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お母さん、私はね

今日、福祉事務所に行く予定だった。
喘息が辛くて、呼吸がずっと苦しい。メンタルの調子も良くない。

死ねばこんな面倒な事せずに済むって思ってしまう。私が死ねば、私が死ねば、私が死ねば。ああ、寝たい。睡眠に溺れたい。苦しい。許されたい。殺して殺して愛されたい。愛されたい。許されたい。

人は生きてきて自己肯定感やルーツを作っていくらしい。本で読んだ。人は愛されたい生き物である。家事を手伝いしたらお母さんが褒めてくれた=愛されている というふうになり、それが大人にまでなって続き、愛されたいが故に、完璧主義になってしまうという話だ。そしてそこで母と話して、「本当は無条件に愛されていた」ということを認知する事が、自分の生き方を変えるきっかけをつくる。らしいけど、それ、無い人はどうしたらいいんだろう。自己肯定も、愛されることも、なかった私は、どの本にも当てはまらなくて、段々悲しい自分が浮き彫りになる。

これから作っていくのは、どうしたらいいんだろう。頑張っても、手に入らない。頑張っても、ずっとぐしゃぐしゃにしてダメにしてきた。
とにかく、成功体験を増やさないとこのままでは死へ向かってしまう。だから今もがいている。がんばっている。

殺されたいというのは無くなった。
殺したいとも思わなくなった。

只、認めて欲しかっただけかもしれないなと、気づいた。


テストを頑張った時、勉強を先生に褒められた時、頑張ったことがいい結果に繋がった時。それらを、受け入れて欲しかった。良かったね、って、言ってくれるだけでよかった。それだけだった。


無条件で愛して欲しいなんて思わないよ。でも、何か言って欲しかった。否定だけじゃなくて、きちんと話し合いがしたかった。ちゃんと、俺を見て欲しかった。謝った時に何か言って欲しかった。

あなたの中に、いい娘として存在したかった。楽しかった時に笑って、それを思い出してくれるような、存在になりたかった。

お母さん。
あなたは今どうしていますか。
あなたは相変わらずひとりですか。
それとも家族と一緒にいますか。

長男は随分前に結婚して子供をもちましたね。その後上手くやれていますか。
父とは、別れたのでしょうか。

私が父から性的虐待をされている事を私がう打ち明け、知った時、本当に、貴方はショックを受けていたのを覚えています。同時にごめんと、いえなかった事を覚えています。「言ってくれたら良かったのに」が、あなたの中の精一杯の言葉だったでしょう。今はそれが少しは分かるのです。
実家に帰ったあと、父にその事を聞いたという旨のメールを受け取ったのを覚えています。私は返信はしませんでしたが。

私は我儘でしたか
私は冷徹でしたか
私は、あなたの望む子になれませんでした。

私は本当は男で、でも今は多様性を求めて無性を自認し名乗って、でも今でも思うんです。男になりたかったと。男に生まれたかったと。

男性恐怖症の男なんているでしょうか?
私は、結局どこまで行っても女でしかないです。傍目からみたら女なのですから。恋愛対象が女だったから、レズビアンの世界を知れて、そこに安心感を得たこともありました。

女の子や似たような人が好きなのだと思います。未だに恋愛経験も一度しかないので、これから先パートナーが出来るか分かりません。

お母さん

あなたは今 何を思って生きてますか?


最近、そんなことばかりを思います。

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