田中蘭 l 建築で人と動物を繋ぐmemo一級建築士事務所

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田中蘭 l 建築で人と動物を繋ぐmemo一級建築士事務所

フクロモモンガ&うさぎと暮らす| 一級建築士 | FP | memoでは東京エリアを中心に住宅・動物病院・医療福祉施設の企画〜設計を行なっています。 / 建築家とFPの最強チームプロジェクト【とんねる】/ 建築家のお仕事見える化プロジェクト / 起業への道のり発信中彡

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起業への起爆剤は大切なアイツだった。

前回は『違和感が動機に変わるまで。』では ①人生の時間の使い方 ②自分が得てきたものの社会への還元の仕方 ③建築家の仕事内容の認知の低さ という3つの切り口から気持ちの変化を書きました。 「…で、何がやりたいの?」 という答えはふと、空から降って来ました。 ヒントは、モフモフのアイツです。 そうそう、それ!ペットです! きっとモフモフで思い浮かぶ動物は人それぞれ。 犬かもしれないし、猫かもしれないし、ウサギかもしれないし、モモンガかもしれません。 ペットと生きてゆく、とい

    • 違和感が動機に変わるまで。

      前回は『起業を決めて始めた7つのコト。』について書きました。 この内容は起業準備をしている今、とても役に立っているなぁ~と感じている経験やスキルといった感じです。 今回は気持ちの変化について書いていこうと思います。 すぐにでも実現したい世界が見えていれば、サラリーマンをせずに早々に起業することだってできました。管理建築士の資格も後から取ったっていいと思います。 でも今になったのには、やっぱり具体的に「どうなりたいか」が定まっていなかったからだと思います。20代はいつも忙

      • 起業を決めて始めた7つのコト。

        2022年3月31日をもって4年間勤めた設計事務所を辞めました。 ここで私はサラリーマン生活の終止符を打つことになります。 退職のタイミングは、かなり前から決めていました。 一級建築士は3年間の設計事務所での実務経験ののちに「管理建築士」という設計事務所を管理するための資格を取得することが出来ます。管理建築士を持っていないと自分の設計事務所を開設することが出来ず、確認申請など建築設計を進めるための業務が自分の名義で出来ないのです。 なので、この「管理建築士」を取得できる

        • 建築家のお仕事見える化vol.3【役所調査】

          設計の依頼を受けてから、ヒアリングをしてプレゼンテーションを行うのですが、それまでには結構地味な下調べが必要だったりします。建築家がどんなことをやっているか?簡単に説明したいと思います。 前回は【敷地調査】について書きました。現地でどんな点をチェックするのか?マニアックなポイントがたくさんあったと思います。次は役所で確認することを書いていきます。 ※これは私の場合の手順ですので参考までに。 ①用途地域の確認まず最初に訪れるのは建築指導課。だいたいそんな名称であることが多

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        • 起業観察日記
          3本
        • FP×建築家=とんねる!
          6本
        • 建築家のお仕事見える化!
          3本

        記事

          建築家のお仕事見える化vol.2【敷地調査】

          設計の依頼を受けてから、ヒアリングをしてプレゼンテーションを行うのですが、それまでには結構地味な下調べが必要だったりします。建築家がどんなことをやっているか?簡単に説明したいと思います。 前回は【敷地&役所に行く前のネット調査】について書きました。現地に行かずともやれることが結構ありますね。下調べの次は実際に現地で確認する事を書いていきます。 ※これは私の場合の手順ですので参考までに ①敷地境界線の確認敷地はどこか?というのがまず最初の確認事項です。当たり前かと思うので

          建築家のお仕事見える化vol.2【敷地調査】

          建築家のお仕事見える化vol.1【敷地&役所に行く前のネット調査】

          設計の依頼を受けてから、ヒアリングをしてプレゼンテーションを行うのですが、それまでには結構地味な下調べが必要だったりします。建築家がどんなことをやっているか?簡単に説明したいと思います。 ※これは私の場合の手順ですので参考までに※ ①住所と地名地番の確認まずはGoogleマップで位置を、ストリートビューで周辺環境を確認。この時、前面道路が狭いなぁとか、工事車両入れるかなぁとか、道路との関係も確認。時々密集地過ぎて、地図でどこだか見つけられないことがあります。東京だからでし

