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マガジン:パルプスリンガーズまとめ

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超巨大自由売買商業施設”Note”を舞台に描くクリエイター達のとんちきうろんトラブル日常!
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2019年7月の記事一覧

賽を振るは、神か人か -6-

「マスター、前方の曲がり角より進行中の熱源を検知しました」 「了解!」  それぞれ武器を…

賽を振るは、神か人か -7-

「これは、どうも思ってたのとは違う」 「確かに、研究施設らしくはないな」 数度、四足歩行…

賽を振るは、神か人か -8-

世の中には、盛況になるよう祈られて建築、しかるのち誰も住まなかった住居群というのは五万と…

賽を振るは、神か人か -9-

質量を増したメカサソリドローンはその元三角コーンドローンで出来た尾を振りかぶると正確に俺…

賽を振るは、神か人か -10-

「ようやく、最初の人間か……」 「死んでる、けどな」 果たしてどれほど放置されていたのだ…

賽を振るは、神か人か -11-

耳障りなプロペラの音が窓をつんざくほどにこの部屋を満たした。 いつしか窓越しに部屋はハチ…

賽を振るは、神か人か -12-

「今の彼女は人間で言うなればやる事が多すぎて判断力が低下している状態だ」 「つまり!?」 「再起動させて判断力を取り戻させ、説得する。やれるな?」 「おうさ!クリス、アシスト頼む!」 「あまり気は進みませんが、了解しました」 ドローンの嵐を掻い潜りながらなすべき作戦を共有。こちらの意図するところをくみ取った6・Dはクリスの補助を受けて重機関銃で白い機蜂を叩き落し、後続に飛来するドローンをその背の六枚羽根外殻から展開した円筒型マイクロミサイルで迎撃。 糸を引くように噴射煙を

賽を振るは、神か人か -13-

閉鎖されていたはずの天が割れて、黄昏時の空がその夕の光をこの地に届けた。 既に俺達が居た…

告知:入稿したのでちゃんと夏コミで本が出せます

8月11日日曜日、西C40bのていたらく本舗様にお邪魔させていただく! よう、兄弟。俺だ。今…

賽を振るは、神か人か -14-

愛機に身を翻させて空を疾駆する俺と対照的にブラック・シックスは嵐の如き防衛兵器群の渦中に…

ノートちゃんは小説というものが良くわからない #ppslgr

超巨大創作売買施設”Note”。その複数あるメインストリートのうちの一つ、『ノベル』。 いか…

パンドラ・イン・ジ・オーシャン -1-

「R・V、二匹目の喋るマグロが発見されたの」 しかるに、常識というのは覆されるためにある。…

パンドラ・イン・ジ・オーシャン -2-

上方を見上げると、海面の光が早急に遠ざかっていく。もちろん、生身で素潜りしている訳ではな…

ノートちゃんはエッチなのは苦手です

「なぜじゃ!?なぜワシのたくましいポートレートは投稿不可なのじゃ!?」 「ですから、規約に反しておりますので……」 超巨大創作売買商業施設Noteの昼下がり。 他クリエイターの作品を探しにぶらついていた俺の目に写ったのは全裸中年男性が深窓の令嬢に食って掛かっているというなんとも犯罪臭溢れる光景であった。 足音控えて、全裸中年男性に根気よく説明している深窓の令嬢ことノートちゃんに歩み寄る。彼女の肩越しに全裸中年男性の視界に入ると、これ見よがしに大口径リボルバーの撃鉄を起こし