目的・手法・効果、というフレームワーク。

気仙沼青年会議所では、次年度に各委員会の委員長を務める人間が、委員会基本方針という文書を書くことになっている。表題に書いたフレームワークは、その基本方針の中で用いられる考え方だ。

基本方針の中では、「(目的)のために、(手法)を実施し、(効果)を得ます」というひな形に合わせて書かなくてはならないのだが、意外とこの目的と効果の区別が難しい。


例えば、僕が今回出した基本方針には、「交流を深めるために、懇親会を開催し、結束と士気を高めます」という書き方をした。ところが、これでは目的と効果が逆になっているように感じるとのこと。

今日の指摘によれば、どうやら、「(手法)を実施すると、(効果)が得られて、その結果、(目的)が達成される」という関係が成り立たないといけないようだ。

結束と士気が高まった結果として交流が深まるのか、交流が深まった結果として結束と士気が高まるのか。こう言われると、後者の方が自然に感じるから、確かに目的と効果が逆になっているのだろう。


別の書き方をすれば、目的がゴール地点、手法がスタート地点からの移動手段、効果がその途中経過、ということなのかもしれない。

ディベート時代しかり、コンサル時代しかり、ロジックを文章に落とすのは苦手ではないけど、組織が変わればフレームワークも変わる。場に合わせた文章が組み立てられるようにしたい。

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