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20161101渋澤怜のライヴハウスデビュー戦について


2016/11/01@高円寺クラブライナーでライヴをしました。


生まれて初めてライヴハウスでライヴをした。(高円寺無力無善寺はバンドが出られないライヴハウスなので私の中でライヴハウスではない)。
 
ずっと憧れの対象であったバンドマンが出入りしてるあの扉の向こうはどんな風になってるんだろうと思って楽屋に向かってみたけど、ただの地下室臭のキツい倉庫のような小部屋だった。一瞥してすぐに出て、以後戻らなかった。出番の時も客席から直接行った。「乗り込んでくる」感を出したかったからだ。
 
みんなすげえ歌がうまいからビビったけど、よく考えたら無善寺に出てる人もみんな歌うまいし、それでも私はちゃんと自分の仕事できてたし、歌詞、というか言葉においては私が最強なんだから安心しよう、と思った。
場を把握するため、何人かの演者をきちんと見ておきたかったが、「バンドマンとは付き合うな」をどうしても旅行前の今日に入稿しなければならずすみっこでパソコンを広げたり、あと緊張していたので自分が呼んだ客とくっちゃべったりするなど、感じ悪い人間になってしまった。私はアクトが超感じ悪いので、せめてステージ以外では感じ良くしなくちゃ、と思ってたんだけど、難しかった。対バンを大人しく観ないで扉をバンバン開け閉めして出入りするバンドマンってウザいなって思ってたけど、気持ちが分かった。緊張してたのだ。(あと、出順が近くなると自分の客が続々来るから接客もしたいし、普通に準備もあるし、結構忙しいのだ)
原田卓馬にそんな話をしたら、「違うよ。みんな、自分の出番前に、他のものを観て感動して心を揺るがされるのが怖いんだよ。本来なら、準備してきたものをそのまま出すんじゃなくて、その場で受け取ったものにちゃんとアンサーして、アクトするべきなのにね。対バンをちゃんと見ないバンドはつまらない人が多い」と言われた。
 
大体ステージなんてもんはいくら準備しても準備したことで対応できないことが起こるから、準備も緊張も大して意味ないのだ。今日、何をしゃべったかあんまし覚えていない。せめて転換MCの流れは汲もうとして、主催者が「安田ボンバーお兄さん」とかなんとか言ってた流れを利用して「私はインターネットおねえさんだよ!」とあいさつした記憶。
 
笑わせたいところで笑いが起きず、笑わせたくないところで笑いが起きる。ほんとうに、画廊と、朗読会と、ライヴハウスでは全く笑いどころが異なる。なんで「箱入りブスめ」で笑わないんだ?
 
「あなたが私にブスと言っても世界は変わらない」の「ブス」を客に言わせるなどした。本当は女の子の客でなく男客に言わせるべきだったな。まあ完全即興で行動したから完全を期すのは難しい。その後「あなたのバンドを潰してあげる」で安田ボンバーに壁ドンした。主催者は一番絡みやすい人だけど、そうじゃなくてもっと、怖いものを見る怖さをキャッキャ笑って茶化すことでしのごうとしている人に怖さと対峙させるために壁ドンしたかったが、まあそもそも9割の人間が座っていたので仕方あるまい。

他の演者やDJの 音が終始大きすぎて耳が麻痺して自分もがなり立てないと聞こえないと思ってしまって声を張りすぎてしまったところなど、改善点は多々あるが、まあ弟がべた褒めしてくれて動画アップしてくれたみたいなので勝手に観て。


アクト終わったあとの、一番物販を売るべき時に、疲れ果ててまた外に出てたくまくんとくっちゃべってしまった。アイドルまじすごい。あんなに歌って踊った後に握手とチェキもするんか。オーボーサーティーおばさんも見習わねば。

今回は自己紹介しかできなかった。本当に言いたいことは15分枠じゃ言えない。

11/24は時間も長いだろうし、もっと柔らかいところも見せていきたいすよね。

11/24のキャットファイト、見に来ますよね?

https://note.mu/rayshibusawa/n/na4b6ca66dbce

まあ来なくてもいいけど上記のnoteは大森靖子愛に溢れた鬼良い文章なのでとりあえず読んでみて。

わたし今日からスペイン旅行で(なにするか知りたいひとはスペイン巡礼でググってね)、この文章は行きの電車の中で書いてるので乱筆限りないんだけど、
あ、イベンターのみなさん、よほどの鬼ノルマじゃない限り出るので、連絡ください。18以降にご返信します。

あ、明日誕生日なので、帰国後のわたしがインターネット、郵便ポストをチェクしたら嬉しいことになる感じにしておいてね。

じゃねばい

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