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スマホは消費するための端末で、パソコンは生産するための端末だなとしみじみ感じた件。

少し前に、Twitterでフォローしているちきりんさんのこんなつぶやきを見つけた。

このツイートを読んで「そうかもね」とは思ったものの、そのまましばらく忘れていた。

仕事と家事と育児で精一杯な毎日の中で、PCを開く心の余裕が今の私にはないということもあり、ちょっと目を背けたい事実だったのかもしれない。

一応ブログはやっているけど(https://www.rakkomom.com/)、そんな頻度高くは更新できていなくて、平日に触れているのはほぼスマホのみで、見ているのもTwitterとnoteくらい。

けど、今日の午後、夫が子どもを連れだしてくれたおかげでひとり時間を手に入れることができたので、久々にPCを広げてみたら、スマホとPCの生産性の差に愕然としたのだ。

きっかけは、最近読んだ本(黒川伊保子さん著の『人間のトリセツ』)のまとめをしようと思って、覚えておきたいと思った内容をノートに書き写していたときのこと。

本の中で触れられていた、「イタリアの車とドイツの車の違い」について実際に見てみようと思って、PCを起動して、検索窓にキーワードを打ち込んだときに、「なんだ、この使いやすさは」とビビった。

ふだん検索のほとんどをスマホでやっている身からすると、使いやすさが違いすぎると感じた。

このとき感じた使いやすさの差は、たぶん単純に、文字を打つスピードの違いだと思う。ほんの数秒の差なはずだけど、その数秒から感じる無意識のストレスがすごく大きいもののような気がしてきた。

PCで検索をしてみて次に思ったのが「次から次へと検索したいことがあふれてきて止まらない」ということ。

最初は「イタリアの車とドイツの車の違い」について調べていたはずが、いつのまにか興味の対象が自動車メーカーのエンブレムに移っていて、ミニクーパーのエンブレムの羽っぽいのは何をモチーフにしているんだろうかとか、BMWのロゴはバイエルン地方の旗から来ているらしいけどバイエルンって日本から行ったら何時間かかるんだろうみたいな感じで、どんどん興味の対象が変わっていって、広がっていって、なんと私は今ドイツ旅行をしたい気分になっている。

スマホだったらこうはならなかったと思う。「イタリアの車とドイツの車の違い」で検索をかけてヒットした一番最初のページを見て、「ふーん」と思って終わって、気が付いたらTwitterを開いていたりしたと思う。

この差はいったい何なんだろう。操作性の違いなだけなのだろうか?

スマホを眺めていてもつまらないことばかりで何も世界が変わらない気がしてくるのに、PCを開けば世界は楽しいことに満ちているような気がしてくる。なんだか今までものすごくもったいない時間の使い方をしてきた後悔が今押し寄せてきている。

スマホはやはりどこか受動的な使い方で、PCは能動的な感じの使い方なんだよな。この差がどこからくるのかが今うまく言葉にできないんだけど。でも圧倒的な差がある。

いままで私は、子どもの前でPCを開くことを避けてきた。これまでPCを開くときは仕事をするときだけだったので、子どものいる前でPCを開くことが後ろめたいことのような気がしてきてしまったのだ。

でもこれからは、これまではスマホで調べていたことを、積極的にPCで調べていこうと思った。スマホの世界では検索して終わりだった世界のその先が、PCを開くだけで勝手に見えてくるような気がしたし、子どもはこれからPCを使って生きていくことになるのだから。

というわけで、起動の早いPCを買いたいなと思っている今日この頃。(えっ)



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