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増殖するGは勝ちにつながらない?【遊戯王マスターデュエル】

こんにちは、らるです。

今日は、デッキへのカード採用について
考えていきたいと思います。

題材にするのは『増殖するG』です。

私は今、真竜デッキを使っているので
真竜デッキに『増殖するG』を
入れるかどうか
を考えてみました。

結論としては「入れない」
ということにしました。

エクストラデッキ0枚。とてもシンプルでいいデッキです

なぜ、その結論に至ったのかを
説明します。


増殖するGが有効なタイミングとは?

一番期待される役割は
「先行展開を止める」
ことでしょう。

遊戯王では先攻1ターン目に
返せない展開をされて
実質ゲームが終わる…ということが
度々起こります。

これを防ぐことが
増殖するGを始めとした手札誘発の
大きな役割になります。

では、真竜デッキが増殖するGを
デッキに採用した時に
「相手の先行1ターン目」に通る
確率を計算してみます。

どの位だと思いますか?

今回、確率計算は↓のサイトを
使用させていただいています。

まず、初手の5枚の手札に
増殖するGがくる確率

33.75%です。

「じゃあ、3回に1回は先攻展開を止められる!

…とは、ならないんです。

なぜなら、大抵の展開デッキには
Gを止めるカードが入っているから
です。

https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=12950&request_locale=ja
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=13619

うららと、墓穴の2種類、合計5枚
大抵の展開系デッキに採用されています。

なので、Gが有効に働くためには

自分がGを引いている かつ
相手がうらら、墓穴を引いていない

という条件が必要なんです。

デッキに5枚入っているカード(うらら、墓穴)を
初手に持っている確率は
50.66%です。

逆に、持っていない確率は
100-50.66=49.34%

つまり、

自分がGを引いている かつ
相手がうらら、墓穴を引いていない

が成立する確率は
33.75%×49.34%=16.65%
しかない…というわけです。

(もし抹殺の指名者や
サイフレームγが採用されていれば
更に通る確率は下がっていきます)


じゃあ、増殖するGは弱いのか?

もちろん、そんなことはありません。

先ほどの話は『増殖するG』のみを
採用していた場合の話
です。

他の手札誘発カードと合わせて
引いていれば、相手を止められる確率は
どんどん高まっていきます。

それに、最初のターン以降で
Gを引いて、使った場合も
「他の手札誘発」を引かれることを
怖れて、相手が展開を
止めてくれたりもします。

ただ、真竜デッキの場合には
デッキの大きな特徴である
『命削りの宝札』のメリットを
最大限活用したい

という事情があります。

手札0なら3枚ドローできるという超強力カード
手札誘発は、好きな時に捨てられず、ドロー枚数を減らすことになり
仮にドローしてもエンドフェイズに捨てられる…ということになるため採用しづらい

その結果…

・他の誘発が無い(ことがほぼバレている)
ので、相手の先攻1ターン目以外では
展開を封じる力が弱い
(無視して1キルされてしまう)


・自分が先攻の時や、
相手が特殊召喚をしないときは
命削りを使う際に邪魔になり、
結局ムダに捨てられるケースが多い
(初手の手札5枚にGと命削りが
 両方揃う確率は約10%
 後攻だと16%でしか役に立たず
 先攻だと10%でムダになる
 …という状態です)

こういう理由があって
先ほど説明した、相手の先攻1ターン目の
16%のケースでしか、ほぼ有効でない

ということになってしまうんです。

これであれば、
他のカードを使った方がよい
という判断になりました。


デッキにいれるカードを
考える時には「確率」を
考慮してみるといいかも
という話でした。

意外と、イメージとは
違った値が出て驚くかもしれませんよ!


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