こっそり覗いた彼のInstagram

世界中を旅しながら、ヴィンテージの洋服や靴を集めている。
並べられている商品には彼のセンスが滲み出ていたし、何より拘りを押し付けない彼の話し方にすでに惹かれていた。

夕暮れのフィンランドの街並み。晴れ晴れとした早朝のリトアニア。アテネのバス停で待つ人々。何処かの街角のネオン看板。

彼の写真はすべて、私もその場にいたら同じ切り取り方をするだろうと感じるものばかり。
こんな感覚は、初めて。
同じものを見ても見え方は人それぞれだと言うけれど、彼が見ているこの世の中を私も同じように見ているのかもしれないと思うと興奮が止まらなくなった。
いま見ている空も同じように。

いつか、きっといつか
彼の旅する記録の中に私も存在していたい。

#旅する日本語
#碧空
#始まりの予感

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