見出し画像

理想を叶えたければ、まずイメージから

人間は言葉というものを所有することによって、現実の世界で見聞したり体験したことのない、もしくは現実の世界には存在しない抽象的イメージを、それぞれの意識の中に形づくることができる。そして、そのイメージを具現化することができるが、その能力の発露が文明であった。それによって人間はこの自然の上に、田や畑や建造物などの人工的世界を建設し、地球上で最も繁栄する生物となったのである。

一条真也『儀式論』弘文堂、2016

抽象的イメージを持つ力によって
人間は文明を発展させてきました

一人の個人においても同じで
まず、理想のイメージを
明確に思い描くこと

それが理想を実現するための第一歩です

人間には、他の動物にはない
独自の力があります。

それが「言葉」の力であり
それを元にした「想像」
そして「創造」の力です

今はまだ、現実に無いものを思い描き
それを現実のものとする力があります。

『7つの習慣』の第2の習慣においても
同様のことが言われています。

「終わりを思い描くことから始める」習慣は、すべてのものは二度つくられるという原則に基づいている。すべてのものは、まず頭の中で創造され、次に実際にかたちあるものとして創造される。第一の創造は知的創造、そして第二の創造は物的創造である。

スティーブン・R・コヴィー.『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』 キングベアー出版

頭の中に思い描く
→現実に創造する

この流れは、人間が何かを
生み出す際の基本的なもの

ということです。

「私にはそんな力はない」

なんて思う人もいるかもしれません。

ですが、先ほどの7つの習慣の
引用の中にもあったとおり

「すべてのものは」二度作られるんです。

あなたも何かを作るときには
必ずこの力を使っている
はずです。

例えば、文章を一つ書く時にも
必ず「頭で想像」→「実際に書く」
の流れになっている
でしょう。

何も考えずに
いきなり文章が現実にできていた
…なんてことはないはずです。

ここで気を付ける必要があるのは

イメージが「明確」でないと
 現実にできるものが
 あいまいになること

・実際に行動しなければ
 何も現実にならないこと

この2つです。

ただ、実際には
最初から完璧なイメージなんて
できません。

行動を通じて、
現実に姿が見えてきたことで
元のイメージに修正が必要なことが
分かることが多い
でしょう。

そうしたら、再度イメージを作り直し
さらなる行動に移せばいい
んです。

例えば、文章を書く時も
実際に現実に書いてみたあとで

本当に伝えたかったことが
伝わらない…と思える
文章に
なっていたり

出来た文章が論理的に
噛み合っていなかったり

といったことが、よくあります。

そのたびに、
イメージを修正し、実際に書き直す

…を繰り返して、理想の状態に
近づけていく…というわけです。

あなたが理想を叶えたいと思うなら

人間に与えられた力…つまり
イメージして、それを現実化する力
を思い出して

出来る限り明確なイメージを作る
→行動して現実化させようとする
→イメージを作り直す…

を繰りかえしていくことが必要です。

まず、イメージするところから
はじめてみましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?