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本当のジハードの意味【ビジネスZEN入門】

みなさんは「ジハード」という言葉を
聞いたことがあるでしょうか?

辞書的にはこんな意味です。

イスラムで、神の道のために努力すること。具体的にはイスラム世界の拡大または防衛のための戦いを指すことが多い。「聖戦」と訳される。

出典 精選版 日本国語大辞典

日本に居る私たちにとっては

イスラム世界の拡大または防衛のための戦い

の部分が、過激派組織のテロの理由として
使われているのを耳にすることが
多いんじゃないかと思います。

ただ、本来の意味は違うんです。

イスラム教では、一日に五回お祈りをするという約束があります。しかし、それはなかなか大変なことです。たとえば一番早いお祈りは明け方から日の出前の時間にすることになっているので、朝五時ごろからになります。前の日寝るのが遅かったらやはり辛いです。アザーン、すなわちお祈りの声がモスクから聞こえているけれど、今日は眠いからやめようか、といった怠け心が湧いてくることもあるでしょう。そういった自分自身の中の神の教えに背く気持ちを征服しなさい、戒めなさいというのがジハードの本来の意味なのです。イスラム教を守るために異教徒に攻撃を加えなさいというようなことでは一切ありません。テロリストたちの解釈は完全に教えのはき違えなのです。

松山大耕.ビジネスZEN入門(講談社+α新書)(Kindleの位置No.1508-1514).講談社.Kindle版.

冒頭の辞書的な意味のなかにも

神の道のために努力すること。

とあるので、こちらの意味の
通りにとるのが正しい
ということですね。

この内容を見て私は非常に衝撃を受けました。

ジハード…というのが遠いものではなく
私たちにとっても身近なものになった
と感じます。

つまり、朝目が覚めて
「だるいなあ」「きついなあ」
…と思った時、
しっかりと布団から出られるかどうか


これもジハードの一つということになります。

自分の中の神に従うか、それとも背くか

生活の中での葛藤一つ一つが
ジハードだ
ということになります。

この戦いは
非常に厳しいものです。

厳しいと言っても
勝てないという意味ではありません。


勝つこと自体は誰にでもできるはずです。
自分が取れる行動の中で
自分の神(良心と言い換えてもいいかも)に
従った行動をとれるかどうか
ということに勝敗がかかっているからです。

不可能なことをやれ
と、自分の中の神は言いません。

ただ、誰でも勝てる…という反面
非常に厳しい戦いでもあります。

自分にしか勝ち負けがわかりませんし
ごまかしがきかない戦い
でもあります。

外から見て立派でも
自分の中で手を抜いていたり
下心が合ったり…ということでは
「負け」だから
です。

このごまかしの効かない戦い…ジハードに
勝ち続けていくこと

これが私たちの人生をよりよいものに
していく方法ななんじゃないか?

と私は感じました。



私自身は

朝目が覚めたら
布団から出て柔軟体操をし
筋トレをし
本を読み
文章を書く…という

私自身の内なる神に従った
ジハードに勝つ…ということを
今朝はできました。

これからも私自身のジハードに
勝ち続けていけるよう
努力を続けていきたいと思います。



皆さんの『ジハード』はどんなことでしょうか?
その『ジハード』に勝てていますでしょうか?

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