人生の意義や目的を人に与えられることが価値。

昨年末から、知り合いから議論の土台に読んでみて、と紹介された「お金 2.0」という本を読んでいる。2章くらいまでは紹介された日にKindleで読み進めたのだけど、ちょっとペースが落ちて年を越してしまった。

タイトルに書いたのは、この本の中でビビッと来たフレーズの一つ。地方の経営者にとって、経済価値や最新技術が都市部に一極集中していく中で、自分の会社で働くべき理由を明確に提示するのは非常に重要な仕事になりそうだ。


以前、アサヤでインターンをしてくれた大学生は、この会社で働いていると自分の存在意義を感じやすい、と行ってくれた。三陸の基幹産業である漁業を道具の面から支える、というミッションはシンプルで分かりやすい。

ただ、世の中にある仕事は部分的・間接的になりやすい。ある地域のある業界の一部の企業にしかサービスを提供しないとか、ある製品を構成する一部品のある工程にしか関わらないとか、複雑で分かりにくいものが多い。

ただ、世の中に大きなインパクトをもたらす業界や製品は、たくさんのプレイヤーが何層にも関わるわけで、複雑で分かりにくくて当然。それを的確に整理して、働く意義や目的をきちんと伝えるのは経営者の責任、ということだ。

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