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【落語坐こみち堂Ⅺ】

落語であなたの人生をナビゲート!おとうふメンタル〇ら落語コンシェルジュ®相山・美奈:子:です。

蕁麻疹が午後になって治まったので、行ってきました!

落語坐こみち堂Ⅺ@国立演芸場

★柳家り助   鈴ヶ森

表情がほとんど変わらず笑わない。しかしなんとなくおもしろい。本人の資質か計算?21日から二つ目昇進。り助改め柳家小船さん。おめでとうございます。

★柳亭こみち  そばの清子

こみち師匠が登場するだけで高座がぱっと明るくなった。「そば清」の女版と言えばわかりやすいが、もっと奥深い。サゲも2つあってさすがだなと感じる。賭けで生きている女性の強さが際立つ。

★柳亭こみち  七段目

お芝居好きでないとできない噺。陽気で賑やかで好きな噺。

★マジックジェミー

生活を全く感じさせない人。いつ見ても不思議。

★柳亭こみち  女版不動坊

落語は男性が演じてきた歴史があるので、当然男性向きというか、男性にとって都合がよかったり、男の夢や理想が先に立つ噺が多い。だから女性が演じるのが違和感がある。そこを女の立場ならどうするか?をこみち師匠はやってくれた。

今まで落語の結婚話は大家(男性)が持ってきた。大家のおかみさんがあの人にはあの人が…と進めても動くのは男性だ。そこを女性に変える。輿入れをおもしろく思わないのも女達だ。輿入れをぶっ壊そうと落語の前座を呼んでくるが、なぜがそいつが三味線引きの妹弟子を連れてくる。これが性格がよろしくない。輿入れするお滝もあんまり性格がよくない。世話焼きおばさんもよろしくない。しかし、己の意見を持っていて、行動に移すパワフルな女たち。

このドタバタ劇が女独自の感情と混ぜ合って実に騒々しくて楽しい。そうして男の方が女々しくて、押されっぱなし。パンフレットに「笑顔見たさのあの手やこの手」とあったがまさにそう。十分堪能させてもらいました。

次回は来年4月16日。今からスケジュール空けておいてね!

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