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2021年6月の記事一覧

チョイプラ「イグザイン」のご紹介(ミニプラキット誕生秘話)

チョイプラ「イグザイン」のご紹介(ミニプラキット誕生秘話)

みなさんこんにちはキャビコ広報担当のNです。

 キャビコ公式ブログも今回で第10回を迎えることになりました。そこで今週から3回に渡って、キャビコ誕生にまつわるお話をさせていただきたいと思います。第1回目はキャビコの原点でもある最初のプラキット「イグザイン|iXine」についてです。

 実はこのイグザイン、最初からプラキット用にデザインされたものではありませんでした。元はと言えば著名なメカデザイ

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квас(クワス)を作ってウルサスの夏を楽しもう!

квас(クワス)を作ってウルサスの夏を楽しもう!

 東欧の飲み物クワスの作り方を紹介する文章で間違いないが、一般の方がクワスの作り方を検索して入ってしまった可能性もあるので、一応これはアークナイツというゲームの世界観をイメージして書いた文章だから出てきた地名はリアルの団体と関係ないことについてあらかじめご了承ください。作り方だけ知りたいなら直接「クワスの作り方」をクリックしてください。

一、 クワスとは 夏になると、黄色く丸っぽい車があちこちの

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ナリタタイシンに情緒を破壊された

ナリタタイシンに情緒を破壊された

某、姓は安中、名は榛名と申す。最近世に流行るnoteというものがあると聞き、拙筆ながら流れに乗じさせていただくこととする。

前フリはここまでにして、最近感情の整理をしたい案件ができてしまったので書き連ねることにしました。

題材はタイトルの通り、ウマ娘のキャラクター
「ナリタタイシン」です。

ウマ娘って何?

→自分が説明するまでも無いですが、昨今流行りに流行っているCygames産ソーシャル

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最終話 THE ASAXAS CHAIN SAW MASSACRE【THE ASAXAS CHAIN SAW MASSACRE】

最終話 THE ASAXAS CHAIN SAW MASSACRE【THE ASAXAS CHAIN SAW MASSACRE】

 暫くの間、お付き合いのほどをよろしくお願い申し上げます。
 今日はすこぶるお天気も良くて、散歩にはうってつけのお日柄でございますね。ただ、気温もグッと高くなりますから日射病には気を付けていただきたいもんです。……まあ、このナリのあたくしが申すのも変な話でしょうがね。
 おやおや、どこにいかれるんですか。はばかりに行かれるのでしたら、申し訳ございません。会場は全て裏から閂をさせていただきました。

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第六話 五人目の独白【THE ASAXAS CHAIN SAW MASSACRE】

第六話 五人目の独白【THE ASAXAS CHAIN SAW MASSACRE】

 時刻は午前11時を回っていた。
 太陽が中天に輝き、外は夏のうだるような暑さを一層強めている。しかし、浅草クススの空調設備は、それを感じさせない。たとえ今のように500席満員であっても、快適な温度調整を実現している。
 だが、会場は張り詰めた雰囲気を放っていた。客が普段とは異なっているためだ。袴姿にジャージ姿、普段着の者もいるが、全員が落語協会関係者だった。
 夜薙屋一門による難を逃れたいま、瑞

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第五話 嵐と柳【THE ASAXAS CHAIN SAW MASSACRE】

第五話 嵐と柳【THE ASAXAS CHAIN SAW MASSACRE】

 浅草寺を出る際に、柳平は瑞相亭京馬へ番頭の救護を頼んでいた。
 程なくして、京馬から着信がかかる。柳平が通話ボタンをタッチする。
「私だ、柳平。今どこにいる」
「また浅草国際通りまで来ています」
「そうか、えつぼの死亡はこちらで確認した。番頭の方も大事には及ばないだろう」
「そいつぁ良かった」
「それから、夜薙屋金烏の方も確認した。啜木四天ならびに前座くずれの死亡もだ。派手にやってくれたな」

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第四話 チェーンソーの血脈【THE ASAXAS CHAIN SAW MASSACRE】

第四話 チェーンソーの血脈【THE ASAXAS CHAIN SAW MASSACRE】

 黒の袴姿が、亡霊のように改札を抜けていく。
 浅草駅は静まりかえり、昼間の人だかりが幻のようだった。
 だが、柳平にとってそれは幸いだった。今、柳平は抗い難い一つの欲求に囚われていたのだ。
 ──人を斬りたい
 金烏を斬った瞬間によぎった記憶が、ふつふつとよみがえる。肉を裂き苦痛に歪む客の顔は、紛れもなく自分の落語が生み出したものだ。あの時、手に伝わる命の脈動と反応は、寄席で受けた時の何倍もの喜

