見出し画像

【JOCV】派遣前訓練Day39|夏無川に夏が来た

二本松に来て間もなく40日が経つが、春から夏への季節の移り変わりが心地良く感じる。地域実践(Day37参照)では岳温泉周辺の動植物を調査しているのだが、注目している川が「夏無川(なつなしかわ)」である。

岳温泉の南側を流れる川で、安達太良山のロープウェイの南側が源流となる。ロープウェイの北側を源流とする原瀬川と合流し、最終的には一級河川の阿武隈川と合流する。

岳温泉の生き物のにぎわいは夏無川と原瀬川の水によって営まれていると言ってよい。少しばかりご紹介。

岩場に潜む(潜めていない)アカガエル。

おそらくヒメクロサナエ。

ニホンリスによるオニグルミの食痕と思われる。オニグルミは川沿いの湿った環境を好み、夏無川沿いの至るところで生えている。

上流側を撮影したもの。水は見た目綺麗であるが、流れが速い。川沿いは木々が生い茂っており、川に光が注がれてはいない。2回のフィールドワークでカワニナは見かけていないので、ホタルもおそらく出ないと見ている。

残り2回のフィールドワークで夏無川と生き物の繋がりをできる限り明らかにしていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?