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人の心を掴むコツ

人の心を掴みたいって思いますよね。

そのために「相手に関心を持つ」のが大事とよく言われますが
単純にやっても上手くいかないことがあります

例えば、子供が「ゲームしたいから学校行かない!」と言い出した時

「子供に関心を持つ」親なら
「学校に行かないと将来困るのよ、あなたのためなのよ」と
言うのではないでしょうか?
(関心を持っていなければ、無視でしょうね。「好きにしなさい」的な)

子供はしぶしぶと学校に向かうでしょう。

親の態度は、相手に関心を持ち、気遣った態度ではあります。
必ずしも責められるようなものではありません。

でも、子供の心は掴めていません。

じゃあ、どうしたらいいのか。

答えは、相手の「関心事」に関心を持つ ことです。

単に「相手に関心を持つ」と何が違うのか?

先ほどの例を考えてみます。

「ゲームがしたいから学校にいかない」
という子供の関心事はなんでしょうか?

言葉の中からは「ゲーム」だと読み取れます。
(裏には別の関心が隠れているかもしれません)。

なので、まずは

「へえ、そんなにゲームが楽しいんだ!
 どんなところが面白いの?私にも教えてよ!」

と、相手の気持ちが向いてるものに食いついてみます。
すると、何らかの回答が返ってくるでしょう。

「敵をいっぱい倒すとレベルが上がっていくのが楽しいの!」

「先のお話がどうなるかが気になるの!」

「学校つまんないんだもん・・・」

等々、関心を更に引き出すことができるでしょう。

「…あれ? 関心を引き出すだけ引き出すのはわかったけど
 結局、どうやって心を掴むの?

と、思いますよね。

良いんです。これだけで。

「好きなことを楽しく話している時間」は心地よいものです
その時の話相手に「心を開きます」

つまり「人の心を掴める」ということです。


これは、世界で1,500万部売り上げた名著『人を動かす』
人に好かれる原則『相手の関心を見抜いて話題にする。』
として紹介されている、古くから効果があるとされる方法です。

本書の中では、
アメリカ合衆国第26代大統領セオドア・ルーズベルトの例が
挙げられています。

セオドア・ルーズヴェルトを訪ねた者は、 誰でも彼の博学ぶりに驚かされ た。ルーズヴェルトは、相手がカウボーイであろうと義勇騎兵隊員であろう と、あるいはまた、 政治屋、 外交官、 その他誰であろうと、 その人に適し た話題を豊富に持ちあわせていた。  
 では、どうしてそういう芸当ができたか。 種を明かせば 簡単だ。
 ルーズヴェルトは、 誰か訪ねてくる人があるとわかれば、その人の特に好きそうな問題について、 前の晩に遅くまでかかって研究しておいたのである。 
ルーズヴェルトも、 他の指導者たちと同じように、 人の心をとらえる近道は、 相手が最も深い関心を持っている問題 を話題にすることだと知っていたのだ。

今日の話はテクニック的に紹介してしまいましたが
小難しい事を考えなくても

話を聞くのって、楽しいじゃないですか。

特に「熱」を持った話を聞くのは楽しい。

話に「熱」が籠もるのは「関心」のあることを話す時、でしょう。

つまり「相手から楽しい話を聞こうとする」と
自然と「相手の心をつかめる」
ということになります。

オトク感ありますね!


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