ゆめみの組織構造

ゆめみの組織は、ロールドリブンな設計になっています。

実際のところは、ホラクラシーの要素に近い部分もありますが、組織図自体は、人間にとって馴染みがあり、分かりやすい階層構造で可視化をしています。

組織はチームという単位から構成されていて、必ずメンバーはいずれかのチームに所属するということになっています。

チーム(Team)


チームは以下の3つで定義されます

ストーリー(Story)
スコープ(Scope)
ステークホルダー(Stakeholder)

1. ストーリー(Story)


ストーリーとは、チームがどのような背景から生み出され、どのような存在意義を持ち、どのような目的を持って活動して、どのような結果を生み出したいか、どのような思いがあるかを記述したものであり、チームの方向性を示すもの


2. スコープ(Scope)

スコープとは、チームが果たすべき活動範囲や、業務内容、責任範囲、利用可能なリソース・予算範囲を指す。
他のチームとの活動範囲が重なり過ぎないよう、離れ過ぎないよう、適度な距離を保つことが求められる。

3. ステークホルダー(Stakeholder)

チームには、チームの意思決定や活動に影響ある、関与すべき関係者がいて様々な役割から構成される
ステークホルダーは大きく2つに分かれる、5Cから構成される
内部関係者(Internal Stakeholder)
・コミッター(Committer)
・コントリビューター(Contributor)
・コーチ(Coach)
外部関係者(External Stakeholder)
・親チームのコミッター(Committer of Parental Team)
・コンサルタント(Consultant)


コミッター(Committer)

・文字通り、チームのスコープに対してコミットする人を指す
・コミットの定義とは、結果を出すために約束を守り、最善を尽くす遂行責任(Responsibility)を果たすこと
・したがって、一日だけコミッターになるといった役割ではなく、継続的に関与する前提となる
・一般的には、ストーリー実現の影響力や、実現可能性が高いメンバーで構成される
・また、チームの定義として、スコープを変える(ルールを変更するという意味での「コミット」)ことができる事が大きな特徴(重要)
・逆に言えば、遂行責任を負う覚悟がない人は、コミッターにはなれないので、スコープを変更する事はできない
・チームのコミッターの人数が多くなってきた場合に、チーム間のコミュニケーションを円滑に進めるため、チームのレップ(Rep)を設置して良い

レップ(Rep)

・役割としては窓口責任者やリーダーシップを発揮するリーダーの役割が期待されるわけではない
・チームに何かを相談したり、依頼するときにチームのコミッターの数が多い場合は、誰に連絡をして良いかわからない場合がある混乱をうまないために、窓口として、レップ(Rep)を用意する(しなくても良い、サブレップ(Sub Rep)を設置しても良い)
・チームに対して依頼する時に、常にレップを通して依頼しないといけないわけではなく、依頼する相手が明確な場合は直接依頼をして良いレップを通さず、作業を相手に依頼した場合に、それがチームの稼働管理に影響がある場合は、依頼を受けた本人がチームにエスカレーションをすることレップは定期的に交代をして良い
・専門的な職能の集まりであるチームについては、レップは技術的にリードする人が担当することはある

コントリビューター(Contibutor)

・コミッターを支えるメンバーであり、ストーリー実現への影響力が小さかったり、活動範囲が小さいとしても、実現できる範囲の事を行う
・チームの定義を書き換える・変えることはできない
・重要な役割として、コミッターからあった場合、プロリクをコミッターに提示する

コミッターの最適数

・チームにおけるコミッターの上限は7名とする
・それを超えて8名以上となる場合は、チームを分割する
・チームのメンバーとしては、チームの多様性、安定性を確保するために、必要に応じて、人数を増やしていくことが望ましい

コーチ(Coach)

・いわゆるコーチの役割を果たす
・親チームのコミッターが子チームの内部関係者になる場合はコーチの役割として必要以上に干渉しないようにする
・外部の専門的なコーチにコーチングを委託することもある
・コントリビューターがコーチの役割を果たすこともあるので、必須の役割ではない


以上が基本的なチームの構造です。

次回は、意思決定プロセスについて説明をします。




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