          建築家のお仕事見える化vol.1【敷地&役所に行く前のネット調査】

          建築家がFPと組むメリット。

          建築家がFPと組むことによってどんなメリットが生まれるのでしょうか? 今回は実際にFPと組んでいる建築家の方を招いて具体的にプロジェクトを成功に導いた事例をうかがいました。 ■予算オーバーの捉え方を変える事例 一級建築士事務所STUDIO CINNAMON 代表 寺阪桂子さん 中古住宅の新しい価値基準をつくり、日本の伝統建築文化を継承する仕組みをつくることをミッションに、木造住宅やマンションのリノベーションなどを手がける。あなたの心の建築家として、暮らしのあり方をかたち

          建設業界の物流の仕組み。

          建設費の見積もりってどうやって作られているのだろう?高い安いの前に仕組みを少し解説したいと思います。 ■建築を作るって料理みたい家を建てようとした時に最初に決めるのが予算。建てた後も定期的にかかってくるメンテナ費用など、建築はお金と切っても切り離せない関係にあります。 私は、金額の積み上げ方が料理に近いと思っていて、高い材料を使って手間暇かければ高級なものになるし、汎用品を使って作り手の作りやすい方法で作ればそれなりにリーズナブルにできる。 食材にも〇〇産のA5ランクカ

          なぜ建築家がファイナンスについて考えるのか。

          私は建築設計の仕事をしている中で、FPの資格を取りました。なぜ、お金の事にも目を向ける様になったのか、その経緯を書きたいと思います。 ■何かの対価であったお金前職でホテルを運営する会社に勤めていました。社内の設計部として、使いやすさやデザイン性など、どこにどれだけお金をかけるべきかをバランスする事が私の役割でした。 その時は他部署の仲間が努力して作った売り上げが、建築費や内装費になっている事が見えていたので、外部のデザイナーから上がってくる図面や見積もりを全て受け入れるこ

          なぜ建築家がファイナンスについて考えるのか。

          未来の家づくりについてぼんやり考えてみる。

          今回は、2年後くらいに家を建てたいなぁと思っている未来のお客様に、何も知らない状態だと一体どんなことが気になるのか?を聞いてみました。 ■始まりはどこなのか?家づくりの始まりはどこなのでしょうか? 普段私がお会いするのは、家づくりの資金計画が不安だからファイナンシャルプランを作成して欲しいという方や、この土地を買ったので住宅の設計をして欲しいという方がほとんどです。 そこに辿り着くまでにどんな悩みを持って、どんな分岐点に立ったのかを、なかなか知ることはできません。ましてや

          未来の家づくりについてぼんやり考えてみる。

          【とんねる】始動!記念すべきキックオフミーティングの巻。

          ■つながり方のデザイン(=ソーシャルデザイン)の必要性【とんねる】というプロジェクトを始動するにあたって、どんな事を誰に対して行うのかを考える必要があります。決め切る必要はないけれど、仮定して進んだほうがフィードバックが早く得られると思っています。PDCA(Plan計画・Do実行・Check評価・Action改善)です! ゆくゆくはマネタイズに関しても考えなければなりません。ですが、まずはどこにどんなニーズがあるかをよりリアルに体感する事が今の優先事項です。 ■案内人の役

          【とんねる】始動!記念すべきキックオフミーティングの巻。

          FPと建築家をつなぐプラットフォーム【とんねる】が目指すもの。

          はじめまして。 私は、建築とお金をデザインする設計事務所「長沼アーキテクツ」に勤務している一級建築士&ファイナンシャルプランナー(FP)です。 ■私が抱えていた疑問について建築の仕事をしていると、時々知り合いに建築にまつわる相談を受けることがあります。買おうとしている家の間取りの相談だったり、雨漏れなどの修理をどこに頼んだらいいか、家具はどんなものがいいか、などなど。 いろいろ話していると、「建築士さんってそういうことも相談できるんだね~」と感謝されるのですが、そもそもそ

          FPと建築家をつなぐプラットフォーム【とんねる】が目指すもの。