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レンストファンが見るデンジマン 10話

第10話「魔法料理大好き!?」

Aパート

 始まりは毎度おなじみベーダー一族。何やら煮詰めているようですが……? そこへヘドラー将軍がハンドルを回すと巨大なハンバーガーが出てきます。
「これがハンバラーの卵か?」
 これ卵なのかよ。

「ハンバラーは原始性が強く、一度油で揚げて孵化しやすくしてやる必要性があるのです」
 原始性と油の関係性あるんか。
考えたら負けなのか。とりあえずハンバーガーにしか見えない卵を油で揚げます。するとハンバーガー状だったものが、ちゃんと卵の形に変化します。そしていつもの装置で孵化させます。
「まぁ、美味しそう」

 これにはへドリアン女王もにっこり。タイトルコール。
 10円ハンバーガーと安さを売りに叩き売りします。値段に釣られて奥さん方がどんどん買っていきます。アスレチッククラブの子供たちも値段に釣られて買ってしまいます。
「ハンバラーは魔術師である。彼が発する臭いをかぎ、音を聞くと人々はヘドロハンバーガーを美味しいと思うようになるのだ」

 魔術で誤魔化しているだけで、味そのものは実際は悪い、というか毒物みたいですね。ハンバーガーを食べた子供たちは視界が褪せていきます。どうやら、色彩能力を奪っていくようです。ハンバーガーから連想できる能力じゃない。
「どうした、元気がないぞ!」

 アスレチッククラブにやってきた子供たちですが、元気がなく、赤城が激を飛ばしますがあまり効果はあまりないようです。空腹を訴える子供たちに、黄山が特製のカレーをご馳走します。このカレーって無料なんだろうか。しかし、子供たちはまったく手を付けようとしません。
「こんなの食べたくないよ!」

 むしろ、カレーを拒否する始末。流石にこれは黄山が可哀想。帰ってきた青梅が手を付けようとするも、子供の分だと取り上げられます。青梅かわいい。それどころか、花を嫌い、カレーやジュースを飲んでも不味い、と一蹴。
「俺ハンバーガーが欲しいんだ!」

 しかし、源一は差し出されたハンバーガーをやはりまずいというと地面にたたきつけます。これは黄山はキレていい。あまりの言動に赤城、黄山も声を荒げます。10円のハンバーガーのことを話します。明らかに言動がおかしい子供たちを怪しんだデンジマンは、とりあえず青梅が後をつけてみます。
 あとをつけてみると、駅前で10円ハンバーガーを売っているのを見つけます。
「なるほど、物価高に挑戦か」

 試しに青梅も購入。なんの疑問も抱かずに子供たちと食べてしまいます。流石に不用心すぎないか青梅。しかし、食べてすぐに異変が。目がやられてしまいます。
 連絡が途絶えてしまった青梅を心配してデンジマンが探しに来ますが、そこは無気力になったままハンバーガーを食べている不気味な姿の青梅が。あきらの香水のにおいを嫌がります。明らかに変です。
「様子が変だ、目がすわっちまってる」

 赤城はすぐにベーダーの仕業だと感じで変身して10円ハンバーガーを打ってる車両を捜索、中を透視することでベーダー怪人を見つけ出します。ハングラーもデンジマン側に気付き、戦闘です。腑抜けになったブルーだけお留守番。こんな役ばっかりだな青梅。追い詰めようとするも、爆弾の隙を狙って逃げられます。
「さぁ、お前の好きなスパゲッティだ」

 戦闘終了後、試しに青梅に好物を与えますが、彼には針金に見えているようで、手を付けません。同じように子供たちも食事を受け付けなくなり、綺麗な花を千切ったり、ヘドロのお湯につかるなど異常行動を見せます。
「ハンバーガーを寄こせ……」

 青梅もかなり重症で、ゾンビのような声を出して黄山に迫ります。ないとわかると暴れだす始末。デンジランドに連れていき沈静化しますが、一種の中毒症状とのこと。麻薬のような中毒性のある食べ物を売りさばくって中々にヤバい作戦だな今回。もはや一種のテロです。子供たちを守らればなりません。
 CM。

Bパート

 ハンバーガーキャンペーンの順調な進みにヘドリアン女王も御機嫌です。今度は給食として提供するようです。ヘドロバーガーで人間を原始生物レベルにまで下げることが目的の様子。
 緑川が張り込み、10円バーガーの販売車両を見つけると、追跡を開始。しかし、ベーダー一族もこれを見事にかわします。
「遅いわね、今日の給食」

 ベーダーは学校をジャックするとヘドロバーガーを提供しようとします。
 ベーダーを追う緑川はダストラーの襲撃を受けます。すぐに変身すると救援を呼びます。しかし、デンジランドでは禁断症状が出た青梅が暴れまわってます。
「デンジシャワーをするんだ」

 アイシーの助言によりにデンジシャワーで解毒。すっかりと元気に戻ります。もっと早くいってあげてアイシー。そんな間にも学校ではすでにヘドロバーガーが生徒に配られてしまっています。
「さぁ、これを食べて元気な子になろう!」

 朗らかにしゃべるヘドラー将軍面白いな。しかし、慌ててデンジマンの襲来を伝えに来てしまったために、先生も生徒も警戒。すぐに正体を明かすと生徒たちを脅しつけます。
「一分以内にそのハンバーガーを食え、食わない奴はこの怪物に食われてしまうぞ!」

 無理やりにでもハンバーガーを食べさせようとしますが、寸前でデンジマンが到着。戦闘です。ヘドラー将軍たちはさっさと撤退しますが。ハングラーは残って奮闘。
 OPもかかって今回決戦が始まります。場所を移して海岸での戦いです。海にたたきつけたり、飛び込んだりと、海を生かした戦闘がいいですね。今回はデンジスティックでひるんだ隙にデンジブーメランでとどめ。巨大化したのでデンジマンもタイガーを呼んでダイデンジンに乗り込みます。
 今回は素手の殴り合いからのデンジボール。しかし、相手もパンのせい中々ダメージが通りません。再び肉弾戦でダメージを与えてから満月斬りでとどめ。
 汚染された子供たちもデンジシャワーで解毒。最後は元気よくカレーを頬張る子供たちとそれを見守るデンジマン。
「黄山、ハンバーガーをくれ!」
 懲りないな青梅。おかわりをする子供立ちの笑顔で締め。

次回予告

 魂を奪うタイヤ……? 発想がすごいな。

感想

スタッフは青梅になら何してもいいと思ってない? とにかく酷い目にあいやすいな青梅は。それは彼の短絡さが生み出してもいるので自業自得というべきか、なんというか。でも、チームメンバーでは数少ないギャグ強めの彼のおかげで話が明るくなるので、大事なポジションではありますが。ある意味では一番キャラが立ってるまであるな。

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