#11 『音を楽しむ』を体現する「ダイスケ」
今日の1曲。
ダイスケ - Tayutai
¶ 音楽の原点
音楽とは
『音を楽しむ』と書く。
楽しみ方は人それぞれ。
毎朝、自分の気分を上げるため。
優雅な休日を過ごすため。
タバコを吸いながら一日を静かに終えるため。
なんでもいい。
ただ
この曲は
どんなシチュエーションでも
自然と体がリズムを刻み
音に身を任せることができる。
そんな曲を生み出したのは
神奈川県藤沢市出身で
エープラス所属のシンガーソングライター
ダイスケ(29歳)。
一時は
朝の情報番組『ZIP!』の
「スマイルキャラバン」というコーナーに
レギュラー出演をしていた。
テレビを全く見ない私は
完全に出遅れていた。
恥ずかしながら
彼を知らかったのだ。
この曲を聴いたとき
あ~良い歌を歌う
新人が出てきたなぁ~と思っていたが
なんと2010年にデビューをしている歌手だった。
さらにいえば
大学在学中のストリートライヴが話題となり
インディーズデビューしている
超がつくほどの実力派ではないか。
我ながら恥ずかしい。
今日は
そんな彼の魅力を語っていきたい。
¶ POPとはこのことだ
彼のこの曲に
特別な部分は見当たらない。
王道のPOPソング。
リズムも歌詞も
変わったところは何一つない。
ただただ
自分の歌いたい曲を
好きなように歌っている印象だ。
ただ、それでもしっかり聴かせられる
確かなスキルがある。
細かく聴くと
リズムの刻み方や
歌詞のはめこみなど
路上で磨いたスキルがそのまま反映されている。
思わず立ち止まって
しばらく聴いてしまうような
そんな曲だ。
¶ 歌が上手い人の歌い方
もう1つ彼の魅力を紹介する。
それは歌い方だ。
口を大きく開け
自分の声量を
控えめにコントロールしやすい歌い方をする。
これが
簡単なように見えて
実は難しい。
この歌い方は
ただただ口を大きく開ければ良いというわけではない。
口を大きく開ける分
空気や声量の調整が難しくなり
声も細くかすれがちになる。
鍛錬が必要な歌い方なのだ。
同じような歌い方をする歌手といえば
いきものがかりを筆頭に
誰が聴いても歌が上手いと思うような
シンガーばかりだ。
圧倒的な声量が必要な
路上で歌っていく中で
見つけた歌い方なのだろうか。
彼の初期を知っている人に
感想を聞いてみたい。
¶ 必聴の1曲
ダイスケ - Tayutai
あなたが音楽を楽しんでいる
いつもの時間に聴いてほしい。
どんなシチュエーションでも
必ずフィットするはずだ。
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