ジャパンカップ
みなさんにとって記憶に残るジャパンカップはいつのジャパンカップだろうか。私はアーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトの三冠馬3頭が集結した第40回ジャパンカップだ。
近年はコントレイルやイクイノックスが「引退レース」として選択し、圧倒的な強さを見せつけてターフを去る姿が印象的だったこのレース。今年はまた違った形で注目されている。
「最強外国馬の参戦」
今年のG1は安田記念は香港のロマンチックウォリアーが制し、マイルCSで5着に健闘したチャリンも戦前はだいぶ注目されていた。
ジャパンカップは本来、世界中から強い馬が集まるレースだったが近年は「最強の日本馬を世界へPRする」レース化していた印象があった。そんな中、今年はオーギュストロダンという馬が参戦してきた。そしてオーギュストロダンはみなさんご存じの「ディープインパクト産駒」。迎え打つ、武豊騎手はドウデュース。ハーツクライ産駒。かつての武豊騎手のパートナーだったディープインパクトの子供を、かつて土をつけられたハーツクライの子供で迎えうつ。これほどまでにすごいドラマがあるのか。と思った。
ドウデュースは昨年の有馬記念でがんばれ馬券を握りしめて4コーナーからまくってきた時に今までにないくらい叫んだ。1着になった時はもう感極まって号泣した。なのに前走の天皇賞秋は買わなかった。自分を責めたい。
今回はもちろんドウデュースを応援する。「日本総大将」と呼ばれスペシャルウィークと武豊を彷彿するファンもいるという。しかし、ドウデュースはあくまでも「武豊とドウデュース」だ。それはこれまでの強さを見てきたファンなら分かるだろう。
無事是名馬。まずは日本馬、海外馬問わず全馬が無事にゴールをすることを願って、ドウデュースに勝ってもらいたい。そして松島オーナーの無事も願おう。