見出し画像

ラーメンについてちょっと語る。

初めまして、自己紹介のたびにラーメン=ラーメン=ラーメンとタイプするの面倒くさいなと思っている、ラーメン=ラーメン=ラーメンです。

 ぶんぶん(https://twitter.com/adoring_onion)氏主催(?)のアドカレ(https://adventar.org/calendars/4681)22番手を務める記事です。
なんだか48手みたいでエロスを感じる。

 名前からお察しの通り、私、ラーメンが大好きです。こんな名前なのにうどんやそばが好きでラーメン嫌いだったらそれはそれで面白いですが、そんな事はなくラーメンが大好きです。ちなみにそばよりうどん派です。そんな私が、今や海外でも人気のグルメ、ラーメンについてちょっと語ります。

 まずザックリ日本におけるラーメンの歴史を書くと、明治中期の南京街(中華街)で提供されていた中国風そばである南京そばに始まり、戦前親しまれていた浅草来々軒での店舗販売と、戦後のチャルメラ鳴らしで有名な移動式屋台で販売され、即席麺による認知拡大、新たなラーメンを主力とする店舗の出現により多様化、という流れがあります。

 明治中期頃に南京そばとして提供されていた物は、トッピングの無い汁麺でした。南京そばとは異なり、醤油だれを使用しメンマなどをトッピングした、支那そばと呼ばれる物を雲呑やシュウマイ餃子などと一緒に提供を始めたのが来々軒です。来々軒の店舗販売により、一気に支那そばが認知される様になりました。安価で食べ応えもあり、素材の味をできるだけ少ない調理方法によって磨き上げ提供する繊細な日本料理には無い、スパイスや油脂などを使用したパンチの効いた見た事のない異国料理というイメージが大きく働いたと考えられます。

 そして屋台で提供されるようになると、丼には中華的な意匠が施され、トッピングもメンマに加えてチャーシュー、海苔、なるとにホウレンソウと増えていきます。
 中国的なデザインにより日本料理とは異なるというイメージを強調するも、日本料理に見られる具材を使用する事で、中華料理でありながら日本料理のテイストを多く含む全く新しい日本料理としてラーメンが確立されたと考えています。戦後物資が豊富で無い中、栄養もあり安価で口にすることができたラーメンは、人々により身近な食べ物になったでしょう。

 後に登場する即席麺により、美味しいラーメンを手軽に家庭で楽しめるようになると、ラーメンは人々の心を掴んで離さないものになります。
 ちなみに私の心はラーメンに握りつぶされそうです。

 ラーメンの歴史的な話はそんな感じです。ここからは私がラーメンについて思っていることを書いていこうと思います。

 高いレベルでバランスが保たれている点が素晴らしい。ラーメンは一丼の中で織りなされる、麺、スープ、トッピングで構成されるコース料理にも似た品だ。コース料理というのは、風味を一品で完結させず、次の料理へと繋いで行き最後の品で初めて一つの皿として完成する。ラーメンはこれを一つの丼の中で表現している。

 見た目も素晴らしい。丼のインパクトと美しさ、スープに潜りトッピングで飾られた麺は、さながら岩に腰掛ける綺麗な鱗を持った人魚の様。ラーメンは、どの料理でも重要な、サーブされたときの温感と盛り付けの美しさを満足している。見ただけで期待が膨らむ点が素晴らしい。素晴らしい。それらの実現には、素材と器の選定から調理一つ一つに丁寧な仕事が要求される。

 麺、スープ、トッピングのバランスを高いレベルで保つことは難しい。店の顔といってもいいスープに合う麺やトッピングを探すのは至難の業だ。麺は使用する小麦粉と加水率(小麦粉100に対する水の比率、30~35%が一般的)によって舌触りが全く違う物になる。面白い。スープとの相性は小麦粉の選定で決まるといっても良い(はず)。ここで麺とスープのバランスをとれたからと言って、トッピングは何でもいいということはない。スープの旨味を引き立て、麺の舌触りをより鮮烈にするトッピングを選ぶ必要がある。

 ラーメンは確かな技術と作り手の飽くなき探求心によって成り立っている、そう私は感じる。 
 ちなみに、私はほうれん草増し増しが好きだ。家系ラブなので。あと二郎系は…魔王軍配下の武装したトロルとオーガの軍勢だと思っている。いや、竜王かも。毎回、絶望しそうになりながらも、2本の聖剣片手に孤軍奮闘している。

以上!!

 乱文に最後までお付き合いいただきありがとうございました。文章書くのは難しいですね。それと、今回は触れていませんが、食について考える際は社会的背景を無視できないと思います。気が向いたらその辺もまとめたいと思います。すみませんが今回はカットオオオオオ!!

最後にトップ画像のラーメンを紹介して締めとします。

浅草名代らーめん 与ろゐ屋(https://ramendb.supleks.jp/s/26.html
梅しおらーめん。
 あっさりとしたスープに歯切れのよい麺。ほろほろチャーシューも良い。スープには梅感ないのだけれど、梅を齧った後口にするスープで、ああこれがこの店の梅しおかと解る。爽やかさ、素晴らしい。

画像1

拙文失礼致しました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?