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一人旅京都編『day1』

とある会社での、休憩時間の会話

『紅葉見に行きたいなぁ。どこに見に行こうか考えてんだよねー。東京のどこかの山行こうかなぁ』

『紅葉なぁ。俺京都行きてえんだよなぁ。京都の紅葉ってめっちゃ綺麗でさー神社巡りしたいんだよねー』

『なるほどなぁ。京都かぁ.....』

気がついたら、手元には新幹線の指定席券があった。

人間なんてこんなものだと思う。後先なんて考えて生きるのは仕事だけで十分。そんな言い訳を心の中で言いながら、新幹線に乗った。


京都day1

『東寺』

はじめての一人旅での京都、もちろん頭の中の予定表は全て空白。駅を降りて、一番最初にまずどこに行こうか悩んだ(アホ)。とりあえず、駅のわりかし近くにあった東寺という寺に行った。

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綺麗な五重塔が、美しい紅葉とともに聳え立っていた。京都初日1番最初の観光場所で、いきなり京都に触れた。

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五重塔の下には参拝できる場所があって、塔の中心にある大きい柱を囲むように四方に仏様がいて、一つ一つにお参りをした。東京にあるスカイツリーもこの五重塔の構造を真似て作られている。現代でも使われるような建築の構造を考えた昔の人は、本当にすごい。

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庭園には色づいた落ち葉が舞っていて、歩いててとにかく秋を体感した。これが京都か.....とか思いながら東寺の景色を楽しんでた。

『伏見稲荷大社』

東寺を出る頃には、頭の中は京都モードに入っていた(?)。京都駅に歩いて戻り、稲荷駅行きの電車に乗った。多分その時頭の中には京都と鳥居と紅葉の3つしかなかったと思う。

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ついたわね....

そう心の中で言いながら、伏見稲荷に到着した。

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伏見稲荷大社、とりあえずでかい。そして人が多かった。このご時世でもあり、人混みが少し怖かったので、お参りとおみくじだけをした。

おみくじの結果は凶のち吉。今年の初め1月ごろに浅草でおみくじを引いた時は凶だったので、少し先が明るくなり始めてくれるのかな?とか思ったwまあ結果がどうであろうと、これからももっと頑張ります。

若干話の内容が迷子になってしまった....

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話を戻して、稲荷山の入り口に到着した。鳥居がかっこ良すぎた。後光も刺していて一層かっこよかった。

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中に入ると、やっぱり鳥居が並んでいたw。めちゃくちゃ綺麗だったね。

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少し歩くと、周りがだんだん暗くなっていき、どこまでも並ぶ鳥居と、そしてそこに森の静けさが加わって、神社っぽい世界観が出てきたのを覚えてる。

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山を登れば登るほど、人は減っていき、どんどん神秘的な空間になっていく。子猫ちゃんがとても可愛かった。誰かが手入れをしてあげてるのかなって思うくらい毛並みが綺麗だった。

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やっとの思いで山頂にたどり着いた。日照りが強く当たり、とても暑かったのをよく覚えている。

そして汗を垂らしながら山頂での参拝を済ませ、下山ルートから山を下山しようとした時のこと...

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帰り道、唐突に風景が変わった。急いでカメラを取り出して写真を撮った。行きに見てきた風景とは別格だった。まず人がほとんどいない。そして恐ろしく静かで、空気が冷たく、圧倒的な世界があった。

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正直稲荷山って鳥居がたくさん並んでるのが綺麗な山だと思ってた。でも実際は違くて、神が祀られているところだった。

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生まれて初めて神社にいって『神が祀られているんだな』と実感させられた。今まで神社とかに行っても、静かでいいなとか、鳥居と建物が綺麗だなとか、漠然とその場に存在する物にしか良さを感じなかった。が、ここは違くて、明らかに目や耳などの五感では感じられない何かがあったと思う。

神社とは、神が祀られている場所。改めて実感することができるとてもいい体験だった。

『青蓮院』

稲荷山を下山し、伏見稲荷神社で厄除けのお守りだけ買って、次の目的地(その場で決めた)青蓮院に行った。庭園が綺麗ってネットで読んでワクワクしてた。

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本当にとても綺麗だった。庭園だけじゃなく、建物も含めて京都らしい場所だった。構造美って言うのかな。建物の作りがとてもよかった。こんな家に住みたいね。

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建物から見れる庭は絶景で、こんな所でゆっくり休日を過ごせたらどれだけ最高だろうかと思った。とにかく美しくて、ただただ目を惹かれた。

こう言う景色に対しての表現が綺麗と美しいしかない。でも言葉で表せない良さがあるんだよね。一緒に載せられてる写真からその良さを受け取ってほしい。

『清水寺』

やっと来たわね清水寺....

京都といえば清水寺が有名なのに、なぜか一番最後に行くっていうね。夕暮れの清水が見たかった

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写真からも受け取れるように、人が多い。清水寺までの道のりを食べ歩きしたかったのに感染症怖くてやめた。まあこんなご時世だからね。

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めちゃくちゃ絶景なんだけど、何せ人が多くて、ゆっくり眺められなかった。でも綺麗だったよ。

清水で夕日を見て、ゆっくり山道を降りた。人が密集しててあまりいい景色が見れなくてちょっとがっかりしてた。そんな気分で歩いていると、別に紅葉でもなく、綺麗な建造物があるわけでもないのに、すごくいい景色を見つけた。

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どこが良いとか、正直はっきり言ってわからない。けれどすごくいい景色だと思う。人によって感性とか価値観って違うから何とも言い難いけれど、本当に綺麗な景色ってこういう事を言うのかなって思ったりした。なんとなくわかってくれる人がいてくれたら嬉しいね。

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清水寺までの通りは夜の方が綺麗だった。人も少なくなって(これでも少ないくらい昼間は多かった)独特の明かりがいい雰囲気を作ってた。やっぱり綺麗だ。

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京都1日目はこんな感じだった。無計画にしてはいい旅をできたと思う。とりあえず京都らしいところ回ったからね。1日だけで20キロも歩いてた。それくらい楽しかった。最初電車わからなかったり、人がどこもかしこも多かったり、所々困惑はしたけれど、1日過ごしてなんとなく京都がどんな感じかはわかった。そんな1日でした。


1日目のnoteはここで終わり。かなり長くなっちゃったし、2日目はまた後日投稿という事でw

正直2日目の方がいい旅してるから、是非そっちも投稿されたら見てほしい。

ここまで読んでくれてありがとう。


またね。


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