企業研究の泥沼にハマるな。

企業研究には果てしない沼が待っている。目的意識を明確に持っていないと、やらなくてはいけない義務感だけに追いかけられて、いつまでもズルズルと続けてしまう。

大体、目的意識もなく企業研究を続けても、興味の湧かない情報はなかなか頭に入ってこないか、全然生産性も上がらないのだ。そんな時間を費やしても、良い仕事選びには全く貢献しない。

そもそも、筆記試験で企業についての知識を問われることは少ない。創業者の誕生日は何月何日か、質問に答えられないから不採用、なんて会社があったら、あまりに現実を見てないからむしろ入社しない方が正解。


個人的なオススメは、仕事選びの判断軸をしっかりと定めた上で、「判断軸にマッチしている要素はこの企業のどこか?」を探すのを目的にすること。狙いを定めて情報を探すのは、学習効率を上げる鉄則である。

例えば僕なら、「問題解決、英語、IT」というのが判断軸だから、それらの要素がどこにあるかを探す。クライアントが国内企業だとしても、技術文書の大半は英語だから、英語が好きなことでキャッチアップが早い、という強みにできる。

企業と判断軸が合致していることさえ具体的に言えれば、あとは自分の判断軸を話すだけでよい。それ以上は企業のことを詳しく知っておく必要もないのだ。


強いて言えば、ホームページなどで調べれば分かる情報よりは、自分自身が体験した情報の方がよい。例えば、説明会で話してくれた○○さんに共感した、母親が貴社の○○製品のユーザーだ、といった実体験なら相手の印象にも残る。

間違いなく言えるのは、採用担当者が知りたいのは学生自身のことだ、ということ。企業のことを知ることに大量の時間を掛けるくらいなら、自分自身のことをきちんと伝える練習に是非とも時間を割いて欲しい。

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