見出し画像

「見よ。それは非常に良かった。」救われたはずの私たちクリスチャンは「非常に良」くなったのか。

創世記1:31「神はご自分が造ったすべてのもの見られた。見よ、それは非常に良かった。夕があり、朝があった。第六日。」(新改訳2017)

今日の記事は無料です。最後までそのままお読みいただけます。

私の会社は株式会社RCMといいます。RCMは、私が作った心を扱う手法の略です。

Re Creation Method

「人を創造されたときの姿に戻す手法」という意味があります。
「創世記1:31の希望と喜びに満ちた、神様が満足されたあのときの人の姿に、戻ることができるはずだ。そのために聖書66巻があるはずだ。」心理学や境界線の概念など、心についての知識のいくつかの破片を拾い集めたとき、私はそう確信しました。破れた宝の地図の破片をいくつか手に入れたような気持ちでした。
そこから仮説を実証する実験と検証を重ね、メソッドを構築して完成させたのがRC Methodです。
宝の地図は完成しています。ブラッシュアップの余地はあるでしょうけれど。

さて今回は、人が神様から離れる仕組みについて解説しようと思いますよ。

人は罪を犯したとき、傷ついたとき、その人の持つ神像が歪みます。創世記2:17「しかし、善悪の知識の木からは、食べてはならない。その木から食べるとき、あなたは必ず死ぬ。」と言われたその実を食べたとき、人は主に向かって創世記3:12「私のそばにいるようにとあなたが与えてくださったこの女が、あの木から取って私にくれたので、私は食べたのです。」と言いました。人にとって神が「罪を犯させるために女をそばに置くような方」になりました。神様はそんな方ですか?罪を犯させることをわざわざするようなお方ですか?しかしすでに人にとってはこの歪んだ神様の姿しか見えなくなりました。ああ。神様と楽しく過ごした「人」はもう、死にました。喪失です。主が「あなたは必ず死ぬ」と言われた通り。

クリスチャンのカウンセリングをしていると、その人その人の神像が歪んでいると分かります。残虐で、冷たく、人をひどい目に遭わせる、苦しんでいても見向きもしない、罠を置く、嫌なことをあえてさせる、などなど。神様は、そんな方ではないはずなのに。
人は育つ過程で、間違った神像を脳に蓄えていきます。不思議ですが、これは神様を信仰していなくてもそうです。
直接神様にお会いしたのでもないのに、親にされたこと、先生にされたこと、見ず知らずの人にされたことまで「神像」に結びつけていきます。

神様を信じて洗礼を受けたクリスチャンは、聖書を学び、祈り、日々実践を重ねる中で、神像が修復されていくことが本来の信仰生活だと思います。しかし、育ちの中で強烈に刻み込まれた傷は、信仰生活を重ねてもなかなか修復されず、その人を苦しめ続けます。
こういう人が教会の指導的立場に立つと、無意識のうちにその人の歪んだ神像を通して聖書の神様も歪んで伝えられていきます。

時々、教会生活で苦しむ方々のお話を伺うと、教会員の多くが同じ歪んだ神像を持って人を裁き、傷つけている場合があります。牧師やグループのリーダーなど、指導的立場の人の影響が見えます。

神像が歪んで固定していく理由は、潜在意識の存在があるからです。神様は人に大きな能力を与えておられますが、人にはあまりに大きくて扱えないので、ほとんどが無意識に置かれています。潜在意識はPCのプログラムのように作動します。神像が歪んでプログラミングされると、その神像を元に思考と行動が決められていきます。
潜在意識は怪しい考え方ではなく、小脳と脳幹が司ると言われる脳の働きです。靴を履くときに、足を持ち上げたりすることをいちいち考えなくても勝手に履けるでしょう。しかし靴を履くという動作は非常に複雑で多くの動きが伴います。これを無意識に本人のあずかり知らぬところで勝手にやってくれるのが潜在意識の働きです。思考も行動もこの潜在意識のプログラミングに沿って、思わぬクセも入れながら勝手に行われる部分が多いのです。

話を戻しましょう。潜在意識に歪んだ神像がプログラミングされると。
「虐待する親の元に生まれさせた神」→「神は私が幸せになることを望んでいない」→「苦しみばかり経験させる神」→「他の人のために私を犠牲にする神」(キリストの犠牲とリンク)(自己犠牲こそ愛)(信仰は苦しみ)

つらいつらいつらーい!
また聖書は情報量が多いので、そういう情報をつなげることもできてしまいます。しかし「神は愛です。」が抜け落ちます。このような歪んだ神像が強化される思考パターンに入ると、信仰生活が長くなるほど拗れていきます。信仰を持って益々つらくなるのは、このためです。

本人には全く自覚なく「主はすばらしい!賛美します!」と言いながら、悲惨な迫害に遭っている場合も、私が観察する限りでは、必ず密かに歪んだ神像を抱えています。

RCMethodは、潜在意識のプログラムを書き換える技術に非常に強いです。

神像だけでなく、セルフイメージや習慣的に犯してしまう罪、そういったものも、潜在意識が司っているので、潜在意識を書き換えることによって、修正することができます。座学で46時間のボリュームで、3回同じものを受講してやっと分かってくる(受講生談)そうなので、ここでお伝えすることはできませんが、「可能」なのですよ。
ちなみにその学びが必要なのは、技術を持つためであって、学ばなくともカウンセリングを受けてくだされば「結果」を受け取ることはできます。外科手術をするために勉強をする量は膨大でも、受ける側は少し注意すべき点を守ってベッドに寝るだけ、と同じです。

