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それが悲劇かどうかは、演出によって変わる

テレビで、野生の王国、
弱肉強食で成り立つ生態系、
自然の営みの雄大な流れを見る、

そこに生命の誕生とか、
赤ちゃん動物、のドラマ、
面白みや、かわいさが、映される。
ほっこり(*^^*)

これは、人間のつけた構成、演出で、
そういう映像作品になってるだけで。

逆に、ドロドロの愛憎劇を見たり、
食うか食われるか恐怖の殺戮の世界、
厳しい自然と悲劇と絶望の連続
のドラマ仕立てに、演出することもできる。

どこにフォーカスして、
どこをクローズアップするかで、

コメディーになったり、
ハートフルになったり、
ロマンスになったり、
サスペンスになったり、
ホラーになったり。

人生は近くで見ると悲劇だが、 遠くから見れば喜劇である。
ー チャーリー・チャップリン

すぐ、ちゃららーん、とか、
どよよーん、とした、恐怖のBGMが、脳内に流れてませんか?

条件反射で、
無意識のうちにだけど、

選曲して流してるのは、
確実に自分。

診察室では、
出来事を聞かせてもらいながら、
その人の脚色、演出、構成のクセが、よくわかる。

でも、これ、
当の本人には、ほとんど、わからない。
大丈夫、わからないのが普通です。
僕自身も、自分のことは、よくわからないので、
病んだ時には、人に頼んで見てもらうことになる。
誰かに話して、一緒に見てもらうのが最初の一歩。

どんなジャンルのドラマ仕立てが多いのか、
別に、喜劇が優れていて、悲劇がダメな作品、ということはないでしょう。
自分を責めることはないです。
変えるのではなくて、まず、よく観る。

診察室で話しているうちに、どんなドラマ構成か、演出どうなってるか、気がつく視座ができてきて、役者目線から、監督目線になってくる。
通院して知らずに身につけていたのは、ここですね。

今まで頑張って良くしようとしたのは、役者としてですよね。
俳優スキルをいくら高めても、ドラマストーリーは変えれないけど、
監督目線で続けてたら、いつか別のドラマ作品も生まれる日が来ますよね。

いろんな人のストーリーをきく、
ドラマ、漫画、映画観る、のも、おすすめですよ!
これ、師匠の教え。



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