見出し画像

DaBabyのストリート丸出しなラップを満喫する。(DaBaby - "XXL")

Writer:@raq_reezy

今回は、アルバム『KIRK』をリリースしたDaBabyの「XXL」を解読したいと思います。

1991年生まれのDaBabyは、本名をJonathan Lyndale Kirkといい、アルバム名も本名から来ています。

音楽活動を始めたのは2015年と24歳のときであり、遅めのスタートですが、2015年から2018年の間に、次々と合計10枚のミックステープを発表して、今年2019年には1stアルバム『Baby on Baby』をリリース。XXL Freshmanにも選出されました。

そんな勢いそのままにリリースされた2ndアルバム『KIRK』に収録された「XXL」は、XXL Freshmanで披露したフリースタイルをベースに、ビートを差し替えたものになっています。

これぞギャングスタラップ!という内容になっており、たまにはこういうのも良いかなということで、読んでいきたいと思います!

曲の解読

Everybody know my name ringin' bells
Ringin' bells like the hallway (Uh-huh)
I ain't gotta cap in no mothafuckin' rap
I'll whip out and air it out broad day (Mmm)

【意訳】
俺の名前を知ってる奴らは、ベルを鳴らせ
玄関みたいにベルを鳴らしてる
俺のラップに限界はない
俺は白昼堂々、銃を取り出して、撃ちまくる

*いきなり、白昼堂々と銃を取り出して、撃ちまくっております。

*DaBabyは、実際にノースカロライナ州のウォルマートにおいて、19歳の青年に強盗されかけて、正当防衛として撃ち殺したことがあるようです。普段から銃を持ち歩いているんですね。。

*「ラップに限界がない」というのは、DaBabyはラップするときに言えないことはない(何でも言う)ということでしょう。

I got in with that stick, and I'm with that
Break a nigga in half like a Kit-Kat (Uh-huh)
I been tryna be positive, mama (Uh-huh)
They ain't fuckin' wit' Jonathan, mama (Nope)

【意訳】
俺は銃を手にして侵入した、俺は銃を持ってるぜ
舐めた奴を真っ二つにする、キットカットみたいに
俺はポジティブになろうとしてるんだぜ、ママ
あいつら、ジョナサンを無視するんだ、ママ

*銃を持っているアピールがすごいですが、銃で真っ二つにするのは難しそうです。キットカットは、皆さんご存知の二つに割れるチョコレートですね。

Who you know put they mothafuckin' self on the map
And now they don't owe nobody shit? (Me)
I send one of my lil' niggas, come take you off
You get laid on the floor by a jit (Ha)

【意訳】
お前たちを有名にしてやったのは誰だ?
それで俺に借りがないって言うのか?
俺の子分たちを送り込んで、お前をやっちまうぜ
お前は床に横たわることになる

*誰のことを言っているのか分かりませんが、有名にしてあげたのに、借りを返さない人たちに怒りを感じているようです。

Got pulled over with fifty-five K in my pocket (Woo)
The police, they know I'm legit (Woo, woo)
The police, they know I got sticks
They be worried about me, they know I'm a clique

続きをみるには

残り 5,223字

¥ 300

「洋楽ラップを10倍楽しむマガジン」を読んでいただき、ありがとうございます! フォローやSNSでのシェアなどしていただけると、励みになります!