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私のお年玉は【純金】です。大人になって気がつく【純金おじさんの贈り物】。

お正月
親族が集まるいつもの光景

子供達が
そわそわと
あるものを待ちわびている

そう
お正月と言えば

お年玉だ。

そんな
親戚の子供のひとり
せいや(9歳男の子)


この
純金のお年玉を渡す

サイズは大、中、小の3種類
お年玉に純金を渡す体験

ありがとう
おじさん!


せいや

そして
受け取った
お年玉に目をやる


これ
お金じゃないじゃん


まるで
こんな幼稚なおもちゃで喜ぶかよ
というような
冷ややかな目つきで
こちらを見る

そんな
せいやに

おじさんは

これは
お金の中でも
とても価値のある

純金だよ

大切に取っておくんだよ

とおじさん

しばらく
その純金を見つめるせいや

そして
まあいいや


次の獲物(おじさん)に
ターゲットを移動

そんなお正月の光景。

令和七年は巳年

翌年も
翌々年も

おじさんは
せいやを始め
親戚の子供たちに
純金のお年玉を渡す

いつしか
おじさんは

親戚の子供達の中で

純金おじさんと
言われ始め

すぐに
おもちゃが買える
現金が良いのに
難解なものを渡してくる

ちょっと
変なおじさんという
格付けになる。

翌年も
翌々年も

純金のお年玉を渡す
おじさん。

時が経ち
せいやたち
親族の子供達も大人になり
成人へと成長する。

あれから
10数年

純金おじさんが
渡した
純金のお年玉は

大人になった
せいやの
最高の宝物になった。

せいやが
純金の価値に気が付いた時

最初にもらった純金のお年玉は
既に
10倍の価格を付け

もらった数枚の純金のお年玉は
現金の何倍もの価値となっていたからだ。

せいやが心から言った
純金おじさんありがとう。

そしておじさんが聞く
せいやは
その純金を売りに行くのかい?

すると
せいやは

いや
これは大切に貯めるよ

いざという時があるかもしれないし
なにより
金を持っている満足感みたいなものが
気に入ってるからね

そして続けて

僕がお年玉をあげる時になったら

僕も純金のお年玉をあげるんだ。


とびきりの純金スマイルで
応えるのであった。

あなたも純金のおじさんになりませんか?

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