Perfidia
phyllis dillonの「perfidia」を大学の頃にほんのり通っていた音楽サークルで一度演奏したことがある。
演奏といっても、私はボーカルで、歌っていただけだけど。
この曲は、「浮気したわね、悲しい、けどそうね、そんなあなたのこと愛してないわ、さようなら」といった具合の別れの曲で、最後グッバイ、グッバイと、グッバイを連呼しておわる。
練習の時に、「じゃあ、グッバイ何回でシメで!」と、グッバイの回数がキメになっていたのに、途中の間奏の時点で何回だったか忘れていた。まあでも、ラストのサビが終わる頃には、きっとあってるだろうと、グッバイしていたら、隣でサックスを吹いてる女の子が手を振った。
あ!間違えた!
そう思って咄嗟にやめると、その子がさらに手を振る。え?と思い思わず口パクで、私間違えた?と聴くと、大きく首を振る。もう困惑と羞恥心であたふたしてると、彼女が「グッバイって思って手振っただけだよ〜」と耳打ちした。
恥ずかしい!
彼女の表現力についていけなかった自分が恥ずかしいし、咄嗟に自分が間違えてると判断しちゃうネガティヴさにも、腹がたつ!
本当にどうでもいいことなんだけど、久々に、perfidia聴いたらそんなことを思い出した。
その子が終わった後に「いい感じだったのに止めちゃってごめんね〜」と笑う姿がなんだか可愛くて多分ずっと忘れられない思い出なのです。
にしても、久々にきくフィリスディロンすごく良いな。パーフェディアも、やっぱ別れの曲だけど、裏打ちが、カラッとした雰囲気を醸し出して、すごい強い女性の別れって感じで素敵。
また歌いたいな。
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