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それ。本当にお客さんの意見ですか?

今までを振り返る。

『そこのBBA、若いハンサムを押し倒せ!』
『何かお困りごとでは?』お客さんの(実はあなたの)問題を探す。
『どうやって解決するんですか?』問題の解決案を考える。
『本当にできるの?アンタなんかに。』あなたが解決できる証拠を見せる。
『ジークジオン』商品の紹介。
『オラオラオラー』商品の良さのアピール。
『で、それおいくら?』ここで値段を示す。
『二人目は半額でどうぞ』特典を言う。
『金返せ!』返金保証。
『どうすりゃ、ええんや』購入申し込みと支払い。

※誤解の無いように。この順序はあなたがセールスレターを作りやすく並んでいる。見込み客が見る順番はこうではない。また、どの場合でもそうだが完璧主義は不利だ。いったん、60点ぐらいのもので実践してみて、改良を繰り返すのが宜しかろう。

お笑い芸人が先輩の漫才を分析するように、あなたも世のセールスの流れやパーツを分析するのだ。手間をかける価値があるはずだ。

今日は、『お客さまの声』だ。


林真理子先生

 私には、林真理子先生の文体が理想だ。

短くて・優しくて・トゲがなく・吟味されている。

特に短い事が素晴らしい。何度も読み直さねばならないのはつらい。

極上の砂糖で作られた、キラキラの綿菓子のような印象がある。

口の中で瞬間的に溶け、優しく身体に染み込んで行く。読んでいる私が大切にされている感さえある。こんな文章を読める私は、特別な存在に違いない。

 それでも納期を守るためには、自分が納得のいく出来ではないときもある。

そんな時は、『次、頑張ろう。もっと良いものを書こう。』と誓われるそうだ。

一緒に働く人たちを慮ってのことだろう。

作家が遅れると、それからの人たちは辛いのだ。

林先生にとっては文章は商品なので、職人としての基本は守りたいとのこと。あまり書き直しもしないと言われるが、そうかな?

だがそれは、ハイレベルな方にだけ許されることであって。

林先生には文章がそのまま商品なので、その文章を読んだ人を楽しませ・喜ばせ・幸せにしなければ次は無い。

『ああ、林先生の本は楽しい嬉しい気持ち良い。また、他の作品も読もう。』となってもらわねば困るのだ。先生が困らずとも出版社さんは困る。


セールスレターは『買う』という行動を促すもの。

 人に何かを感じさせ、行動してもらうことはハッピーハックでは得意な分野だ。
ならば12通りのセールスレターを作った方が良いの?

実はそうだ。もし、あなたがその恋を成就させたいなら・お子さんにやる気を出して欲しいなら・その商談を成功させたいなら・謝りたいなら。相手のコードに徹底的に愚直に合わせた策を採らねばならない。

知り合いの紹介を受けた方が嬉しい人も居れば、嫌な人もいる。積極的なアプローチを好む人もいれば、放っておいて欲しい人も居る。

ただ、相手に合わせるのがハッピーハックなのだが
あなたの見込み客のコア=コードがわからない状況の方が遥に多い。だったらどうしよう?

12コードの要素は、知情意および表裏だ。

だから、その要素を全て盛り込むしかない。

だから、同じ内容を別の表現で書く必要がある。

ハッピーハックに詳しくない人は、メインファクターが自分と違う人にも読んでもらって意見を求めれば良い。あなたが意の表なら、知の裏・情のファクターを持つ人に聞いてみるのだ。これについては、私自身の経験でその効果は確信している。また、機会があればお客さんに『どの言葉が刺さりましたか?』と聞いてはどうか。


やさしい言葉で書く
外来語は避ける
目に見えるように表現する
短く書く
余韻を残す
大切なことは繰り返す
頭でなく、心に訴える
説得しようとしない(理詰めではなさない)
自己満足しない
一人のために書く

松浦弥太郎「自分で考えて生きよう」中央公論新社 (2017)

相手にわからせようとするなら、思い切って子供にもわかるようにって言われる。
それは大事なことだ。実は、皆子供だから。

セールスレターは、面白い方が良いのか?

いや、セールスレターの目的は売ることにある。

そのためにだけ、洗練させるのだ。

お客さまの声

 以前は、そうでもないが現在では必須項目だ。

親切・親身・真面目・迅速・すぐに・臨機応変・返事が早い・頼れる・定期的に来てくれる・フットワークが良い・ニーズに合った・ごまかしが無い・責任感がある・アフターフォローがしっかりしている・お客の立場に立ってくれる・素早い・買ってよかった・悩みが消えた・有名人も買ったなど。

一番最初は、それを集める事ができないので嘘をつく必要がある。あなたがお客さんに成り代わるのだ。ただ、新商品なのに『母の代から使っています。』は恥ずかしい。

 お客さんの反応を受ける用意はしておくことだ。広告に使えるし、非常に参考になる。こちらから質問するのも良い。

1 どうやって知ったか?
2 どんな悩みがあったか?
3 当商品を選んだわけ。
4 要望。改善要求など。
5 同じ悩みを持った人にコメントするなら?
6 また商品を買いたいか?
7 どんな商品が欲しいか?

  あたりを聞けるとよい。そのためにも、何らかのサービスをすべきだ。

敢えてクレームとそれへの回答をつけるのもアリ。

恐るべきことに、ググれば『お客さまの声のサンプルやコピペ』が出てくる。

嘘つけということか・・・マーケティングほど

『やったもん勝ち』の世界はないなあ。

『やったもん勝ち』私の苦手な言葉です。


お客さまの近くにいろ

 保険屋さんに思う事がある。

保険を売りたい時だけガンガンくる。売ったら放置。

その間に他社の保険屋さんに掘り返される。

当たり前じゃないの?

 だから、定期的に電話連絡や挨拶ぐらいすれば良いのに?

そういうのは、保険屋さん以外には工務店さんなども。

『売ったら、もう客じゃない』とでも思っているのか?

知る・信頼する・買う・・・そこまで済んでるんだよ。だったら

見込み客より既存客の方を大事にしろよ。





最後まで、お読みくださりありがとうございました。

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