教師128日目~観察と承認~

スケジュール

8:30~11:30 年休
11:30~13:00 移動
13:30~16:30 初任者研修

今日は初任者研修があった。
特別支援に関する話を聞いたが、特別支援の先生達はいかに一人一人と向き合って、その人に合った支援をするかを考えているような気がした。
この考え方は特別支援でなくても必要な考え方だと思う。

特別な支援が必要な人とそうではない人の間に明確な区別はなく、あるラインで分かれるわけではない。
それはグラデーションのようで、言い方を変えれば全員が違う人間だから全員が特別な支援を必要としているとも言える。
だからこそ、普段から生徒とたくさん話をして、生徒が感じていることや悩み等色々なことを知り、その生徒に合った支援を施していく必要がある。


そして、教師をやっていると「なぜこれが出来ないのか?」と考えてしまうことがよくあるが、生徒の「出来る」や「前は出来なかったのに出来るようになった」に着目して、そこをきちんと承認していくことが必要なのではないかと感じた。
今日の研修を通して、僕はもっと生徒と関わり、出来るようになったことに目を向けてあげないとなと思った。

これは教員同士でも同じで、「やってもらって当たり前ではなくやってくれてありがとう」「あれが出来ないではなく、これが出来る、こんなことにも気が付く」
そんな雰囲気の職場で働きたいなと思う。
ありがとう等の承認の言葉が飛び交う職場を作っていきたい。
教師はどうしても「もっとこうした方が良い」という言葉を発しがちになってしまうが、その言葉がけでは生徒も教師も息苦しくなってしまう。

お互いに承認し、感謝し合う必要性を強く感じる。
Twitterにも書いたが、時間割調整は本当に大変な仕事だ。
空き時間はほとんど全てなくなるし、こっちが悪いわけではないのに謝らないといけないし、嫌な反応されることもある。
感謝されることはほとんどない。
ただ、こういう仕事をする人が居るから回っていくところもある(やらなくて良いならそれに越したことはないけど)。

僕は時間割調整をやって、このような想いをしているが、他にも色々な仕事をして同じような想いをしている人がたくさん居ると思う。
それを少しでも変えていけるように色々な先生と話して、どんな仕事をしているか把握して、感謝を伝えよう。
最近は仕事を素早く正確にやることばかり意識して、人間同士の繋がりの大切さを忘れていた気がする。
僕の良さはそこだと思うし、ここで一度原点に立ち返って人との繋がりを大切にしていきたい。

今回の研修でもう1つ心に残ったことがある。
それは生徒に何を学ばせたいか、どんな力を付けさせたいかを意識する必要性だ。
行きの電車で読んでいた石井英真先生の本にも書いてあったが、どんな生徒を育てたいのかが無いのに教育が出来るわけがない。
理科の授業を通して何を伝えたいか、学級経営を通して何を伝えたいか、それについて今一度考えてみたい。
抽象的な話ではなく、もっと具体的に。

PS.

午前中に年休を取ったおかげで優雅な朝を過ごせた。優雅な朝を過ごすと1日いい気分で過ごす事が出来る。

先週も今週も土日が完全に潰されるが、これが心の余裕を奪っている。
5日間の疲れが2日で取れるわけがないというつぶやきを見たが、2日も休めず、19連勤なんてしたら死んでしまうなと思った。

きちんと休んで、爽やかな気持ちで1日を向かえたいものですね。

終わり!

教師の労働の実態について書いています。 忙しいなかでも投稿する励みになりますので、良ければサポートのほどよろしくお願いします! 一緒に教師を今よりもっと魅力ある職業にしていきましょう。