研究者の苦悩

僕の本業は生態学者である。大学時代の4年生時にカエルの研究テーマと出会い、そこから10年弱、カエルの鳴き声について研究を続けてきた。そんな僕がどうしてデータサイエンティストとして歩むことになったのかについて書いていこうと思う。今回はそのいわばエピソードゼロとでも言うべき内容、つまりカエル研究者が10年目にしてなぜ専門分野を変えようと思ったのかについて書いていこうと思う。

また、この記事は現在進行

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