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徐々に観光地化されていく『旧廻船問屋街、岩瀬』について思うこと。

3月21日をもって全国的にまん防が解除される見込です。

岸田首相によれば日常生活への移行期間という位置づけだそうです。

コロナ禍からロシア・ウクライナ戦争、そして昨夜の宮城・福島沖地震。

世界は聖書で言及されている『ハルマゲドン』の様相ですね。

さて我が街、『旧廻船問屋街、岩瀬』ですが、この春の陽気に誘われてか、観光客が目立ってきました。

富山駅からライトレールという低床型の電車が岩瀬浜駅まで通じている。

富山に新幹線が停車するようになった。

富山駅前の再開発も完了間近。

岩瀬にミシュラン星を獲得する料理店が増えつつある。

これらの背景により、コロナ禍にも関わらず、日中の観光客がここ数年来増えつつあります。

観光地化されていく我がふるさと、岩瀬について、自分が思うことや決断したことを話します。

『観光地化されていく町に住むということ』

これはそこの住人しか分からない話です。

外から見れば、

古い街並みにお住まいでいいですよね。

有名料理店が多くてうらやましいです。

伝統と文化の誇れる町ですね。

観光客やさらには親しい友人からもこのような意見が聞こえてきます。

しかし、実態は。。。

・独居老人が増え、益々少子高齢化の波が押し寄せている。

・コロナで町内行事がほとんど消滅し、町内のコミニュケーションは全くない。

・独居老人宅を買いあさり、新規店舗を開店させたい地元権力者の画策。

・酔っ払い観光客が、夜中に大声で町内を徘徊する。

・観光客が捨てていくゴミや空き缶類が増えている。

・各店舗への宅配便トラックが頻繁に配送業務。しかも我が家の前に駐車す  るため、荷下ろし作業がドタバタとうるさい。

私はこの岩瀬の観光地化されていく町のど真ん中で生れ育ちました。

これからもこの町を愛し、住み続けるのか?

私と妻の出した答えは、『住み替え』です。

酔っ払い観光客のせいで、ゆっくり眠れない家に住み続けられますか?

当然生まれ育った家、町です。愛着は人一倍あります。

しかし、60歳を過ぎた夫婦が住み続ける家、町ではなくなりました。

しかも町の観光地化を画策する中心人物が、他の町内の人であり、我が町民の意見には馬耳東風。

町民の本音は、『ここはあんたの町か?いい加減にしろよ!』

というものです。

しかし、財力も乏しく、権力も持たない町民が何を言おうが、結局は負け犬の遠吠えなのです。

そんな負け犬の遠吠えばかり聞こえてくるようになった昨今、『住み替え』を決断したのです。

生まれ育った古き良き街並みを訪れる、他県や外国から来る観光客が喜んでくれることは嬉しいですが、観光地化された町に住み続けることは無理です。

私のように『住み替え』ができず、このままこの町に住み続けるしかできない町民は多いです。その理由は様々かとも思います。

家々の事情は全て把握しているわけでもありません。

しかし、私と妻はこのような結論に達して行動したという話でした。

人生100年時代、60歳を過ぎても生涯現役で過ごしたい。

自分の残りの人生は、自分の思うように生きたい。

そんなオヤジでありました。

そんじゃまたね!


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