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冬支度をする

ほぼ10月になろうとしているが、いやまだ9月。それなのに最近冬支度に走り回り、釣りに行けない日が続いているのである。

きっかけは85才のグランマが、9月初めの予想気温29度の快晴の朝に寒いと、薄手のセーターと厚手のレインコートみたいなのを家内で着込んでいた事から始まった。

朝起きたらコートの前ボタンを全部とめて、きちんとマスクをし茶の間にグランマが鎮座していた。
こっちはTシャツで窓全開にして、冷たい麦茶を片手に茶の間に行ったものだから、異様ないでたちのグランマにたまげてしまったのだったが、何か?と言わんばかりの涼しい顔で鎮座しているのである。

お婆ちゃんだけど完全に不審者。
おまわりさんこっちですと、110番したくなる位怪しかったのである。

朝方は涼しくなったとは言え熱中症になると困る。皆で説得しコートは脱いでもらったが、とにかく寒がりなので先が思いやられるのである。
彼女の服は重くて古いものが多いので、これをきっかけに秋冬の長袖物を探しにいくことにした。

とはいえまだ夏物セールしかやっておらず⤵️
一旦あきらめたがその後毎週毎週しまむらに通うハメに。
そんな中ネットを見ていたら、ワークマンに着るコタツシリーズなるものがある事を知り、早速行ってみた。

入り口目の前の真ん中エリアに、そのパンツやダウンベストが並んでいる。
別売りのバッテリーをポケット内のコードにつなげば、たしかに着るコタツに早変わりする優れものなのである。

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ここで、暮れの帰省時に寒さで辛かった記憶が急に蘇り、自分用に欲しくなってしまった。
しかし半袖Tシャツの上から試着して、まだ暑いし沢山あるからまた来ればいいやとハンガーに戻したところ、店員さんからこれはサイズあるうちに買わないとすぐ売り切れてしまいますよ〜と笑顔で言われてしまう。

かつての年末帰省時、寒さと来客用布団に寝ていたら腰が痛くなり、東京に戻った途端ぎっくり腰になった辛い記憶が蘇ってきた。
新潟は底冷えするのだった。舐めてはあかん。

もう、今冬は歩くコタツ人間に変身することに決めた。店員さんありがとう。
完全なカモネギになってしまったが、きっと快適な冬になるに違いない。

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ワークマンを後にして次は洗車に行った。
そしてタイヤの空気圧を見てもらった時、店員さんが言うのである。
この溝具合だとこの冬は厳しいですね〜と言うのである。10月末までなら工賃無料で新品スタッドレスがこの値段ですよ〜と更にたたみかけてくるのである。

コタツベストを背負ったカモネギがやってきたと見抜かれてしまったのだろうか。
まだ9月なのにタイヤまで冬支度しないといけないとは。
お値段がお値段なだけに家族会議してからにします〜ととりあえず帰宅した。

そうしたら窓の冷気対策用に頼んだカーテンが到着していた。なんだかんだ言って積極的に冬支度に取り掛かっているのだった。

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早く支度を終えて釣りに行きたい、つくづくそう思うこの頃なのであった。


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