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すきな人たちが本を出した

すきな人たちが本を出しました。
買ってください。頼みます。
買ったら教えてください。嬉しいから。

すきな人たちとはいってもここ数年でラジオを聞き出したにわかもにわか大にわかなんですけど
すきだという気持ちは本当です。
思った感想全部書こう!と思って書いてるから
はちゃめちゃだったりやなやつだったりするかも。
敬称略です。

まず表紙の話しますね。
最初に見た時に『こんなきゅるきゅる美容インフルエンサーの自伝みたいな表紙でいいわけないだろ!中に成人男性の写真たくさん出てきますよね!?』だった。
全然この表紙の人出てこないもん。だれ?ってならん?って。
でもラジオも対談の記事もみてなるほどねって思った。えらそうかも。そっか、のがいいかな。
目についたら忘れない絵だった、とか
普段本を読まない人も手に取りやすいようにとか
僕らを知らない人にも読んでもらえるように、とか
いろんな考えが詰まってた。
まあそうだよね、よくよく考えたらさ、同人誌作ってるんじゃないんだからファンにだけいいようにしても意味ないんだよな。
これは私がくそばかで考えの浅いざこでした。
すみません。

予約してたんだけれど当日につかないって気づいて
どうしても発売日当日に読みたかったから
サインの置いてある書店を調べて買いに行った。
たくさん積んであってサインもあった!
すげー!生きてるよほんとに。
嬉しくて写真を撮って、カフェで本読む浮かれ屋さんになろうかと思ったけど泣いたら困るなと思って急いで家に帰った。
当たり前に次の日Amazonさんがそうめんと共に持ってきてくれたので今うちに2冊ある。

走れメロス

記事でも読んだ。3回。
でも全然覚えてなかったな。
学校の教科書でもちろん読んだことはあったけれど
こんな少年ジャンプみたいに楽しむ人がいたなんて度肝を抜かれるよ。
でもティッシュをちぎってたのは謎だった。
あれでわかるもんかな。いや本人は分かってたんだけどさ。
残り時間ゲージとか書いてある本だったらアツいと感じる人もいるのかもね。
メロスの寝過ごしたのは覚えていたけど睡眠時間まで気にしたことなんかなくて1番そこが新鮮だったかも。二日酔いであんなに走ってたんだ。すげえよメロス。

一房の葡萄

まいにちちちちちでうけちゃったよ。
連続するということだけ知ってたのかな。
なんか季節のこと、空とか風とか言われて「あ〜はいはい!わかる!」ってなるのすごいなと思った。
うちは外があんまり好きじゃないから季節の体温を意識して生きてないかも。
食べ物は少しわかるようになった。自炊するから。
散歩すきみたいなこと前行ってたし周りをよく見てるのかな。
あとお母さんの作ったものがひっくり返るほど欲しかったことなんてないよ。
ほんとにまっすぐ育っているのね。
俺みたいって言いながら本の続きをビタ当てしてたとこ、すごかった。本当の気持ちで言ってるんだなと思って。
子供の頃、自分の感情がよくわからなかったなんて言われてもあんまりわからん。すごいなあ

杜子春

金遣いが荒いところにキレてるのよかったな。
贅沢な手数が多いだけって全くその通りだと思ったよ、言われてだけどね。
ほしいもののいいものを買ってるんじゃなくて思いつく贅沢をただしてるって感じだもんね。
お話知らないで読んでたから呼ぶなっつってた剣呑み魔法使いが出てきたとこで声が出るほどウケた。
本読んでる時に声出して笑うことなんてあるんだね。
多分この本を普通に読んでも泣くことはないと思うからみくのしんと一緒に読めてよかったなと思った。

雨穴とみくのしん

雨穴の脳内にみくのしんがいて難しい表現を使うと困り出すから手を抜かずにわかりやすい表現ができる(意訳)ってところがあったんだけど雨穴の中のみくのしんがしっかりみくのしんのボイスで再生されて、長い付き合いの方に失礼かもだけどめちゃくちゃ解像度が高いな、、と思った。

ゆっくりでいいよって本を読むとき、かまどが結構言ってくれてるんだけど優しい言葉だよね。
これで焦らず言葉を選べてる場面もあるんだろうな。
今まで2人きりだった読書に他の人間がいることでなるほどなと思うことがたくさんあった。
そのひとつがかまどのみくのしんへの理解力だった。
こういうことじゃない気がするからもう少し詳しく聞いていい?ってところがあるんだけどこんなこと付き合いが長くないとわからないじゃないですか。
相手の感情を読み取るって普通にできてることだと思ってるんだけどなんかそうじゃないんだなって。
付き合いが長いからこそわかることだよなってなんかしみじみした。
みくのしんを翻訳してくれるかまどがいるから私たちはこんないいものを得させてもらってるよ。
本当にありがとう。