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第三話 銀座線ラプソディ【THE ASAXAS CHAIN SAW MASSACRE】

第三話 銀座線ラプソディ【THE ASAXAS CHAIN SAW MASSACRE】

 陽気な太鼓と三味線の音がこだまする。
 出囃子が鳴り始めた。
 柳平が重たい瞼を開く。
 今日はなんだったか。先輩の噺家が柳平の体を揺らす。
「おめぇ、なに寝ぼけてんだ。次は、二つ目のお前の出番だろい」
 おおそうだった、俺は二つ目に上がったんだ。
 急いで身支度を整え、舞台袖に向かう。後ろから声がした。
「リュウ」
「蘭満……」
「本当にあの噺やるのか」
 あの噺とは、なんだろう。疑問の前に口

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第二話 灼熱血気遊戯【THE ASAXAS CHAIN SAW MASSACRE】

第二話 灼熱血気遊戯【THE ASAXAS CHAIN SAW MASSACRE】

「芬弥サン!やべーよ!」
 前座の一人、テツが叫ぶ。
 芬弥と呼ばれた男が顔を上げる。体は筋肉質で肌は透き通るように白い。鼻は高く、顎は荒く削った岩のよう。全身にスラブ民族の気高さを誇っていた。
 ここは銭湯、菊の湯。ひと仕事終えた後は必ず芬弥は見習いたちを連れ、この湯に浸かりに来ていた。
「師匠をつけろ。バカヤロウ」
 短く刈り上げた銀髪をかきあげ、水滴が飛ぶ。
「だって!あんなにバタバターって

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第一話 落語家大襲撃【THE ASAXAS CHAIN SAW MASSACRE】#絶叫杯

第一話 落語家大襲撃【THE ASAXAS CHAIN SAW MASSACRE】#絶叫杯

 偶然、上野でパンダが焼け死んだ。
 偶然、隅田川がプランクトンの繁殖で血の色に染まった。
 偶然、浅草駅に散った酔っぱらいの吐瀉物が「666」をかたどった。
 偶然はねじれにねじれ、必然に行き着くもの。
 8月26日、東京都内の落語家が群発的に襲撃された。
 最初に気づいたのは台東区にある落語協会ビル6階、会長室へ向かった秘書の倉田だった。
 倉田は目の前の光景が信じられなかった。紫の紋付の男が

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何が彼にとっての幸いか

何が彼にとっての幸いか

 前 目次

 ――〈虫〉!

 それも一体ではない。
 恐らくは六体程度。
 〈道化師〉は総十郎の前に回り込み、底意地の悪い笑みを向けてきた。

「言っとくけど、僕の術にかかっている間は無敵状態になる――なぁんて都合のいいことは考えてないよね? いまあなたはただ単に動けなくなっているだけさ。殴れるし刺せるし撃てるんだよ」

 さらに襲いくる光弾の数々を、腕のひと薙ぎで打ち払う。

「じゃ、抵抗も

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【質問箱】 絶対か相対か、加点か減点か

【質問箱】 絶対か相対か、加点か減点か

 なかなかに答えづらい質問をいただきました。

 書けないことも多いので、だいぶ奥歯にものの挟まったような回答になってしまうかと思います。悪しからずご了承ください。

 問題を置き換えてみましょうか。

 すなわち「絶対評価か相対評価か」。
 絶対評価での推薦なら、最終選考に推される作品はおしなべて受賞=出版に値するほどの傑作だと思われます。実際、最終選考で惜しくも受賞とはならなかったものの、編集

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裏でもかいたつもりかね

裏でもかいたつもりかね

 前 目次

 ――敵がシャーリィ殿下を狙ってくることなど最初から予測済みであった。

 彼女こそ三人の英雄の生命線であり、正面からの武力的打倒が難しい以上、〈道化師〉らが姫君をかどわかすために動くであろうことを総十郎はほとんど確信していた。
 不動明王の身代わり札。
 普段総十郎はこの術式を、物品を札に変化させて携帯性を高める用途で用いている。
 だがそれはもちろん本来の使い方ではなく、不動明王

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【辛い麺メント】螺螄粉

【辛い麺メント】螺螄粉

もう、堪らない。

5月中旬、Lv.3緊急事態に入って、店内飲食が全面禁止になってから今まで店の辛い麵を一度も食べていない。カップ麺で渇きを誤魔化すのも限界に来ている。そろそろちゃんとした辛い麵が食べたい。しかしながら俺は麺類、とくに湯麵のテイクアウトが不毛だと思ってずっと忌避してきた。だって家に持って帰る間、たとえスープと別パックに入っても麺がふやけたり固まったりするし、スープがよく容器からこぼ

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