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二度と失敗を繰り返さない!習慣作りで挫折しないための取り組みとは【ユーザーインタビュー】

運動・読書・勉強等々、”やる”と決心するも結局何もしないで終わったり、挑戦するも3日もたたず習慣化する前に諦めてしまった経験は誰しも一度や二度あるのではないでしょうか?今回は目標達成のために、とある習慣を身に着けることに挑戦し失敗したものの、再度挑戦し見事習慣化に成功した経験をもつタカさんに、習慣作りをする上で大切なポイントを聞いてきましたので是非参考にしてもらえれば嬉しいです!
※この記事は以前投稿したものを再編集しています。

習慣化を阻む「イレギュラー」と「モチベーションの波」

— 今日はよろしくお願いします!たかさんは習慣化に挑戦したものの一度挫折してしまったと聞きました。そもそもどうして習慣化を始めようと思ったのですか?

自分を変えたいという気持ちを強く持つようになったためです。当時は仕事は頑張っていたんですがプライベートではダラダラ過ごす日も多く、このままではいけないなという漠然とした不安感がありました。仕事の方でもマネージャーに昇進するなど順調にキャリアを歩んでいたものの、部署異動を機に新しい上司と価値観が合わずストレスを溜めるようになりました。ため込んだストレスを解消するためにYouTubeを長時間見るようになりプライベートにも影響が及ぶようになったため、今のままではまずいと思いしっかり向き合おうと思ったのがきっかけです。

— 強い気持ちを持って習慣化にチャレンジしたのですね。どんなことを習慣化しようとしたのですか?

始めはストレス解消のために運動をし、また日々のストレスの原因と解決策を明確にするために内省を習慣化しようと試みました。最初こそ自分を変えるぞと意気込んでいたのですが、決めたことを達成できない日が続くようになり結局数週間で挫折してしまいました。仕事で遅くなったり、友人との遊びの予定などイレギュラーな予定が入ってしまうと、自分で決めたこととはいえどうしてもできない日が出てしまうんです。一朝一夕で変化するわけではないのに、すぐに結果を求めすぎてしまって自分が変化する前に心が折れてしまいましたね。

今思うと日々の習慣化したい内容を達成できなかった時の気持ちの立て直しが下手でした。仮にできない日があっても次から頑張ろうとすればいいのですが、理想を高く持ちすぎた結果、上手くできなかった気持ちを引きずってしまいリセットすることができなったなと思います。習慣化をするには気持ちのコントロールが大事だと今ならわかるのですが、当時は自分自身の変化が感じられず徐々に義務感が強くなってしまいモチベーションを維持することができませんでした。

習慣化を促す「仲間の存在」と「実績の可視化」

— 1回できないとそのままなし崩し的にやらなくなるってすごくわかります。それでも再度習慣化にチャレンジしたのはどうしてでしょうか?

一度は挫折したものの自分を変えたいという気持ち自体は消えていなかったんですよね。あと元来負けず嫌いな性格もあってこのまま終わってたまるか、みたいな気持ちが湧いてきたのも大きかったです。そのためもう一度運動と内省の習慣化にチャレンジしました。前回上手くいかなかった原因を振り返った結果、「できなかった時の気持ちの立て直しをいかに素早くするか」と「モチベーションの波の大きさを小さくすること」の二つが大事だと気づきました。そのため今回は強い決意だけではなく、上手くいかない阻害要因をなくす取り組みも始めました。

— 具体的にどのような取り組みをしたのでしょうか?

まず「気持ちの立て直し」については、自分と同じように目標達成に向けて何かの習慣作りに挑戦している人たちを頼るようにしました。前回は自分一人で頑張ろうとしていたのですが、自分だけでは気持ちの立て直しは難しいなと感じたんですよね。具体的には同じように何か習慣化したいと思っている仲間と定期的に進捗を話すようにして、お互いアドバイスをしあったり励ましあっていました。

頑張っている人と話すことで自分も頑張ろうと思えますし、何より達成できなかった時でも、どうしたら次は達成できるか一緒に考えてくれる仲間がいてくれることでポジティブな気持ちになれましたね。大事なのは仮にイレギュラーで達成できない日があったとしてもきちんと仲間に結果を伝えることです。正直に話せば相手も応援してくれるし、自分も気持ちを吐き出せて切り替えやすくなるなと思っています。

— 「モチベーションの維持」についてはどうでしょうか?

自分が感じたことなどの日々の感情や記録をログとして残すようにしました。
ログを残すことで進捗感を感じられるようになったことが習慣化を作る上ですごく大きな助けになりました。自分が成長している実感を感じられないと人間って続けられないと思うんですよね。例えば運動習慣としてランニングをしていたのですが、毎日走った距離を残していくことで自分の努力が積み重なっているのが目に見えるようになり、明日も頑張ろうと思えました。また、感情の記録を残し続けることで自分がどんな時にイライラするのか、どんな時に嬉しいのかみたいな感情の傾向が見えてくるようになり、以前より自分をコントロールできるようになりました。

自分をコントロールできるようになると少しきつい時があっても頑張ろうと一人でもある程度気持ちの立て直しができるようになり、結果的にランニングや内省以外にもいくつか習慣化ができるようになったので今はすごく充実しています。

— 成長を感じられると自然とモチベーションも保ちやすくなりますよね!習慣化するまでの一連の出来事を通して気づいたことは何かありますか?

月並みですが何事も続けることがとにかく大事だと思いましたね。例えばランニングも最初は運動目的だったのですが、続けていくと思考の整理にもなって気分転換にもなるなと気づいてからは一層ランニングする意欲が自然と湧くようになりました。

あとは目標を小さく細分化するのが大事だなと気づきました。ランニングで例えると「月に40キロ、そのために週に10キロ以上走る」と決めたとします。ある週が5キロしか走れなかったとすると、どこかで5キロ余分に頑張らないといけないですよね。元々10キロ走るのも大変なのに5キロもプラスして走らなければいけないと思うと走る意欲がなくなるのではないでしょうか。そうではなく、「毎週10キロ走る」みたいに細分化された目標を掲げると仮に達成できない週があっても次に切り替えやすくなります。

先を見据えた目標設定も大事だとは思うのですが、自分は目の前の階段を一歩づつ登った結果でしか大きな目標は達成できないと思うので習慣化が身についていないうちは小さな目標設定を心がけるのが大事だと思っています。

— 目標の置き方は意外と気にされてない方が多い気がしますが、確かに大事な観点ですよね。最後に今後の抱負を教えてください。

自分自身好奇心が旺盛なのでもっと人生の中で様々な感動や喜ぶ体験をしたいと思っており、そのためには自分を高め続けていきたいと思っています。また、過去の自分のように充実感を感じ切れていない人がいたら、その方を何かしらの形で支援できたらなとも思っているのでもっと自分のことを発信していきたいと思っています。
こうして取材してもらえて改めて自分のことを俯瞰してみることができましたし、発信の一歩になって嬉しかったです、ありがとうございました。

— こちらこそたかさんの経験談から多くのことを学ばせていただき大変勉強になりました。今日は本当にありがとうございました!

インタビュー:賀茂 慎一郎 撮影:清原 明音 編集:井上 勇人

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