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遊戯王デッキ紹介『BRISTLE BACK』

初めましての方は初めまして、らんどるです。
最近油ものを摂取すると胃もたれしてスリップダメージを喰らう日々です。
『これが老化…』と思うのも、妖怪のせいみたいなので全て吹き飛ばしていこうと思います。

これ第一話ってマジ?

デッキレシピ

『遊戯王における楽しみ』とは?と問われた際に決闘者は色んな答えを持ち合わせているだろう。
『デュエル中の攻防、妨害の打ち合いによる駆け引き』、確かにそれも一つの楽しみだ。
『アニメキャラが使っていたテーマデッキや好みのイラストでデッキを組む』、これも一つの楽しみだ。

私の遊戯王の楽しみの一つは『逼迫した状態からの逆転劇』…エンタメ性を楽しむデュエルがしたい。
具体的に言うと『ギリギリのライフで立ち回りながら勝利を掴む』、遊戯王の主人公みたいな立ち回りがしたい。

残りライフわずか、こんな時に逆転の切り札を引き当てる…そんな展開もあってイイじゃないか。
実際には現代遊戯王はライフは100あれば充分な場合が殆どですけどネ。

リボルバーさん普通にカッコ良いよな…

じゃあ実際ライフを極限にまで追い込み、勝利をする言わば『背水の陣』を敷きながら戦うには?という構想から今回組み上げてみました。

というわけでこちらをドン

ライフを極限にまで削り続けて、【サイコ・エンド・パニッシャー】で一撃でライフを刈り取るデッキに仕上げました。


序盤の立ち回り

まずこのデッキのメインエンジンである【デコード・トーカー・ヒートソウル】を出力するところから始めます。

ヒートソウルはライフを1000払うことで1ドローを可能にし、基本往復で支払う想定の為大体は『2000ライフを2ドローに変換できる』カードとして使います。

ここで問題なのがヒートソウルのリンク召喚条件は『属性の異なるサイバース族2体以上』であること。
正直サイバース族はサイバース族で回してた方が強いんだよなぁ…と思い『なるべくサイバース族を採用せずに、かつ安定して出力したい』と考えました。

その矢先に見つかったのが【P.U.N.K】たちでした。

【P.U.N.K】はライフコストを払うサイキック族と、シンクロ序盤に生まれたかのようなテーマで、正直単体での性能はイマイチな彼女らです。
しかし彼女らを採用したのにはいくつか理由があります。

①セミアン、マダム・スパイダーは共に【緊急テレポート】や【フォクシー・チューン】で場に出力しやすい
②ライフ調整がしやすく、フィニッシャーに繋げやすい
③マダム・スパイダーからサーチ可能な罠が使える。
④筆者がP.U.N.Kを使いたい

ではサイキック族の彼女らをヒートソウルにするには?
その答えは【転生炎獣ミラージュスタリオ】でした。

ランク3エクシーズで、素材を1つ取り除くことでデッキから【転生炎獣】モンスターをリクルートできるため、『レベル3モンスター2体並べる』だけでヒートソウルまで出力できます。
詳しい出し方は下記を参照してください。

〜レベル3モンスター2体でヒートソウルの出し方〜
①ミラージュスタリオをエクシーズ召喚
②デッキからJ・ジャガーを特殊召喚
③炎属性の効果モンスター2体を素材にサンライトウルフをリンク召喚
④墓地のミラージュスタリオをEXデッキに戻し、J・ジャガーをサンライトウルフのリンク先に特殊召喚
⑤ J・ジャガーを素材にリングリボーをリンク召喚
⑥炎属性と闇属性、属性の異なるサイバース族を素材にヒートソウルをリンク召喚

序盤はヒートソウルで得たアドバンテージを駆使して継戦していく形になります。


ヒートソウルを維持する意義

ヒートソウルを維持することは、『ライフがある限りデッキ内のカードに触り続けることが可能』と同義です。
しかしながらヒートソウルの攻撃力は2300、主人公の相棒カード達のステータス程度しかありません。
しかしここでヒートソウルで引き込むカードに付加価値を与えます。

【天獄の王】はセットされた魔法・罠が発動した際に手札から特殊召喚でき、【シグナル・レッド】は相手モンスターの攻撃宣言時に手札から特殊召喚しつつ攻撃対象を移し替える効果を持っています。

これらのモンスターをヒートソウルのリンク先に特殊召喚する事で打点を3300まで引き上げることが可能です。

特にシグナル・レッドは相手の攻撃誘導を持ち合わせているため、ヒートソウルを処理しにきた打点の高いモンスターの攻撃を減らすことが可能です。

中盤のギアの上げ方

ではヒートソウルで戦うデッキかといえば答えはNo、ヒートソウルを使うのはライフ調整の他にも【ダイノルフィア】融合罠を引く為です。

【ダイノルフィア】は罠を主軸に戦うメタビートの側面を持つテーマであり、罠カードは全て『ライフを半分払って発動』する背水戦法。

まさに現代遊戯王のカミカゼスタイル、アッパレ!

