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鉄道文学の旅 野村智之

これをしてしまう人には、もう尊敬しかない。

 文学作品に登場する鉄道の旅を追体験しながら、鉄道から文学作品を読み解く極私的作品解析です。
 著者は鉄道ファンですが文学の専門家ではないようです。
 ただ市井の人が趣味を掘り下げていくときに、専門の研究者にはない視点や感性があり、そこに愛しさを感じてしまいます。

無題

 趣味の延長であるから、かえって純粋な業で書いているような気がしてならないのです。

無題

 これが書籍化される日本は文化的に豊かだなぁと思うのです。
 で、この商売っ気のない作品の選び方。
 作中での鉄道の意味に作者独自の選定基準あり。

無題

こういうのって、
ブログとかじゃあ味気ないんですよ、そう思いません?

無題

2009年9月の第一刷。

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