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病院における価値のある人とは

今日は金曜日。
明日から4連休の人は
今頃、テンションマックスではないでしょうか(笑)

たとえ就職したいと思った会社や
職種に就いていたとしても
休みの日を待ちわびる人が多いでしょうからね。

お金が欲しくて働いている。
生活のために労働をしなければいけない。

そう思っていました。

特に病院で働く看護師というのは
業務が定時外までビッチリあるし
それ以外にも後輩の指導や
看護計画の見直し
委員会業務など
ひたすら目の前にある仕事を
ひとつずつ潰していくように
働く人が多いわけです。

だからひたすら
労働をすればお金が貰える。

そう思っていました。

しかし社会人になり
お金の勉強をほんの少しだけすると
どれだけ長く働こうが
どれだけタスクをこなそうが
給料が上がらないことに
納得がいく様になるわけです。

つまりたくさん働こうが
拘束時間が長かろうが
他人の仕事まで頑張ろうが
給料は変わらないんですね。

それはお金が労働の対価ではなく
価値の対価
だからです。

この辺は
もはや当たり前の話なのかもしれませんが
ついついお金の価値を
コストなどと
比較しがちになります。


価値とは希少性

私はビジネスマンではないので
お金の話はこの辺にしますが
病院での仕事って
中には価値が見出しにくいことがあったりします。

価値とは希少性と密接に関係していて
さんまの話で例えると
さんまは毎年値段が違っていて
たくさん獲れる年は安く
全然獲れない年は高い。

でもさんまがたくさん獲れるというのは
それだけ餌が豊富だったり
さんまにとって過ごしやすい環境であるから
味はたくさん獲れる年のさんまのが
良いらしいんですね。

逆にさんまが獲れない年は
味もあまり良くない。

だから値段は質とは
比例しているわけではないということです。

病院は歩合制ではないので
どんな仕事をしても
役職が同じであれば給料は変わりません。

しかしAIが今後
医療の世界にも広がりを見せれば
今ある多くの仕事がAIに取って代わられます。

働く人の数も減るかもしれません。

しかしそれでいいんです。

そもそも機械やAIで出来ることを
人にさせている方がおかしくて
どんどん仕事を奪ってもらいたいと思っています。

その方が人の不注意などによるミスを
格段に減らすことが出来るはずなので。

そうなると病院に残るスタッフというのは
病院の中で価値のある仕事を
生み出せる人だけ
になります。

病院で価値のある仕事

このことを踏まえた上で
病院で価値のある仕事とは
何かを考える時代が来ていると思います。

それは他の人がやっていない
もしくは出来ないような希少性のある仕事
だと
言い換えることが出来ます。

私や私の周りの人が行なっている
仕事を例に挙げると

・患者さんだけでなく家族さんに電話をして
 苦労や悩みを聞く。
・退院時に手紙を渡して、これまでの頑張りを
 しっかりと労う。
・新型コロナウィルスで病院に来れない患者さんに
 手紙を送り電話をかける。
・週に一回は面談をして、病気とは
 全然関係のない世間話をする。
・仕事の後に断酒会や家族教室に参加する。
・他職種と連携する仕事は
 頼まれなくてもマニュアル作ったり
 資料作成をする。
・何年も入院している患者さんの誕生日に
 洋服のプレゼントをするかディスカッションする。

これらの仕事って
やらなくても問題ないし
むしろやらない人の方が多いのです。

でもほとんどの看護師がやらないようなことが
出来る職員さんと
働きたいと思うし
こういう視点を持てることが
仕事だと思います。

逆に

・決められた値を細かいところまで正確に入力する。
・ルールに則って、重要性の低い仕事まで
 目くじらを立てて行う。
・「今までそんなことをする人はいなかった」
 という言い分だけで今までの仕事だけをこなす人。

のように
仕事に価値を生み出せない人は
これからの時代は厳しいんじゃないかなーと
思います。

病院も機能に差がなく
差別化が難しい時代ですから
これからはを求めて
病院を選ぶ時代になってくると思います。

ということは正しいことをやるとか
多くの仕事をこなす人ではなく
患者さんが
自分のことを見てくれていると
感じられるようなスタッフや
他のスタッフとは違う!
と感じられるようなスタッフに
価値が生まれ始めています。


本当の意味で
「自分には何ができるのか?」
を医療者も考えていく時代だなーと思い
未来が楽しみになってきました😌


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