私の頭の中の九十九社長。

火曜は「獣になれない私たち」というドラマの最終回だった。元々は全然テレビを見ない人間だったが、営業の先輩から「アメトーーク!とロンドンハーツは欠かさず見て、芸人から話芸とテンションを学べ」と言われ、見るようになった。

また、嫁はそれなりにテレビっ子で、毎シーズン何かのドラマを見ているので一緒に見るようになり、最近は2〜3シリーズを録画して時間の合うときに見ている。物語に没入するのも楽しいし、共通の話題も出来るので良い習慣だなと思う。


さて、今期のドラマで「獣になれない私たち」というドラマがあり、今週火曜が最終回だった。ガッキー主演にハズレなし、なんて言葉があるかどうかは知らないが、ガッキーの出ているドラマは毎回見ていて面白い。


このドラマには、九十九社長という強面ハゲの関西弁パワハラ社長が登場する。こんな社長の元では働きたくない、という象徴のようなキャラクターだが、個人的には、対岸の火事には出来ないなぁと感じる部分があった。

九十九社長はめちゃくちゃ頭の回転が速く、ブルトーザーのように強力な突進力で仕事を進める。顧客本位で先回りして考え、矢継ぎ早に部下へと指示を出すが、常人ではそのスピードに追いつけず、部下はヘトヘトになっている。

また、九十九社長は仕事とプライベートの境目がないのだろう。休日にも仕事のことを考え、思いついたことは次々に部下へメッセージを投げる。レスポンスが遅ければ休日でもガンガン電話で追い掛ける。

彼は自分の考えが絶対的に正しいと思っているし、実際に顧客目線では正しい判断なのだろう。それに着いてこれない部下を野次り、罵り、こき下ろす。結果、嫌になった人は辞めていくし、悪評で求人も全然集まらない。


さすがにここまで極端な振る舞いはしないが、僕も頭に浮かんだアイディアを良かれと思って次々にメールで投げ、部下を混乱させてしまったことがある。

僕の中では、電話ではなくメールだから自分の都合のよいペースで見るだろう、部下なりにスケジュールを考えてToDo管理をするだろう、やり方が分からなかったら都度相談に来るだろう、などと考えていた。


お察しの通り、この考えは甘過ぎた。

上司からのメールは想像以上に重く受け止められるし、誰もが自分と同じようにスケジュール管理をするわけではないし、日常的に事務所にいるわけではない僕に対しては相談をするのも大変。

結果、かなりのストレスを抱えさせてしまって、本当に悪いことをしたなと思っている。相手が自分と同じように情報を受け止められる、という前提が大きな間違いで、性格や経験や適性によって、適切なコミュニケーションは異なるのだ。


九十九社長はドラマの本筋ではないのだが、このドラマを見た人には強烈な印象を残していることと思う。人をマネジメントする立場の方には、是非ドラマを見ていただいて、反面教師として強く心に刻んでおくことをオススメしたい。

#けもなれ #獣になれない私たち #九十九社長 #ガッキー

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宮城県気仙沼市出身、1983年3月生まれ。PL学園・早稲田大学・日本IBM・ベンチャーを経て、2014年12月に帰郷。1850年創業の漁業資材販売店・アサヤ株式会社、地元産品を扱う通販サイト・気仙沼さん、観光商品開発を担うちょいのぞき気仙沼、の3本柱で活動しています。
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