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『ライフハックの道具箱2023』が発売されました
毎年年末に発売している電子書籍『ライフハックの道具箱』シリーズの2023年版が発売になりました。
目次はこんな感じです。
大きな枠組みの変更はなく、新しく「生成AI」と「ブックガイド」のセクションが増えました。あと、それぞれの紹介・解説については、できるかぎり新しいデータに置き換えてあります。
基本的にいろいろなツールを網羅的に紹介したいという思いはありつつも、類似するツールをすべて列挙して
記事はどのように生まれるのか
記事はどのように生まれるのか。面白い問いだ。
おそらく、3つの工程に区分できるだろう。
刺激
執筆
調整
刺激
まず、どうしてその記事を書こうと思い立ったのか。「何がでるかな、何がでるかな、♪♪♪〜」というサイコロを振ったら、「ブログを書くこと」という目が出たから、とかではないだろう。何かしら書きたいものがあって、それが記事生成へと駆動づける。
で、今回のこの記事は「他の人の文章を読
新刊を書くときに勇気をもらった二冊の本
2021年7月23日に新刊が発売になった。
この本には、結構な思い入れがある。もちろん、これまで書いてきたすべての本に思い入れがあるわけだが、輪をかけていっそうそれが強い、ということだ。
一つには、不調からの復帰一冊目という点がある。一時期まったく文章が書けないほどの不調に陥り、仕事どころか人生の道行きすら見失いかけていた状況があったのだが、なんとかそこから回復して文章を書けるようになり、こう
みんなどうやって本を読んでいるのかなという疑問から始まった企画
かーそるのメンバーで共有ノートにいろいろ書き込んでいると、当然のように本を読む話題が出てくるんですが、よくよく聞いてみると、それぞれの人が結構違うことをやっていることに気がつきます。「読むのが早い/遅い」とか「赤ペンで傍線を入れる/入れない」のような違いでなく、もっと根本的に別のことをやっているのではないかと感じられるのです。
いやいや、何をおっしゃいますやら、本があって、そのページを開いて、そ
Dr.hack 第一章 傘忘れの憂鬱
以下の本の試し読み版です。第一章を公開してあります。
《memento mori》
僕は考え込んでいた。研究所のソファに座り、うーんと腕を組んで、ぎゅっと眉を寄せる。しかし、閃きはやってこない。頭の中では、メリーゴーランドが回っていた。見たこともないような奇妙なメリーゴーランドだ。白馬の姿はなく、代わりに騒がしいケンタウロスが回っている。皆が口々に騒ぎ立て、ぐるぐると回り続けているので、言葉
はじめに:「やること」いっぱい人生への処方箋
『「やること地獄」を終わらせるタスク管理「超」入門』(倉下忠憲)の「はじめに」を公開しています。
「やること」がうまくできない私たち現代は、やること過剰社会です。ひとりの人間に、大量の「やること」が降り注いでいます。皆さんも、たくさんの「やること」を抱えておられるのではないでしょうか。そして、それに振り回されているのではないでしょうか。うまく扱うのではなく、それらに追い立てら
【3月Amazon月替わりセール】『「目標」の研究』が値引き中
ある日、メールが来て「おい、お前の本プロモーションの対象になるかもだから、契約書にサインよろしく」と告げられたので、わけもわからずサインしたら、3月の月替わりセールに選ばれました。
「目標」の研究 | 倉下忠憲 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon
274円が164円なので、半額ではないですが、まあそれに近い値段ですね。
これでセルパブ本が公式セールの対象になったのが
○新刊の舞台裏 『タスク管理の用語集』
(Weekly R-style Magazine 2017/07/03 第351号より)
新刊『タスク管理の用語集』のお話をします。
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まずこの本は、メルマガで連載していたBizArts 2ndの原稿がベースになっています。Evernoteで調べてみると、2014年11月03日号から始まり、2015年02月23日号でその連載は終了していました。当メルマガの連載としては比較的短い方だと言えるで
知的生産の技法 序文
ふとタイトルを思いついた勢いで、そのまま序文を書いてみたら、なんとなくそれっぽくなったので、とりあえずnoteに置いておきます。
現時点でこういう本を書いているというわけではありません。単に思いついただけです。
知的生産の技法
知的生産の技法をこれから紹介していく。
まず第一章では、そもそも知的生産とは何か、現代において知的生産はどのような意義を持つのかを明らかにする。本書のバックボーンとな
文章の手直しプロセス
※本稿は、メールマガジン「Weekly R-style Magazine -2014/12/01 第216号-」号からの転載です。
とある原稿を書いていたときのお話。
次のような一文が最初に口をついて(手をついて)出てきました。
「文章は著者だけでは完成しません。それを受け取り、読んだ読者がいてはじめて完成します」
やや微妙な文です。
しかし、最初から完璧な一文が紡がれることはありません
アルバムちっくな本作り
新刊『Category Allegory』が発売になったわけですが、私が告知するよりも前に発見して、すでに読了してくださった方から感想を頂いております。
その中で、ふむ、と思ったのが以下。
Category Allegory。通し読みが終わった後で、書き下ろし作だけを読むと、他の作品よりも、明らかにSF度・ブラックジョーク度が高い。書き下ろし『だからこそ』日の目を見た作品、なのかな?
— い