あとがきーみくのしんー

あとがきで泣いた。
そんな本ないよいままで。
あとがきなんてぺろぺろっと流してふうん、そうなんだ。それでおわり。
うちは勝手にみくのしんのことを自己肯定感の高い人間だと思っていて、まあラジオを聞いていたらそうでもない場面もあるんだけど、違ったんだよね。
あとがきを読んだらわかった気がする。
自己肯定感が低いから、相手のすごいことを心からすごいって言えるんだ。
そんなことってできる?卑屈になるもんじゃないのか自己肯定感が低い人間って。
確かに人間の最初って学校が全てで勉強か運動ができなきゃなーんもできん人間だって思ってしまうかもしれない。
でもみくのしんには人に寄り添う力があると思う。
悔しい時悲しい時嬉しい時、まあわからん時はわかりません!って言ってるけどさでっかい感情で表してくれるじゃんか。
想像のできない角度の例え話で納得させてくれるし思いもよらない表現で度肝を抜いてくれるじゃん。
だめだめだって思うことは誰にでもあって、そんなこと言うなよって思うのもこっちのエゴだけど、うちはそんなこと言うなよっていう気持ちだけで泣いてしまった。
みくのしんはだめだめじゃないよ。
ここ数年、ラジオを聞いてると思うのはだんだん光の要素を強めていっている気がする。
前はもっとこいつ大丈夫か?みたいなところもあったけどなんかが変わったのかもしれない。
普通じゃないのに、って気持ちいつか消化できたら嬉しいな

あとがきーかまどー

うちはな、両方のあとがきで泣いてるんだ。
ざまあみろ!なにが?
今まである程度本を読んできて、最近はそんなでもないけど学生のときは本読むと他のこと何もしないくらい読んでた。
だからどちらかと言うとうちはかまど側の人間で、自分の読書が恥ずかしいという気持ちもよくわかる、つもり。
ただ、うちはあんなにしっかり「分からない漢字も読み飛ばしてなんとなくで読んでる」とか「こんなに情景を浮かべてない」だとか正直に言うことはできない。恥ずかしいし最悪だと思っちゃうから。
えらすぎる。誠実な人間だ。
ここがすごいと思った。わからないことをわからないと言う。適当な嘘をつくことだってできたのに。
こうありたいよ。人として。
あとさっきも言ってたけどみくのしんの読書がいちばん活きてるのはかまどがいるときなんだよね。
他の記事も読んだ。
みくのしんって翻訳が必要な表現とか、文章にせずに促したりが必要なこととかがかなり多い。
うちには多分無理だ。せっかちだから。
こうかなああかなを一回飲み込んでどういうこと?って振れる。で、みくのしんがいっぱい話したのをこういうことであってる?とわかりやすくまとめる。
できないんだよこれを。これをできるのはかまどだけ。
かまどの書くみくのしんがいちばんおもしろいよ。
なんかみくのしんありきのかまどみたいになってて表現にあんまり納得できてないけれど、すごいざっくりした言い方をすると2人の人柄でなりたってるね、と思うの。

まとめ


ラジオを聞いてるだけあってかまどとみくのしんのセリフはこんな風に言ってるんだろうなって思い浮かんでさ、あーうちがこうやって想像するようにみくのしんは本の人たちを思い浮かべてるのかなって思った。
でももし、うちがみくのしんでも心が捻くれていて性格があまりよろしくないので情景をひとつひとつ噛み締めて読んでもこんな風に泣いたりはできないだろう。
今まで思ったことはなかったけど読書って人柄が出るものなのかもなぁと思った。
前にかまどがみくのしんに「お前は人を惑わすフェロモンが出ている。お前をすきなやつはなんかメロメロしてる」(意訳)って言ってたけど今回の本でより濃くわかった気がした。
こんなにわかってくれようとする人間がいたらメロメロになるよなそら。
今回みくのしんが読んでた本は走れメロス以外読んだことがなかった。
これを機にまた本を読もうかなと思ったけどいにしえの本はみくのしんが読むかもしれないし、その時に一緒に読みたいからとっておこうかな。

感情のままに書いたから支離滅裂かもしれないけれど忘れぬように。
バカ売れしますように。


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