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パルプスリンガー辛い鍋メント回・7・

「次はS・Gだな」
「自分の番号はこれです」

「その番号は自分ですね」
 特徴的な作業着姿のD・Aが手を挙げる。彼が取り出したのは三冊の本だ。
「『火星の人』上下巻と『銀河ヒッチハイクガイド』です。『火星の人』はR・Vの為に持ってきました」
「読もう読もうと思っていて手を出せてなかったからな……ありがたい。でも俺が受け取る前にプレゼンタイムといこう」
「はい、『火星の人』は映画『オデッセイ』の原作小説ですね。Webサイトの掲載から一気に人気が出て映画化まで行きました。ビッグサクセスを狙う方の参考になるかと」
「確か火星に取り残されてさあどうしようって話だったっけ」
「その通りです。作中の科学的考証がしっかりしていて、なおかつ主人公のトークがユーモアがあるので退屈しないんですよ」
「設定上ほぼほぼ一人語りだな、これで面白くするってのは相当だ」
「基本は最低二人、だからねー物語をドライブさせるのに」
「次は『銀河ヒッチハイク・ガイド』です。これは、はじまりは胡乱から。イングリッシュ皮肉を交えながら胡乱のアクセルはベタ踏みしっぱなしで、主人公はついに宇宙の果てにたどり着きとてつもない真実を知ります」
「スペース胡乱珍道中か――」
「そんな感じですね。主人公に殴り掛かる宇宙の常識がもう、地球視点で胡乱と理不尽と理解不能の極み。でもそれがギャグとしても非常に楽しいんです。傑作コメディ。以上です」
「それじゃあ『銀河ヒッチハイク・ガイド』、ありがたくいただきます!」
「俺も個人的に購入を検討しよう」

空想日常は自作品のワンカットを切り出して展示する試みです。
要するに自分が敬意を感じているダイハードテイルズ出版局による『スレイト・オブ・ニンジャ』へのリスペクト&オマージュになります。問題がない範疇だと考えていますが、万が一彼らに迷惑がかかったり、怒られたりしたら止めます。

現在は以下の作品を連載中!

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ロボットが出てきて戦うとかニンジャとかを提供しているぞ!

#小説 #毎日投稿 #空想日常 #掌小説

ドネートは基本おれのせいかつに使われる。 生計以上のドネートはほかのパルプ・スリンガーにドネートされたり恵まれぬ人々に寄付したりする、つもりだ。 amazonのドネートまどぐちはこちらから。 https://bit.ly/2ULpdyL