レンジャーズストライクファンが見るデンジマン 20話
第20話「ゴリラ少年大暴れ」
Aパート
冒頭、ベーダー城から始まります。どうやら、なかなか卵が孵化しないようで、へドリアン女王がイライラしています。どうやら、強い個体なので生まれるまでに時間がかかる様子。しょうがないので、ふて寝します。
場面は変わって土手で寝ころびながらバナナを食べている太っちょな少年、茂。アスレチッククラブの子供たちが誘いをかけますが、見た目通りに運動が嫌いなのか、バカバカしいと一蹴します。
「運動なんて面白くない、お断り」
太々しい言い草に友達もあきれ果てて放っていきます。タイトルコール。
場面は変わって食べ歩きをしながら歩いている茂は、謎の光っている花を見つけます。甘くて香しい匂いがするそうですが、その周りでは死んでいるのかピクリとも動かない蝶が数匹います。こわいよ。しかし、甘い香りに堪えきれずに蜜を舐めると極上の甘みのようです。気に入ったのか、ずっとなめ続けます。
そして、ベーダー側でもついに卵が孵化。ハチドクラーが現れますが、誕生してからすでに疲労困憊。どうやら、好物のエネルギーが足りないようで、本調子ではないようです。ヘドラー将軍の話を聞くにどうも先ほど茂が見つけた花のようですが……? すぐにミラーケラーに蜜をとってくるように命じます。
地上では茂が蜜を集めて舐めていると、不思議な力が湧いてきます。素手で木をなぎ倒すというありえない怪力を見せます。アスレチッククラブでは赤城たちが今日も練習に汗を流しています。ベーダー側が静寂を保っているのを不気味がります。
茂君はアスレチッククラブの子供たちの前に現れると、先ほどの怪力を使ってバカにされたことの仕返しを行います。偶然通りがかったチーコが止めようとするも、あっさりと投げ飛ばされてしまいます。
蜜を集めに来たミラーケラーは既に花が枯れていることに驚きます。すでに蜜が取られたことに気づき、犯人を捜します。
チーコは先ほどのことをデンジマンに伝えに来ます。怠け者だった少年が急に運動神経がよくなったことに疑問を感じたデンジマンは捜査を始めることに。茂君は怪力を使ってアメフトの大人たちを蹂躙。それを見たケラーは蜜を盗んだのが茂君だと感づきすぐに報告。将軍から捕獲命令が出ます。せめてもと枯れた花をしゃぶってるハチドクラーが妙に可愛いな。
「今までみんなバカにしやがって、そのお返しをしてやるからな!」
暴れまわる茂君に緑川とあきらが接触しますが、緑川は茂みに投げ込まれ、チーコのミニパトは川に落とされます。力を得たことで、悪い方向に増長しちゃってる。接触するベーダー、最初こそ茂君の怪力に翻弄されるも、数の前にはかなわず、捕獲されて脅されたことで蜜の場所を吐きます。そのまま始末されるかと思いきや、緑川とあきらが通りかがったことで救出します。その間に、ベーダーは蜜を発見します。茂君は蜜の毒素が回ったのか、体中が発熱し、苦しみだします。急いで病院に運んだところで、Bパートに続く。
Bパート
病院で検査したところ、病原がわからずにお手上げのようです。デンジマンも急いでデンジランドで調べます。
「すごい毒だ、毒ガスの成分に似ている」
黄山が調べる、高酸素状態で症状が回復するとのことですぐに処置します。一方で、ハチドクラーは蜜を得たことで本領発揮、無敵のベーダー怪物と将軍も太鼓判を押します。ヘドリアン女王も大満足です。早速、街中に出て暴れまわります。トラックを片手で受け止め、素手でミラーをたたき割り、パトカーを持ち上げて投げつけ、とどめとばかりにトラックをぶつけられます。これでチーコが無事なのがすごい。デンジマンも急行します。
ハチドクラーも戦闘員を呼んで戦闘です。戦闘員程度なら蹴散らすも、ハチドクラーの怪力や蜂を使った攻撃で苦しめますが、わりとあっさりデンジブーメランでとどめを刺されます。無敵のベーダー怪人とは……?
巨大化したのでデンジマンもすぐにダイデンジンで応戦。毒ガス攻撃で動きが止まったところを怪力で殴りかかります。しかし、パワー源が頭部のタンクだと見抜かれて、デンジボールで破壊されたところを、満月斬りで倒されます。うーん、あんまるり強かった印象、ないな……。
怪人を倒すと茂君も体調を戻しますが、緑川が見舞いに持ってきた赤い花に蜜のことを思い出して恐怖します。どうやら、このままじゃダメだと思ったのか、アスレチッククラブに参加するようになった茂君。まだ拙いですが、赤城のもとで頑張ってほしいですね……。そんな茂君をみんなで見守りながら、次回に続く。
次回予告
ベーダーに協力する死神党……?! 青海の出番らしいので期待。
感想
無敵のベーダー怪人!と銘打たれた割にはあんまり強そうな描写なく終わってしまったハチドクラーは泣いていい。どちらかというと茂君のほうに尺が割かれていた印象。
茂少年の何とも言えない太々しさと憎めなさの何とも言えない塩梅が面白い回でした。
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