【ダイノルフィア・ドメイン】はダイノルフィア専用罠カードであり、基本的には【ダイノルフィア・ケントレギナ】→【ダイノルフィア・レクスターム】まで繋げるカードとして運用します。

レクスタームは自身のライフ以上の攻撃力を持つ相手フィールドのモンスター効果発動を封じる永続効果と、ライフを半分払うことでフリーチェーンで相手フィールドのモンスターの攻撃力を自身のライフと同じにすることができます。

これを使い相手の盤面に強大なプレッシャーを掛けつつ、自分のモンスターの破壊を防ぎます。

終盤の打点強化

ではレクスタームで妨害した後にどうするか、その答えは【サイコ・エンド・パニッシャー】にありました。

イラストバリクソカッコ良い…

レクスタームと同じパック出身で且つ、ライフに関する効果持ち…実はダイノルフィアでは?の疑いがあります。

自身のライフが相手のライフ以下の場合、相手が発動した効果を受けない完全耐性と、バトルフェイズ開始時に攻撃力をライフの差分上げるシンプル・イズ・暴力なこのカード。

レベル11シンクロですが、レクスターム+レベル3チューナーで出せます。
仮にレクスタームが居なかったとしてもP.U.N.Kはレベル11シンクロを出しやすいテーマのため、高確率で飛んできます。

そしてヒートソウル、P下級P.U.N.K、ダイノルフィア罠やレクスタームを使うことで文字通り『ライフ100』調整が可能になりました!

〜ライフを100にする方法〜
①セミアンの効果でフォクシー・チューンをサーチ
8000→7400
②マダム・スパイダーの効果でP.U.N.K罠をサーチ
7400→6800
③ヒートソウルの効果で1ドロー×2
6800→5800→4800
④ドメインの効果でケントレギナを融合召喚
4800→2400
⑤ケントレギナの効果でドメインの効果を適用
2400→1200
⑥返しのターンにヒートソウルの効果で1ドロー
1200→200
⑦レクスタームの効果で相手モンスターの攻撃力を自身のライフと同じにする
200→100

仮に相手のライフが8000、こちらが100ならライフ差は7900となり3500+7900=11400の拳がレクスタームで攻撃力100になったモンスターに降り注ぎます。怖いですね。

このデッキのやることは実にシンプル、相手モンスターの打点を下げた上で上からぶん殴っていくデッキです。

他に採用されたカード達

【バウンド・リンク】
【禁じられた一雫】
【ツインツイスター】

それぞれ手札交換、モンスター効果無効、魔法・罠破壊でヒートソウルで引き込んだ後に撃ちやすいカードになっています。
特にバウンド・リンクは墓地にあるサンライトウルフをEXデッキに戻して使い回すことも可能です。

【ヴォルカニック・クイーン】
壊獣のように相手のシステムモンスターを処理するために1枚のみ採用。
ドゴランより打点が低く、かつサンライトウルフの炎属性の回収対象にできます。

【RUM-ゼアル・フォース】
【ZW-阿修羅副腕】
【SNo.39 希望皇ホープONE】

ミラージュスタリオにゼアル・フォースを打つことで希望皇ホープをエクシーズ召喚をすることができ、ライフ2000以下の際の1ドローもこのデッキなら狙いやすいです。
またホープレイやホープONEも採用しているため状況に応じて切り替えが可能です。
一応 J・ジャガーとフォウルで出すことも可能ですが、基本的にはゼアル・フォースからの出力になります。

【魂の氷結】
【ダイノルフィア・シェル】

ヒートソウルを守る罠達です。
前者はバトルフェイズで発動する効果そのものを封印し、後者はサーチ可能な攻撃誘導罠。
基本的にはヒートソウルで引いたカードを使っていく形になります。

【幽鬼うさぎ】
【儚無みずき】

手札から打てる誘発娘たち。
前者は永続罠・魔法除去かつ緊急テレポート対応モンスター、後者はライフゲインor特殊召喚メタカード
ライフを大量に回復されてもヒートソウルのドローやパニッシャーの打点に変換可能です。

【サイコウィールダー】

緊急テレポートに対応するレベル3サイキック族チューナー。
ミラージュスタリオやパニッシャーに変換できる柔軟さを買われました。

【F.A.ライトニングマスター】

このデッキの弱点の一つである魔法・罠対策の一つ。
基本的にテリジア+P.U.N.Kチューナーで出力するが優先度はかなり低め。

【S-Force ジャスティファイ】

ヒートソウルの追加効果で出す用のモンスター。
1妨害増やした上で破壊耐性持ちを処理することができます。
後見た目が凄いかっこいい…


【Uk-P.U.N.K.アメイジング・ドラゴン】

P.U.N.Kの大型シンクロ帯であり、サイキック族・レベル3モンスターの種類までバウンスができます。
パニッシャーがEXデッキから処理された時用に準備してます。


デッキ名の由来

このデッキの名前『BRISTLE BACK』は
『BRISTLE=英語で″逆立つ″』と『BACK=英語で″背中″』…直訳すると『逆立つ背中』になります。
敢えて身を削る状況が、まるで炎を背にひり付く環境に居るかのようなイメージが湧き立つからです。
まあ勝手に死にに行ってるとも言えますが

後書き

遊戯王マスターデュエルが配信されてから早1ヶ月が経とうとして、遊戯王そのものに触れる機会が圧倒的に増えましたねー…

特にVtuberの方達がマスターデュエルを配信でプレイしているのを見ると遊戯王というゲームそのものが複雑なゲームであると言うことが改めて理解できます。なんでシステムに落とし込めたんだ…?

これには親父殿もビックリ

個人的にはヒートソウルの実装を待ちわびてます。なんで居ないんだよお前、お前の居ないコード・トーカーはリソース管理めちゃしんどいんだぞ。

(閑話休題)

ここまで見てくださった方、ありがとうございます!
本来ならこう言うデッキをオフ会に持ち込んだり身内間で楽しむのが普通でしょうが、生憎そんな贅沢なものは湯婆婆に奪われちゃいました。
リモートで相手する人も限りなく少ないため、リモートデュエルの受付を待つ受身スタイルで締めて行こうと思います。


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