実際には神像に歪みがあれば神像のみ扱えば良いのではなく、伝播する影響もあちこちに出ているのも扱うし、どこが元になっているかも探る必要があります。

結局、神像の歪みも「トラウマ」に分類することができます。「潜在意識に入ってしまった本人を不幸にするプログラムを書き換える」のがRCメソッドですから、性虐、アダルトチルドレン、毒親、イップスなどなど、過去の傷に影響を受け続けて本人を苦しめる状態に汎用できます。

プログラムを書き換える際、幸せになれるプログラムを新たに書き入れる必要があります。それをニュートラルポジションとして定義しましたが、それも私は聖書から抽出しました。

RCMethod全体が聖書によって形作られ、心理学や脳科学からの裏付けを取っています。神様を信仰していない人にも効果があることが、聖書の神様が人をお造りになった証明になるのではないかしらと個人的には思っておりますが、キリスト教信仰を勧めたりはしておりません。

しかし私には数百人の実績があり、人が本来の姿を取り戻すことが、どんなに生きやすく幸せになれることかを知っています。仕事をすればするほど、神様が創造された姿は「見よ、非常に良」いのだと喜びと希望を持ちます。

私のメソッドは外科手術のようで、短時間で変化が大きいですが、教会は、時間をかけて「見よ、非常に良かった」と主が満足される姿へと導くためにある集まりではないでしょうか。礼拝が喜びを増し、主の栄光がますます現されるには、主の創造のすばらしさを私たちが体現していくことによることになっていませんでしたっけ。本来のあり方を見失っていませんか?

人は、責めて修正されるようにできていません。パウロを始め聖書が書かれた当時はそのことがまだ発見されていませんでしたが、今は人の行動を修正するために様々な手法が開発されています。イエス様は、責めずに人を変えていかれました。人を矯正するのは、痛みなしで可能です。なぜ未だ教会は裁き責めるのでしょう。
人を育てるのに最先端であるべきなのに、遅れをとっている現実がありますね。

寛容と無関心を履き違え、正しさを自分の行動を省みるためでなく、他人の足りないところを突くために使い、自分の欲求不満をすり替えて他者へ同調圧力をかけて、…それを優しさのふりをしてやっちゃうのがなおキモい。
あっ今回は無料で公開するんだから、毒吐いちゃダメ。

そういう、「いい人のフリをした人たち」に教会で傷つけられた人たちが、私のところに何人も何人もいらしていますよ。いい人のフリだって幸せじゃないでしょう。フリをしていることにも気づかず、正しいことをしていると信じている人も多いと知っています。

さて、聖書に帰りましょう。「実を見なさい」と書いてあります。正しいかどうかは、実を見れば分かります。仮面でなく本当に家庭円満で、友だちがいて、人間関係が良好で、幸せでいられるなら、それは正しいと思います。幸せでなくて、他人のやることに口を出したくなり、外ではうまくいっているように見せていても、ちっとも満たされていないなら、その姿勢は神様の創造された姿から離れています。

クリスチャンである愛する兄弟姉妹の皆さん、「見よ、非常に良かった。」と言われる姿を生きていますか?主は、あなたの苦しみを見ないで「お前は正しくない」なんておっしゃいませんよ。悲しみ、怒り、つらさを抱えているならば、それだけ人が気になります。主があなたを創造されたときの本来の姿は、喜びと満たしを受け取れる姿です。今幸せじゃないなら、それは他人のせいではなくて、あなたが創造された姿からズレているからです。主は「あなたを癒そう。あなたを愛しているから。」と言われる方です。

痛みがあるところを直視するのは、怖い。見たくないものです。深い大きな傷ほどそうです。何年もかけなくて良いです。60分で良いの。(カウンセリングならね。複雑骨折だったら回数かかるかもしれませんが)まずは心の骨折を治してから、教会生活でリハビリが早いです。教会がそういう役割を果たしてくれたら助かります。協力してくれる教会が増えていくように祈っています。

私の使命は、人を創造されたときの姿に戻していくことです。私の技術は、イエス様の十字架と復活なしには構築できませんでした。イエス様が私の傷を癒し、創造されたときの姿に戻してくださいました。聖書の何も否定しません。RCMethodのカウンセリングを受けたクリスチャンは、神様をより愛するようになり、信頼を増します。ただし、拒否をしなければ。たまに、自分の問題を直視せず、他人のせいにし続けたいクリスチャンもいて、最後まで受け入れずに拒否をした人も、ひとり、ふたりいます。
神様が自由意志を重んじ、人に罪を犯す自由をお与えになったと同じく、私も権利を侵害しません。拒否をするならば、受け取れません。

他人を変えようとしているうちは、何も変わりません。

あなたが、創造された姿を生きることを選ぶか、拒否するかなのですよ。

カウンセリングご予約ページ

心の構造を知るベーシックセミナー

認定カウンセラー養成講座

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?